お世話になった人への贈り物や、友人などへのお祝いを送るとき、
私はいつも頭を悩ませる。
どんなものを受け取ると喜ぶか、また、その時点では何を送ると喜ばれるかなどを
いろいろ勘案するのにけっこう時間がかかるからである。
例えば少し以前、兵庫県西宮市で開業している友人が、移転開業をした。
移転開業祝いは通常なら胡蝶蘭などの花であろう。
しかし、花はおそらくたくさんもらっているはず。
なので私が考えたことは、医院に飾れる時計を送ろうと。
でも、ありきたりの時計より、どうせならちょっと変わった時計にしようと考えた。
移転した医院の写真をじっくり観察し設置できる場所、そして彼の行動や性格を検討する。
彼はけっこう国際学会や海外の研修会に頻繁に出かける。
そこで待合室におしゃれに飾れる世界時計をチョイスした。
スタッフが出張中の彼に連絡をとる場合、場所の時間が簡単に把握できるようにするには
もってこいだろうと考えたのである。
贈り物を届けたあと、彼からお礼のメールと設置した状態の写真が届いたが、
的中したみたいで非常に喜んでくれた。
組み立てと設置に苦労したみたいだが、送ってくれた写真を見る限り
彼の医院の待合室にマッチしていることがわかる。
こういう選択を考えるのは大変だけど、喜んでもらえると贈り側も嬉しくなる。
人と人とのつながりはこういう些細な配慮も大事だと思う次第。
ちなみに彼からのメールに
『見た目からは想像できない、おしゃれな贈り物をしてくれるのはさすがです』と、、、
私の見た目って…、、、どうみてもジェントルマンにしか見えんでしょ…