16.黄福柵原駅への徒歩移動と臨時休業の「らん」
旧片上鉄道吉ヶ原駅でホームに留置されていた客車、気動車、貨車2両、
柵原鉱山資料館横の貨車2両、駐車場の客車2両を取材、
更に柵原ふれあい公園に静態保存されている坑内軌道用の車両も細かく取材する。
柵原鉱山内で産出された鉱石を坑道から地上に運搬していた電気機関車。
「EB403」の形式名から2軸であることが分かる。
銘板には「昭和27年」と「三菱電機株式會社製造」とある。
形式名不明の坑内用バッテリー機関車。
“30 100”と“30-12”と“3-12”の数字が見えるが、意味は分からない。
形式名不明の車両で、パンタグラフの下にヘッドライトのある電気機関車。
たぶん、EB403と同様に坑道内の鉱石輸送に使用されたと思われる。
「0.6-4」の番号がある車両で、形状から蓄電池機関車のようである。
銘板には「日本輸送✕株式会社」と「昭和✕年✕月製」とあり、一部は読めない。
これらを取材して、黄金柵原駅を目指すことにする。
コロナ過前は吉ヶ原駅から黄金柵原駅の間で月イチで体験乗車会をやっていたようなので、
線路沿いを歩いて行けばたどり着けると判断、
駅前を出て線路が続いていた方向に歩いて行った。
強い日照りの中を事前に用意した地図を頼りに歩いて行く。
濃緑の山に夏を感じる。
その途中には「たまごかけごはんの店 らん」があった。
開いていればここで早めの夕食を喰ってもいいと思っていた。
しかし臨時休業だった。
更に進んで吉ヶ原八幡神社まで行き、
少し戻る形で黄金柵原駅に行く。
ここにもホーム上に車両が保存されていた。