北陸新幹線が長野から金沢まで延伸開業したのは今から3年前、
2015年3月14日で、この時同時に並行在来線がJRから切り離された。
信越本線と北陸本線の一部である並行在来線はそれぞれの県が中心となり、
第三セクター方式で転換開業している。
この並行在来線のうち、旧信越本線の区間の、
長野から直江津までは既に乗り潰し済みである。
残りの直江津から金沢までの旧北陸本線の区間は、
新潟県内がえちごトキめき鉄道、富山県内はあいの風とやま鉄道、
そして石川県内はIRいしかわ鉄道が引き継いでいる。
この未乗車区間の乗り潰しを去年の2月に計画していたが、
糸魚川の大火の影響で一度は計画を白紙にしたが、
復興が進んでいるという新聞などのニュースを受け、
2018年4月28日土曜日から1泊2日で計画を実行した。
土曜日は千葉始発の特急「あずさ3号」で南小谷まで行き、ローカル線で糸魚川まで出る。
そのご直江津まで往復して糸魚川で1泊、翌日に金沢まで行くことにする。
その4月28日土曜日、糸魚川での昼食に入ったのが、駅から約250mの「月徳飯店」である。
ここは地元に愛される中華料理店で、お目当てはご当地B級グルメである、
糸魚川ブラック焼きそばである。
これは2009年に糸魚川市が地域振興のために創作したご当地グルメで、
ルールは新潟県産の烏賊のイカスミを使用して真っ黒に仕上げた焼きそばであるということ。
それ以外のバリエーションは各店舗に任されており、
「月徳飯店」では薄い玉子焼の上にケチャップとマヨネーズが掛かっているタイプ。
店には行ってオーダーすると最初に黒い紙エプロンが用意される。
これは“糸魚川ブラック焼きそば”専用ということで、
もしかしたらインスタ映えを考慮して用意しているのかもしれない。
少しして焼きそばに中華風玉子スープ、そして豆板醤が小皿で提供された。
店員の説明によると、途中まで食べて豆板醤を加えて味を変えて楽しんでほしいとのこと。
価格はレギュラーが800円、ハーフが650円で、レギュラーをオーダーした。
十分な食べ応えがあり、豆板醤の味変も十分に愉しんだ。