レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

2024年05月28日 19時18分19秒 | アクション

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
原題:NO TIME TO DIE
2020年 イギリス/アメリカ 163分
■監督:
 キャリー・ジョージ・フクナガ
■出演:
 ダニエル・クレイグ
 ラミ・マレック
 レア・セドゥ
 ラシャーナ・リンチ
 ベン・ウィショー
 ナオミ・ハリス
 ジェフリー・ライト
 レイフ・ファインズ

●あらすじ
誘拐された科学者を救出する任務は、想像をはるかに超えた危険なものとなり、
ボンド(ダニエル・クレイグ)は凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うことになる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
結局観てしまった最終作。
これが予想以上の駄作だった!
最早ここまでくると、過去の007シリーズに寄せようと言う気ゼロ。
そして脚本が最悪の極み。
退屈にして冗長な内容。ボンドとマドレーヌの愛を描きたいのかも知らんが
まず冒頭で別れる必要ないよね。
いきなり敵に襲われるのなんて007なら日常の事だと思うのに、
それをいきなりマドレーヌのせいにして一方的に捨てる冒頭。
これは全然ジェームズ・ボンドらしくない。
そしてそのことを、うじうじと5年間も引っ張る辺りも最悪の展開。
この辺の流れが、同じく糞脚本だった「アベンジャーズ/エンドゲーム」と似てて嫌だ。
そして最大の駄目ポイントである、ジェームズ・ボンドのキャラクター像。
ただ一般的と言うか、良く思い描くジェームズ・ボンド像である
プレイボーイで格闘術も知識も抜群で、常にユーモアを忘れず、強敵相手にも余裕綽々の態度でかわす
何か常に余裕がある格好良いボンドって、初代のショーン・コネリーと3代目のロジャー・ムーア。
そしてその二人を掛けて若さを追加した最強の5代目ピアース・ブロスナンによるイメージ。
まあ私はこの系譜のジェームズ・ボンドが好きなんですが。
それに比べて6代目となるダニエル・クレイグは、歴代のボンドでも不人気と言われている
2代目ジョージ・レーゼンビーと4代目ティモシー・ダルトンをベースにしている気がする。
プレイボーイではなくやたらに愛を強調する辺りは、ジョージ・レーゼンビーから。
そして常に陰気な顔をして、とにかくアクションだけやってりゃいいんだろ的な感じはティモシー・ダルトンから。
とは言え、巷ではこのダニエル・クレイグ版007が最高と言っている人も多いみたいで。
歴代と比べているのなら、一体どの辺が最高なのか是非聞いてみたいものだ。
さて次の7代目となるジェームズ・ボンドはまだ決まっていないから
自作が出来るのは2030年頃か?
噂によるとスタッフ陣も5代目の頃のような、明るくて軽いボンドを作りたいと思っているらしいから
是非次の奇数版ボンドでは、歴代の奇数ボンドを引き継いだ作風にして欲しいですね。

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