林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

金環日食

2012-05-21 | 社会
太陽と地球の間に月が重なり、太陽がリング上に見える金環日食が今日の朝に観測された。
雲が多く観測は無理かと思ったが、雲の切れ間から何とか見ることが出来た。
観測出来るとされる7:30a.m.頃は既に勤務中なのでゆっくりと観測する時間はなかったが、
仕事中にみんなでこっそりと空を見上げた。

以前にもブログに書いたことがあるが、
金環日食というと日本神話の“天岩戸”を思い出す。
伊弉諾から高天原を任された天照大神だが、
弟の素戔嗚尊の蛮行に恐れをなして天岩戸に隠れ、
そのために世界中が闇に包まれてしまった。
そこで高天原の八百万の神々は八尺瓊勾玉を榊の木に掛け、
天岩戸の前で大騒ぎをして天照大神の気を引き、
少し岩戸を開けて覗いたところに八咫鏡で自らの姿を映し、
新たな太陽神が誕生したと勘違いして慌てて出てきたところに、
岩戸を塞いで一件落着したという。
素戔嗚尊は高天原を追われ、葦原中国に降り立ち、
そこで櫛名田姫を救い、八岐大蛇を退治し、
その尻尾から出てきたのが天叢雲剣、後の草薙剣であるという。
これらの話から八尺瓊勾玉、八咫鏡、天叢雲剣を三種の神器といい、
大和朝廷、現在の天皇家が天照大神の正当な子孫である証拠とされる。

古事記、日本書紀を含め、古くからの伝承については勿論すべて現実のものとはいえないが、
全く何の根拠もない空想であるとも言い難い。
何故ならば現在と違って科学的な知識や情報がほとんどなく、
その中で話が作られていくとするならば、
話を作る時に参考としたエピソードが必ずある筈である。
太陽神が一度隠れてまた誕生するというエピソードは、
地動説さえ知らない当時の人々から空想することは困難である。
つまり、実際に太陽が突然欠ける事態に遭遇して、
その時の国中の混乱が伝承され、天岩戸の話になったと考えるのが妥当である。
天文学を全く知らない当時の人たちの驚愕は十分に推測出来る。

金環日食、国内25年ぶり=太平洋側、各地で観測―部分食も全国で(時事通信) - goo ニュース

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