リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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28年11月20日 PGI名古屋28年度秋例会

2016-11-21 07:52:17 | Weblog
28年の秋例会は基調講演に東京歯科大解剖学教授・阿部伸一先生より
摂食嚥下のリハビリテーションのお話をいただいた。
講演内容について面白おかしくテンポのよい話し方で非常に分かりやすく、
阿部伸一先生がテレビにもよく出演されてる理由がわかった。

午後からは会員発表があり、それぞれの発表者の内容は
彼らなりによく考え一生懸命アプローチしていることがわかる内容であった。
お疲れさまでした。

ちなみに今回の例会は他の勉強会や学会と重なっていたこともあり
出席者が少なめであった。

維持孔付与もうやめて…

2016-11-17 08:47:37 | Weblog
だいぶ以前にも似たような記事をあげたことがあるが
適合不良や2次カリエス、根尖病巣の問題などにより補綴歯への再介入を行わなければならない時
補綴物撤去で難儀することがたまにある。だいたいこのような場合、支台歯に維持孔を付与している。
支台歯に維持孔を付与することは、フェルールが不十分な場合、補綴物の安定と維持を目的にしているものだが
なんらかの再介入が必要な場合、この維持孔にあわせた補綴物のため撤去作業が非常にめんどくさいことになる。
私見では、なぜフェルールが不十分であるか、何故クリアランスが不十分であるか、この問題を先に解決すれば
維持孔を付与しなくてもよい。治療時、処置を行っている1歯だけを考えて処置するから
維持孔をつけることになるのである。これはテクニックでもなんでもない。
1万歩ゆずって、どうしても維持孔をつけたいのであれば、せめて再介入が起こりにくい根管処置や
パッシブフィットな補綴と咬合状態にしてもらいたいものである。
ここ最近、数例このような維持孔が付与された補綴物の難儀な撤去に愚痴をこぼしたくなった、、

ちなみに鋳造支台と鋳造冠が一体型のいわゆるポストクラウンで補綴処置がされているものほどタチの悪いものはないが…

2016年11月12,13日 西川洋二・熊本講演会

2016-11-14 07:48:29 | Weblog
先週末はPGI代表の西川洋二先生が熊本のスタディーグループ三水会での講演会があったため
PGI本会の主だったメンバーで熊本に行ってきた。
PGI流の顎機能障害に対する診断と治療法について実習を交えながら
解説を西川先生と井上先生が行った。
私のほうからも少しだけPGI流のフィロソフィーをどのように臨床に活かしているか
臨床症例で説明をした。

三水会の先生方、臨床に熱い方ばかりという印象があった。
また三水会の先生方による会場への誘導、案内や、荷物などの代理運搬など、
些細なところまでの気遣いに感服と感謝を申し上げたい。
充実した良い時間を過ごせた出張であった。

28年11月6日 BADS

2016-11-07 08:16:09 | Weblog
今月は蒲郡の市野先生と大阪の南清和先生によるペリオについての勉強会。
午前中の市野先生の話は、歯周治療の基礎の話といっても
臨床の実際からなおざりにしそうな基礎がどれだけ重要なことかを
きめ細かく解説してもらい、また歯の移植の有意性と価値についても
解説をしてもらった。

午後からは南先生より、歯周治療の流れとアカデミックな歯周外科の内容を
多くの臨床例から考察し、解説していただいた。
今期の参加者は勉強熱心な人が多く、質疑も活発であった。

28年10月27~29日 ICOI国際学会

2016-11-06 19:49:55 | Weblog
上記日程でICOIの国際学会がシンガポールで行われた。

西川洋二先生が率いるPGIメンバーは30人ほどがこの学会に参加してきた。
今回の学会は外科手技の話が多く、また欧米人とアジア人との骨の条件の違いなども
あるので参考になる部分もあったが、少し物足りない感じがした。また、
予知性あるインプラント治療という内容もいくつかあったが、
症例の実際の良好な長期予後というものをみたかったという私的な感想があった。
しかし詳しい内容の感想をここで述べることはあえてやめておく。

今回も結構ハードな日程で行ってきたので疲れた…