レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

悪魔の赤ちゃん3/禁断の島

2022年10月07日 12時43分35秒 | ホラー

「悪魔の赤ちゃん3/禁断の島」
原題:IT'S ALIVE III: ISLAND OF THE ALIVE
1986年 アメリカ 95分
■監督:
 ラリー・コーエン
■出演:
 マイケル・モリアーティ
 カレン・ブラック
 ローレン・ランドン
 マクドナルド・ケリー

●あらすじ
悪魔の赤ちゃんの父親のひとりであるステファンが法廷で赤ちゃんの処刑は不当だと訴え、
赤ちゃん達を隔離された無人島に移すという判決を勝ち取る。
5年後、ステファンを含む調査隊が島を訪れるが、
成長した赤ちゃん達はステファン以外の隊員を惨殺して船を奪い、本土へと向かう。
彼らの目的とは?
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ラリー・コーエンのライフワークである「悪魔の赤ちゃん」シリーズのパート3。
カレン・ブラックってどこかで聞いたことあるなあ、見た事あるなあと思っていたら
「エアポート'75」で実質主役だった、あのスチュワーデス役の人だったか!
他にも「イージー・ライダー」にも出ているらしいが、そちらはさっぱり覚えてないな。
まあ対して面白くなかった印象だったしな。
さて1986年と言えば、ホラー映画ブームの嵐が吹き荒れていた頃。
そのブームに乗って「悪魔の赤ちゃん」シリーズもパート3を作ろうと思ったに違いない。
赤ちゃんの動きがコマ撮りなのは嬉しい限りだが、キャラの変貌ぶりは凄まじく
まず悪魔の赤ちゃんはみな5歳になっている。
すでにその時点で「悪魔の赤ちゃん」ではないが、それをさておいても5歳にして2メートルくらいの巨大化。
だがビジュアルは悪魔の赤ちゃんまんまなので、まるで死ぬ直前の鬼舞辻無惨のようである。
相変わらず言葉は喋れないが赤ちゃん同士はテレパシーで意思疎通ができ、さらに普通の人間の心を読むことができる。
さらにさらに5歳にして赤ちゃんを作って子孫を残す事も可能となる。
とまあ設定が暴走している。
そもそも赤ちゃんだけで無人島に放置されて、一体どうやって生き延びたのか。
主食は何だったのか?
たまにやってくる人間を捕食していたらしいけど。
そんなこんなで完全に精神の均衡が崩れて人に嫌われる言動しか出来なくなった男と
分かれていたものの、昔悪魔の赤ちゃんを産んだことにより幸せになれない女が
わが子を受け入れ、さらにその子供を受け入れて育てると誓う。若いのに二人はおじいちゃんおばあちゃんとなった。
金もなく。車は窃盗者。そんな現状がおかしくて悪魔の赤ちゃんを抱きながら、狂ったようにゲラゲラ笑う二人の姿で終わるこの映画。
まるでアメリカン・ニュー・シネマのようだが、わからんでもないところがちょっと深い。
シリーズを通して観ると、どんな子が産まれても親の愛は変わらない。がテーマのように感じるのだが
その部分の描写が薄く、ホラー要素を強くしちゃっているのが惜しいかな。
もっと深く掘り下げた脚本なら、ホラーとは言え感動を呼ぶ名作に成りえた題材だよね。
こういったテーマ本当に感動させられるホラーを作れる監督は何人かいるのだが、
逆にそういったことが出来るからこそ、彼らは巨匠と呼ばれるのだろうな。
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『銀河英雄伝説』 第39話「ひとつの旅立ち」

2022年10月07日 12時43分03秒 | 銀河英雄伝説

『銀河英雄伝説』 第39話「ひとつの旅立ち」
1991年 日本 25分
■声の出演:
《自由惑星同盟》
 ヤン・ウェンリー(富山 敬)
 フレデリカ・グリーンヒル(榊原良子)
 ユリアン・ミンツ(佐々木 望)
 ダスティ・アッテンボロー(井上和彦)
 アレックス・キャゼルヌ(キートン山田)
 ワルター・フォン・シェーンコップ(羽佐間道夫)
 オリビエ・ポプラン(古川登志夫)
 イワン・コーネフ(鈴置洋孝)
 ムライ(青野武)
 バグダッシュ(神谷明)
 ヨブ・トリューニヒト(石塚運昇)

 ナレーター
 屋良有作

●あらすじ
帝国軍の侵攻が間近に迫る中、ユリアンに、フェザーンにある同盟高等弁務官事務所への転任を命じる辞令が届く。
ユリアンは抵抗するが、ヤンは軍人になった以上、命令には従わねば、と説く。
ヤンの真意を図りかねたユリアンだったが、
改めてヤンから、帝国軍がフェザーン回廊から同盟領に攻め込んで来る可能性を示唆され、自らの役割を再認識する。
ユリアンはイゼルローン要塞の仲間たちに見送られ、遠くハイネセンを目指すのであった。
(銀河英雄伝説 公式より)

★感想など
2話続けて話が停滞する回だね。
ただユリアンがいかに皆から愛されているかが伝わるので、再会するまではちょっと寂しくなるね。
個人的にはムライ少将がユリアンに語る内容が好き。
組織の中で自らの役割を考え、それを実行する。
これは大きく影響されたし、今でも実践しているなあ。
そう考えると若いうちに銀英に触れていたのは良かったことも一杯あったなあ。
でも今の子供に観せようと思っても、きっと絵が古いとか言われて観ないだろうな(笑)
かと言って今の銀英はどうなのかな?
ここまで描かれてるのかな?
作られた時代もあるから、対して期待できないなとか思ってしまうのは良くないのだろうが。
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