「必殺女拳士」
1976年 日本 81分
■監督:
小平裕
■出演:
志穂美悦子
倉田保昭
天津敏
千葉治郎
石橋雅史
佐藤蛾次郎
千葉真一
●あらすじ
「女必殺拳」シリーズでアクション女優の地位を築いた志穂美悦子主演による空手アクション。
ニューヨーク市警の空手師範の座を巡る争いに巻き込まれて片腕を失った父の復讐を果たすため、
檜垣流空手の極意を悟った由美が仇のいる東京へと乗り込む。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
志穂美悦子主演のカラテ映画。
同時上映が「実録外伝 大阪電撃作戦」と言うのが、また渋い。
共演者が千葉真一・倉田保昭・千葉治郎・天津敏・石橋雅史と、初期東映カラテシリーズを彩った面々が勢ぞろいなので
安心感はハンパないんだが、ここに佐藤蛾次郎が出ているのがちょっと珍しい。
役柄も「男はつらいよ」の時とほとんど同じで、そこに東映ならではの不良要素を大いにまぶしたみたいな格好になっている。
もちろん住職も出てくるのが、より、らしい感じだ。
話の方は珍しく冒頭で千葉真一が負ける事になり、その復讐のために幼い娘を空手一筋に鍛えて復讐を誓わせる。
だが立派に成長して志穂美悦子となった娘は、日記帳に”空手が憎い”と書くような、YAWARAみたいな展開に。
しかし本気を出せと言われて自らの飛び蹴りが原因で、父である千葉真一を死に追いやってしまった志穂美悦子は
単身東京に向かって父の復讐を果たすのであった。
まあ観れば分かる面白さですよ。
最終決戦の場所が、何故かススキが原なところとか、堪らんセンスですよ!