リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

オリジナルHP: http://rikidental.client.jp/

私の日常臨床 27

2016-09-02 08:27:39 | Weblog
今回は当院の衛生士の症例。
歯の動揺と排膿を主訴の再初診の患者。約4年ぶりの来院。
この空白の4年間に様々な疾病を患い、病院の入退院を繰り返していたとのこと。
2次カリエスの発症と歯周環境の悪化が見られる中、常用薬剤による
副作用病変も見られる口腔内。
このような症例に対して、当院の衛生士が行った口腔衛生指導と
歯周基本治療(歯周外科処置は行っていない)によって
口腔内の衛生環境は良好な状態になり、また今のところ維持できている。
提示している写真は、初診時とTBI一か月後の状態と、
治療終了後7か月のSPT時の状態。

ちなみに本症例は今年6月の日本顎咬合学会で当院の高木が
一般口演でプレゼンを行った症例である。
症例に対してどのようなことを考え、どうアプローチしたかは学会誌に
本症例の詳細を述べた症例報告論文を高木が現在執筆中なので
『咬み合わせの科学』に掲載されたとき見ていただければと願う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。