リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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顎関節症へのガイドラインの冊子…

2014-04-15 08:23:31 | Weblog
ある学会からこんな冊子が届いた。
内容を見て、私の師事がなんて言うか簡単に想像できた。。。

ここではこの冊子における私の見解は明記しないが、少なくとも私は
顎関節症に対して中程度以上の症状でも初診時に咬合調整するし、
スタビではないがスプリント療法も積極的に行うし、冊子とやり方は違うがリハビリも指示する。
そしてちゃんと結果をだしてる事実は今までのウェブ記事にもYoutube動画でも紹介している。

なのに何故にこの様なガイドラインが作られるのか。。。
要は歯科学において顎関節症という病態は複雑で研鑽しなければいけない事が多く
手をつけたがらない臨床家が多いが、中途半端にこの分野を学んだ歯科医が
(たぶん当人は中途半端と思っていない)臨床において顎関節症に手を付けてしまって
余計に病態を悪くしてしまうがその原因が理解できていない事例が多いからだと考える。

一口腔一単位として顎口腔機能も考えた治療を行うであれば顎関節機能論は
どうあがいても充分に研鑽しなければならない分野である。
どうしてこの分野をもっと深く研鑽せずに、インプラントや審美といった
分野ばかりに多くの臨床家は興味をもつのだろう。
師事のもとで顎関節咬合論を学んだことで、このことが痛感出来る様になった。


26年4月6日 PGI OneDayセミナー

2014-04-07 07:43:08 | Weblog
先週のPGIC研修会に続いて、今週は新宿ワシントンホテル会議室で
PGIワンデイセミナー(PGI総会)が開かれた。
この総会は年に1回だけPGI創設者の寿谷一先生が来られる
貴重なセミナーである。

このPGI創設者の寿谷一先生、
BPSデンチャーの基盤となった手技や考え方、咬合や顎関節の捉え方など、
近年話題となっていることを30年も前に先生が既に提唱されていたのである。
この事実はおそらく殆どの歯科医が知らないことである。

今回、このセミナーで私は師より講義を命ぜられたが、
創設者の寿谷一先生とPGI重鎮の沖縄の宮城先生の前で
プレゼンするのは非常に緊張したが、講演後、普段辛口の
コメントをすることが多い両先生より高評価をいただけたことは
何よりも臨床へのさらなる励みとなった。

寿谷先生と宮城先生の御前でプレゼンする機会を与えてくれた
師匠に感謝している。