風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

秩父巡礼記外伝 3(Oct)-2

2014-10-29 | 埼玉
3-1からの続きです。

○ きつい秩父公園橋

この辺りで一番大きな吊り橋スタイルの秩父公園橋を渡りました。
ここを渡れて嬉しい!



と思いましたが、ずーっとゆるやかな上り坂が続いているため、息切れがして、うれしさを感じている余裕はなくなります。
途中で自転車を降りて押し始めまました。
橋の真ん中まで行ったら、下りになるかと思って、がんばってきたのに、真ん中過ぎてもずっと上りだったので、参りました。

○ 山というかくちびる



橋のたもとに、山のモニュメントがありました。
しばし眺めてから、「これ、唇じゃなくて山脈の尾根をあらわしているんだよね?」と言ったら、ショウが「なんでここで唇?」とすごく受けていました。

○ エクソシストの階段

お寺に続く急な石段を上から眺めます。
ショウが「うわ、『エクソシスト』の階段みたい」と言いました。



お寺でエクソシストの話題が出るなんて、なんて斬新!
ジョージタウン大学にあるというその階段を上った話を聞きながら、坂を下りて行きました。

秩父公園橋は、遠くからでもこんなに絵になります。



空には、優雅にハンググライダーが浮いていました。

○ ピザ食べ放題

今回は、昼が軽かったので、すっかりおなかがすいてしまった私たち。
「早めにここで夕食にしちゃおう」と、お店を探します。
ピザーラのお店を見つけ、「ピザーラ、食べたことがない」というショウ。
(そんな人、いるんだ~)と驚きますが、ずっとアメリカでピザを食べていた人ですからね。
シカゴで食べたスタッフドビザは、とてもおいしかったのですが、日本のシカゴピザは分厚くありません。
日本のピザはどれも薄いものばかりだと、二人で文句を言い合います。

ピザの話をし続けていたので、その流れでなんとなくグラッチェに入りました。
グラッチェに入るのは初めて。ショウももちろん初めてだそう。
ピザ食べ放題メニューが一番の定番のようなので、ハンバーグに加えてそれを頼みましたが、もちろんそんなに食べられません。
食べたのは2ピース程度でした。食べ放題の意味まったくなし…。



隣のテーブルには男子中学生5人が座りました。私たち同様、ピザ食べ放題を頼んでいます。
「四捨五入10歳くらいの子でも、ファミレス使うんだねえ。大人じゃーん」と話している間にもピザがやってきて、ぺろりとたいらげた彼ら。
その後も焼きたてピザがまわってくるたびに、断ることなくもらい続けていた彼ら。
おそらく12枚くらい、おかわりしていました。
育ちざかりって、すごい~!彼らのおなかはブラックホール!

○ 進撃の車掌と巨人

のんびり過ごし、帰りの電車待ちの時間に、閑散とした仲見世通りを歩きました。
『進撃の巨人』のパネルはもう中にしまわれており、そのため、パネルの背後にあったイラストがよく見えました。
みんな車掌の格好してるー!なかなか似合っています。
でも巨人は相変わらず巨人のまま―!



エレン・ミカサ・リヴァイ役の声優3人の色紙も飾られていました。
ファン垂涎ですね。秩父をあの世界観とリンクさせるなんて、いい目の付け所だと思います。
だって本当に、巨人がこの辺りの山影から登場しそうですもの。



○ お肉のリヴァイ

「リヴァイっていったらさ」とショウ。
「肉だよね」
予想外の言葉にびっくり。
「えっ、リーバイスを思い出さない?」
「いや、時々食べに行ってたステーキ屋で、肉の種類が<ロース・フィレ・リヴァイ>の3種あったんだよ」
そうなんですか!?

あとでそのことを思い出して、「リヴァイ 肉」で検索してみましたが、かの兵長のことしかヒットしません。
お肉のリヴァイはいったいどこに?

さらに調べてみたところ、スペリングが違いました。
リヴァイは、リーバイスと同じLevi。
そして、お肉の方はRib Eyeでした。
リブ・アイ。つまりリバイなんですね。
日本では聞かないなあと思ったら、日本ではリブロースの部位を指すそうです。

○ 酒盛り電車

普通電車でゆっくり帰ります。
ほのかにお酒のにおいが車内に漂っているなあときょろきょろすると、ボックス席に一升瓶を持ち込んで酒盛りをしているごきげんな学生たちがいました。
うわあ、いかにも地方の鈍行。
さっきピザを食べまくっていた男子中学生たちの10年後を見たような気分になりました。



その4に続きます。

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