リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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2020年7月14日 PGI名古屋7月月例会

2020-07-15 19:29:10 | Weblog
昨日の夜は名古屋にて当会の月例会が行われた。
今月は論文抄読検討会、パネラーは飯塚先生。

飯塚先生があげた問題提起は「移植治療について」
飯塚先生からは、
「インプラントになるのがたとえ少しでも遅らせることができるなら
移植にはとても大きな意味があるし、そもそも歯牙、歯根膜に勝るものはない
という故前岡一夫先生からの私たちへのメッセージについて考えたとき、
移植の成功、失敗は必ずしも予後何年というもので判断できるものではなく、
たとえ短期間であったとしても、義歯やインプラントになる時期を遅らせることができたなら、
それは成功と言えるのではないか」
という考えをまとめた上で、彼が提示した論文をふまえ、また
参加者がもってきた症例(松岡、稲熊、前岡、長屋、葛島)も交えて
移植治療について様々な点をディスカッションした。
中々充実した月例会であった。

来月は松井先生がパネラーで、歯内療法のお話の第2弾である。

2020年7月12日 コンポジットレジン治療の勉強

2020-07-13 08:12:55 | Weblog
先週末は当会の北名古屋市の須崎先生から
コンポジット治療についてご解説いただいた。
コンポジット治療は得意として競うかのように
自分の臨床をアピールする先生方は多い。
しかし須崎先生の内容は、これらの先生方の内容とは切り口が違う。
当会のコンセプトを色濃く反映した治療について多くの臨床例から紹介されている。
名声をあげたい目立ちたがり屋の歯科医に参考にされたくないため、
具体的な内容は明記しないが、
他ではきけない、きいたことがない内容が去年より洗練されていた。
ベースがしっかりしている先生だけあって、
より様々な視点から考察されている内容は驚かされた。
今回参加された先生方はとても幸運だったと考える。

2020年7月5日 PGI名古屋 春例会

2020-07-06 07:34:18 | Weblog
先週末は当会の本年度春例会が行われた。コロナの影響もあり
ソーシャルディスタンスをとった勉強会であった。

午前中は会員発表(今枝先生 林先生 近藤先生)があり
それぞれの発表者は、スライド構成の質と写真の精度が非常によくなり
よく考察された内容であったため、質疑も非常に活発に行われていた。

今回の基調講演は横浜市開業の中村貴則先生より
移植治療を成功させるためのキーとなるお話を3時間半みっちり
解説いただいたが、内容と非常に多くの症例からのきめ細やかな説明は、
皆のめり込んで聴講されていた。
39歳という若手の先生であるが、私は当会の同年代の先生方に
実直で本当に目の前の症例を一生懸命診る姿勢とはどういうものか
刺激になってもらいたく、中村先生にご登壇いただいたが
その目的は見事に皆に伝わったと考える。
今回も充実した例会でった。