5月13日金曜日に有休を取得して、土日を加えて2泊3日で関西旅行をした。
その二日目、14日土曜日の昼食に入ったのが岸和田の「唯我独尊」である。
この日は南海電鉄多奈川線と泉北高速鉄道線の乗り潰しに挑戦することにしていて、
南海電鉄多奈川線完乗の後、南海本線で羽衣まで行き、
JR阪和線東羽衣支線で鳳、阪和線で三国ヶ丘まで移動し、
南海電鉄高野線から泉北高速鉄道線に入る予定だった。
多奈川線の起点駅であるみさき公園から特急「サザン」に乗ることにしたが、
特急は羽衣に停車しないため、手前の停車駅である急行に乗り換えることにした。
ちょうど昼食の時間にあたるため、岸和田駅近辺で昼食を喰える場所を事前にネットで探し、
カレー専門店としてこの「唯我独尊」を見つけて訪問することにした。
岸和田駅南口から蛸地蔵方面に線路沿いを歩くと左側に見えてくる。
店の前にはメニューが掲示されていた。
カレーメニューは10種類で、自家製ソーセージカレー1,090円が「当店おすすめ!!」となっている。
当然これを目当てに来たわけなので、オーダーした。
店内はほぼ満席状態で、予定より遅れての来店だったため、開店と同時の訪問ではなかったが、
それでも土曜日でこれだけの賑わいを見せるのだから、
地元に人に愛されている店なのだろう。
事前の下調べで同一店名の店が北海道の富良野にあり、そこの姉妹店のようである。
ただ、フランチャイズというわけではなく、オーナー同士が調理師学校時代の親友とのこと。
そこで北海道から材料を空輸して貰い、岸和田で提供しているようだ。
暫くすると漸くオーダーした自家製ソーセージカレーが出てくる。
カレーは思ったよりも辛口で、サフランライスと良く合う。
ほかにポテトフライやコーン、サラダなどがワンプレートになっており、
サフランライスの中央にぶ太いソーセージが載っている。
食べ応えのあるソーセージは燻製されているようで、
味覚の喩えが正しいのかは分からないが「獣の味が残っている」ように感じる。
しかもカレーのルーはおかわりできるみたいで、店員からも云われていたが、
ライスの量からするとこれくらいで充分である。
岸和田というと“だんじり”のイメージが強いが、
ここだけは北の大地の風が吹いている。