近年総義歯はいろいろな手法や理論が唱えられているが、
私の総義歯治療は大学卒後からずっと、大学時代に習った総義歯の
治療ステップを忠実に守って総義歯治療を行っているが、
これだけで充分総義歯治療は行えると私的には考える。
提示してる写真は4年前に治療した総義歯の患者が久しぶり(4年ぶり)に来院。
下顎の顎堤部が痛いとのことで、所見は左下7部顎堤に褥瘡がみられた。
このような場合、同部相当部の義歯床内面を削合するべきでない。
長年補綴物を使用していると咬合は必ず変化する。
そのため義歯の咬合調整だけで症状は治る。
この症例の場合、長い間メインテナンスに来られてなかったので
咬合がそこそこ変化を起こしており、義歯の吸着も悪くなっていたが
咬合調整後は吸着も回復し、顎堤の痛みも軽減したとのことであった。
義歯だけでなく、補綴全般にいえることだが、
経年的に咬合接触は必ず変化する。
たまに予後において咬合接触は変化なく安定していると
症例発表をしている先生がいるが、これはありえないことであり
言い換えればちゃんとメインテナンスを行っていないことを意味する。
医科歯科問わず治療というものは予後の経過を見ることで
いろいろなことが学べると思う。
私の総義歯治療は大学卒後からずっと、大学時代に習った総義歯の
治療ステップを忠実に守って総義歯治療を行っているが、
これだけで充分総義歯治療は行えると私的には考える。
提示してる写真は4年前に治療した総義歯の患者が久しぶり(4年ぶり)に来院。
下顎の顎堤部が痛いとのことで、所見は左下7部顎堤に褥瘡がみられた。
このような場合、同部相当部の義歯床内面を削合するべきでない。
長年補綴物を使用していると咬合は必ず変化する。
そのため義歯の咬合調整だけで症状は治る。
この症例の場合、長い間メインテナンスに来られてなかったので
咬合がそこそこ変化を起こしており、義歯の吸着も悪くなっていたが
咬合調整後は吸着も回復し、顎堤の痛みも軽減したとのことであった。
義歯だけでなく、補綴全般にいえることだが、
経年的に咬合接触は必ず変化する。
たまに予後において咬合接触は変化なく安定していると
症例発表をしている先生がいるが、これはありえないことであり
言い換えればちゃんとメインテナンスを行っていないことを意味する。
医科歯科問わず治療というものは予後の経過を見ることで
いろいろなことが学べると思う。