1.北海道の宿題と北海道新幹線札幌延伸
北海道にはJR北海道、道南いさりび鉄道、札幌市営地下鉄、
札幌市電、函館市電の5つの鉄道会社が存在する。
JR北海道/北海道新幹線、函館本線、室蘭本線、日高本線、
留萌本線、根室本線、宗谷本線、石北本線、釧網本線、
海峡線、札沼線、千歳線、石勝線、富良野線
道南いさりび鉄道/江差線
札幌市営地下鉄/南北線、東西線、東豊線
札幌市電/一条線、山鼻西線、山鼻線、都心線
函館市電/本線、湯の川線、宝来・谷地頭線、大森線
そんな中で、JR北海道、道南いさりび鉄道、函館市電は全区間完乗した。
未乗車区間が残っているのは札幌市営地下鉄では、
東西線の大通から新さっぽろの11.6kmと、
東豊線のさっぽろから福住までの6.9kmの区間である。
また札幌市電は都心線、西4丁目からすすきのの0.4kmの区間である。
都心線は2015年12月20日に西4丁目線を復活させる形で開業した。
札幌市営地下鉄と札幌市電の未乗車区間は、
北海道新幹線が札幌延伸になった時に同時に取材しようと考えていた。
北海道新幹線は東北新幹線新青森と相互直通する形で建設された、
JR北海道が営業主体の新幹線路線である。
2016年3月26日に新青森から新函館北斗までの148.8kmが部分開業している。
また新函館北斗から札幌までの211.5kmも現在建設中で、
現在では2030年に開業の予定である。
これもあくまで予定であり、予定が先延ばしになる可能性もある。
そこで北海道新幹線札幌延伸を待たずに、
未乗車区間の乗り潰しを出来ないかと検討し始めた。
乗り潰しだけを考えたら、飛行機の往復なら日帰りでも可能である。
しかしそれではあまりにも能がないので、
帰りは新函館北斗から北海道新幹線のグランクラスの旅を愉しむとして、
1泊2日で計画することにした。
行きは飛行機で羽田から新千歳まで行き、
札幌市営地下鉄と札幌市電の乗り潰しをする。
当日移動で函館まで行き、ビジネスホテルに宿泊する。
翌日朝に新幹線で帰ったのではこれも能がないので、
函館市電の車両取材、電停再取材をして、午後から北海道新幹線で帰京する。