“ホンモノの超医療人”

私のこのブログは大半以上が同業者関係の方しか閲覧してないと考えるからあえて述べるが、医院も経営重視となったこのご時世、増患、増収を達成するため歯科医はいろんな経営術をはかる努力をしてる。
　経営セミナーなどでは、自由診療の患者が治療終了後、患者に花束を贈呈するとよい、とかエステルームの設置、保育士をおく、はたまたイベントを開催するとよいなどといった内容を紹介するらしい。。。

…　花束贈呈？　イベント開催？　　…　もはや歯科医院ではない。。。

イベントといっても、クリスマス、夏祭り、ハロイン、などの開催って、、、
　っていうか、日本人として日本の風土文化のことをろくに理解もしないでクリスマスやハロインをイベントとして行うこの無節操さ。　同業とか経営戦略とか云々の前に同じ日本人としてやめてほしい。
これらの祀事の本来の由来と意味を、イベント主催してる者に尋ねても、おそらく的確な答えはまずかえってこないと確信する。また欧米の文化風習をおしゃれで人が集まりそうだからという楽観的な観点の考え方では、日本人古来のもてなしの心ができるわけがない。そして歯科治療も虚飾された表面上のものでフィニッシュし、その事が良くない結果であるということも気づくことすらできないであろう。
　医療を経営重視する方々に苦言をいいたい。　お金もうけしたいのなら他の商売をすればいいじゃない。我々の使命とは、ただ患者をやみくもにかき集めて、チェアーで機械仕掛けのように処置していくことではないということを。。。
　先だってある先生とこのような話をしてるとき、“同業者として本当に悲しくなる”と言われていた。

　そんなことを日々悶々と考え、いままでいろいろな先生方と交流し、多くの先生の理念と臨床をみてきた。　あくまで私の所見であるが、『この人はホンモノの超医療人だ』と感銘を受けた歯科医は私の中では数人しかいない。
　この方々に共通することは、決して患者に媚びることなく、かといって横柄なようで横柄でなく、特定(学会などに提示する症例、高額な自由診療患者、自由診療の患者だけ)の患者だけでなく、一人一人の患者をそれこそ形、表面上でなく、大切にしてるということだ。

　つまり私の考える“ホンモノの医療人”とは、高い水準の技術をもっているだけでなく、まったくもって医療とはなんぞやという哲学をそのまんまただ純粋に純粋に行っている人物をさす。この方々は地位や名誉に執着せず、今の我々にもっとも欠けている『義理・人情』を持ち合わせている。私はこの方々を目標とし、研鑽しているのだがまだまだ半熟玉子である自分にいらいらさえする。

“ ボロはまとえど　心は錦 ”…　奥ゆかしく誇り高くあれ！
　

どうしますか ？

このような前歯部のみた目をちょっとよくしたいという希望の場合

みなさんなら　どう対処しますか？

フッジーナ投稿症例 『何を診て どう考える？』

私の症例に刺激されたみたいで　
フッジーナから　自分のケースもアップしてほしいと
依頼をうけました。

ということでどうぞ！

どなたでもよいのでご意見がほしいということです。
あ、　彼からの伝言で
特に　名古屋の舟●シン○先生と　長久手の某婚活希望先生には
是非意見をおききしたいということなので　　
　　　　　　　　　　　　　　ではでは

審美歯科を見つめ直そう

ここんとこず～と休日も出張で、いろいろやること山づみで更新さぼり気味で
すみません。　９月も結局日曜日はすべて予定が入って休みは全くなし…

さてさて、本題に、、、
インターネットが普及した現在、いろんな医院が自分とこは　インプラントが得意だ
審美治療に力を入れている、　ホワイトニングがどうこうだ　とそれは私がみていても
華やかなＨＰで宣伝しています。(結局ＨＰ作製業者がお金もらって作っているのだが)
面白いものになると◎◎市インプラントセンターという標榜を抱え、あたかも自院が
その地域ではもっとも専門的だと自称してることも出てくる始末。　
いやいや精力的に頑張っておられてますね。　

さて今回は審美について考えましょう。　
審美歯科を掲げることは、審美に精通していると一般的には捉えられます。
審美とは全体的な調和があって、そこで初めて美くしいという感覚になるのですよね。
また、審美＝エステティック　とは、医療用語でいうなら健康維持増進を含んだ
美容を意味しますよね。　『健康増進』…衛生学では何て定義されてるでしょうか？
(分からない先生がいるなら自分で調べてくださいね。)

審美治療のビフォア-アフターを提示するとき、これらのことがどう整理された治療か
注釈があればいいんですけど。。。

そんなことを考えながら　ケースを提示してみます。