今回は他院からの、難治性と思われる症状への処置依頼症例を提示する。
症例は30代女性。 平成22年ごろから顎機能障害に悩まされ
顎関節症治療をずっとうけるも症状が改善しないままとのこと。
本来の主治医の元で、顎関節症治療と平行し歯内治療もうけていたが
歯内治療を受けている歯の予後も悪いと判断され、抜歯を提案されたこともあり、
不安になって転院したとのこと。転院先の医院でも全体的な診査や診断、治療を受けるも
顎機能も歯も症状が改善しないことにより、転院先の医院から紹介されて当院を受診。
当院で診査を行い、症状に対して処置を行ったところ
同日には症状は50%以上改善された。
症状改善のための原因を解決したので、あとは経過をみるだけでよい。
抜歯対象といわれていた歯も、抜歯する必要性はなかったため、
仮歯を装着後、同部でなんでも噛んでよいことを指示しているが
全体的な経過は特に問題はない。
この患者さんの当院での3回目の来院時、当院を紹介された先生が見学に来られ
所見の変化と症状が改善されていることを患者さんから直にきき、何年も悩んでおられた症状が
数日で改善されている事実にかなり驚いていたが、
結論からいえば、原因がわかっているもので対処ができるものは難治性の病態とはいわない。
ちなみに、この先生は自分の限界を素直にみとめ、苦しんでいる患者さんのために
他の医院を紹介するこの姿勢はとても立派である。
病状を改善することができなくても「様子をみましょう」と無理に患者さんを抱えるだけでなく
主症状を改善しきれないまま、他ごとの治療をどんどん行っていく事例も多々みかけるため、
このように患者さんのことを考えた歯科医の姿勢は尊敬に値する。他にどれほどいるだろうか。
また、自分が診ていた患者さんがどういう治療をうけたか見学にくる姿勢にも感心せざるえない。
こういう臨床家がもっと多くいれば歯科医療の質はどんどんあがるのだが…
ところで全く別のことだが、
やめた・ぬけた ではなく やめさされた が正確な表現である。
最近、またきいた話なので正しい経緯について話ておいたw
症例は30代女性。 平成22年ごろから顎機能障害に悩まされ
顎関節症治療をずっとうけるも症状が改善しないままとのこと。
本来の主治医の元で、顎関節症治療と平行し歯内治療もうけていたが
歯内治療を受けている歯の予後も悪いと判断され、抜歯を提案されたこともあり、
不安になって転院したとのこと。転院先の医院でも全体的な診査や診断、治療を受けるも
顎機能も歯も症状が改善しないことにより、転院先の医院から紹介されて当院を受診。
当院で診査を行い、症状に対して処置を行ったところ
同日には症状は50%以上改善された。
症状改善のための原因を解決したので、あとは経過をみるだけでよい。
抜歯対象といわれていた歯も、抜歯する必要性はなかったため、
仮歯を装着後、同部でなんでも噛んでよいことを指示しているが
全体的な経過は特に問題はない。
この患者さんの当院での3回目の来院時、当院を紹介された先生が見学に来られ
所見の変化と症状が改善されていることを患者さんから直にきき、何年も悩んでおられた症状が
数日で改善されている事実にかなり驚いていたが、
結論からいえば、原因がわかっているもので対処ができるものは難治性の病態とはいわない。
ちなみに、この先生は自分の限界を素直にみとめ、苦しんでいる患者さんのために
他の医院を紹介するこの姿勢はとても立派である。
病状を改善することができなくても「様子をみましょう」と無理に患者さんを抱えるだけでなく
主症状を改善しきれないまま、他ごとの治療をどんどん行っていく事例も多々みかけるため、
このように患者さんのことを考えた歯科医の姿勢は尊敬に値する。他にどれほどいるだろうか。
また、自分が診ていた患者さんがどういう治療をうけたか見学にくる姿勢にも感心せざるえない。
こういう臨床家がもっと多くいれば歯科医療の質はどんどんあがるのだが…
ところで全く別のことだが、
やめた・ぬけた ではなく やめさされた が正確な表現である。
最近、またきいた話なので正しい経緯について話ておいたw