天皇の料理番

これは宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の青年期から主厨長になるまでを描いた作品で、
彼の実際の経歴をもとにしている。
1976年に出版された杉森久英氏による小説をこれまでに３回ドラマ化(細部はフィクション)されているが、
今の時代の私達が見つめ考え直さなければならないものが集約されている作品だと思う。
私は10代のころ、堺正章が主演を務めたこのドラマを当時まじまじとみていたが、
2015年にリメイクされたこのドラマをこの歳になって、社会人としての立場で、
再度見てみるとさらに深みを感じて見ていられる。

この物語の内容、、
仕事に対する信念　伸びていくための本来あるべき姿勢は
歯科界でもまったく同じではないかと考える。
つくづく昨今の歯科界の考え方が、
本来の医療の根幹となるものが見失われている感がしてならない。


小説や詩や絵画、映画・演劇などの芸術の分野は、
人間の感性に刺激を与え感動をもたらすものであるが、
それだけではなく、どう自分の生き方に活かせるか、
活かそうと思うかが大切ではないだろうか。
また、、
小さな命やちょっとした物事に愛しみや感動を刻むことができなければ
どんな職業でも一緒だが、よい仕事なんてできるわけがない。絶対にだ

バラエティー番組やカッコいい男優、綺麗な女優が出演しているというだけのドラマなんぞ
まったくもって見ない私だが、
この物語は皆に是非みてもらいたいと思う所存。。。

PS：よく見かける宣伝文句『患者に寄り添う歯科医院』　
　　医療の本質を知って謳い文句にしているのかと疑問に思う…

日本顎咬合学会 指導歯科衛生士

当院のＤＨ高木が日顎の指導ＤＨの資格を取得した。
４年ほど前から同学会の指導歯科衛生士の資格申請のための
明確な定款が示されたが、この定款に準じた基準をクリアーしたのは
当院の高木が初めてらしい。

認定歯科衛生士の取得のときもそうだが、今回も数年に渡り
正々堂々と努力した結果なので、高木にはこれからも誇りを
もって臨床に取り組んでもらいたい。