リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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11月29日 PGI咬合コース

2015-11-30 08:14:27 | Weblog
相模大野で行われている11期PGI咬合コース第3回で、
動的診査診断のパートを師事の西川洋二先生より任されていたので
講義を行ってきた。また午後の実習においても顎運動の採得法の
実習のデモを行い、受講生の実習の補助など、終日気が休まることが
なかったが、師事のお役にたてることは光栄なことである。

動的診断の目的と臨床における意義、顎口腔機能をとらえた治療を
行うのであればなおざりにできないものである。
それゆえ拝聴してくださった先生方に、
私はその意義と根拠を自分の臨床症例から解説を行ってきた。


11月22日、23日 BADSと日顎

2015-11-24 08:32:49 | Weblog
11月の連休は勉強会と学会。
22日のBADSはペリオのセッション。
市野先生からはペリオの基本治療の重要性を臨床例だけで説明してもらい
南清和先生からは基本治療あっての歯周外科と全顎的な治療計画と
その実際についてご説明いただいた。

翌日の23日は日本顎咬合学会中部支部の学術大会
この学会の基調講演に私はBADSだけでなく日顎中部の会員にも是非、
南先生の臨床を聞いていただきたいと考えたため南先生を推薦していた。
そのため南先生は2日連続で名古屋での講演となった。
会員発表ではDR水野、DT藤野、DH渡辺、DH山口の4名のプレゼン。
DHのプレゼンではPGI名古屋のメンバーを推薦し登壇してもらったが
二人共非常に質の高いプレゼンであったことが印象に残った。

27年11月12~15日 ICOI アジアンパシフィックミーティング

2015-11-16 14:55:08 | Weblog
2015年のICOI-APセクションに参加してきた。
開催地はカンボジア・シェムリアップ
日本からの直行便がないため香港経由の出張スケジュール

本学会では日本人のスピーカーが5名おられ
国際学会での日本人の活躍が目立った学会であった。
内容的には、予知性ある外科手技、予後からみたマテリアルの選択基準
トラブルシューティングなど、審美的にどうこうといった
内容がなかった分、なかなか良い学会であったと個人的には思う。

今回の出張、行きは香港でパスポートを紛失し、乗り継ぎ出発1時間前に
親切な人に届けられていて、ぎりぎり飛行機に乗れたことや、
帰りは飛行機がおくれ、帰宅したのが深夜といった非常に行程が
疲れた出張であった。


私の日常臨床 23

2015-11-06 12:39:34 | Weblog
久しぶりに症例を。
岐阜市在住の初診時51歳の女性。
他院にて咬合違和感について暫間補綴物にて経過観察を指示されているが
どうしても咬合違和感がとれないということで受診された。
また、右上の歯周環境についてもなんとかしたいとのことであった。

所見では両臼歯部の暫間補綴物は壊れないようにするために
前医は噛ませないようにしていたとのことで、前歯部のみの咬合に
なっていた。そして左上小臼歯部は予知性がないため、抜歯後
欠損部の補綴設計はインプラント補綴を提案されていたとのこと。
そして左上、右下の最終補綴に関しては金属アレルギーのことも
考えメタルフリーの補綴を勧められていたとのこと。

また、右上の根露出の問題に関し、問診より、
そもそも以前はここまでの状態ではなかったとのこと。
前主治医の前に、歯周治療の専門医院で歯周治療を受けていたらしく、
そのときに受けた歯周治療でこの様な状態になったが、
その後その医院にて保険診療外の歯周外科処置を提案されるが、
改善される保障がないという中で行う処置を断ったとのことであった。

上記のことを踏まえ、私は
咬合治療においては私の通法通りの処置を行い
状態の維持安定を確認後、最終補綴を行った。
ちなみに、よく耳にする金属アレルギーをどうこうって、だから
補綴予定部位をメタルフリーにっていう医院をたまにみかけるが、
どうしてこのことに執着するのか未だに疑問である。
患者が希望してるならまだしも…
そんなことより我々の使命は顎口腔機能を考えた処置である。

歯周治療においては、右上に関して、確かに見た目は良くないが、
ここまでの状態になってしまったのであれば
積極的な介入はしないほうがよいと話した。
この理由はここでは明記しない。

提示する写真にて処置のバックグランドを想像してもらいたい。
本症例は臨床歯科について色々考えさされる口腔内の状態であった。
参)当院が行ったこと
 ・歯周基本処置
 ・外科、補綴処置 左上(保険診療) 右下(自由診療:PMF‐Br)

27年11月1日 PGI名古屋・秋期例会

2015-11-02 09:45:55 | Weblog
名古屋で行われたPGI名古屋秋期例会 
今回は那覇市開業の金城先生をお招きして
「歯周治療におけるインプラント治療の位置づけ」という内容で
3つのカテゴリーより、症例においてどういう判断で治療をすすめるべきか、
また欠損における分類ごとの介入パターン、低侵襲の治療こそ我々が考え
行うべき治療であるといった内容のご講演をいただいた。

秋の会員発表者は
岐阜市・三田洞歯科の長屋先生
鈴鹿市・大木歯科の笠井先生
名古屋市中区・ナディアパーク歯科の玉田先生
名古屋市中村区・エスカ歯科の小池先生
皆レベルの高いプレゼンであった。