レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ダークナイト

2009年02月28日 23時31分43秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「ダークナイト」
原題:THE DARK KNIGHT
2008年 米 152分
■監督:
 クリストファー・ノーラン
■出演:
 クリスチャン・ベイル
 マイケル・ケイン
 ヒース・レジャー
 ゲイリー・オールドマン
 モーガン・フリーマン

●あらすじ
悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ゴードン警部補やハービー・デント地方検事の協力のもと、
バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。
だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。
最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、
信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。

★感想など
図らずも前作から続いて観てしまったが、中々の傑作である。
これを観ると
監督が前作でやりたかった事が伝わる!
町並みはゴッサム・シティではなく、全然普通のアメリカにしか見えないし
バットモービルは前と一緒だし、
だが、雰囲気もストーリーも最高だね!
まず話題になっているヒース・レジャー。
彼の”狂気”の演技は、凄いの一言だろう。
また彼が演じたジョーカーは、ほとんど説明がない。
ただ狂っている。そんな感じ。
正体が全く解らないが、不安・恐怖の象徴としてのキャラクター。
これはジョン・カーペンターの「ハロウィン」で描かれた
マイケル・マイヤーズ像に似ている。
ニコルソンの場合は、ジョーカー誕生から描いていた為、まだ人間臭かった。
ヒースのジョーカーは、ひたすら凶悪で狂気の塊だ。
当初から誰もが初代のジャック・ニコルソンと比べてしまう。
そういった意味でも、ヒースの演技は突き抜けていて良い。
死んでしまったから伝説になったのではなく、生きていても伝説になれたであろうと思うと残念だ。
それからストーリー面も良い。
終始ダークで救いの無い展開は、痛烈な痛みを伴ったリアリティを持つ事が出来た証明だ。
最近の薄っぺらい悲しみを押し付ける映画と比べれば、よっぽど本作の方が悲劇的だ。
ただ本作を観ていて、観ている最中興奮しっぱなし。
早く続きが観たいぜえ! と言った感じにはならなかった。
比較的冷めた視線で観ていたなあ。
ちなみに観ていて興奮しっぱなしだった作品と言えば、レレレで四つ星以上のやつですかねえ。
「シティ・オブ・ゴッド」とか!
図らずもビギンズから続けて観た結果、これとビギンズは前・後編だなあって感じ。
前作を忘れかけている人は、是非続けて借りて観て下さい。
でも、やっぱりオレはバートン派だなあ!
順位を付けるならこんな感じ。
1位「バットマン」(1989年)
2位「ダークナイト」(2008年)
3位「バットマン・フォーエヴァー」(1995年)
4位「バットマン&ロビン」(1997年)
5位「バットマン・リターンズ」(1992年)
6位「バットマン・ビギンズ」(2005年)

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