ちょうど1週間前、ノリックこと阿部典史選手が事故で亡くなった。
オートバイレースの世界最高峰、GP500クラスで
3回も優勝経験のあるライダーである。
日本で有名なのはもちろんだが、むしろヨーロッパにファンが
多いのではないだろうか?
その天才が、まさか一般道路で事故死するとは・・・
恐怖を感じる
13年前、セナの事故の日は仕事で車を運転しながら
手が震えていたのを憶えている
自分がオートバイに乗ることで、決めている事がある
1・夜は乗らない
2・雨の日は乗らない
3・疲れているときは乗らない
1と2は自分からも相手からも視認性が悪いからである
また、路面の状況も判りにくい
3は集中力が無くなるからである
以上を守っていれば理不尽な死に方をする確立は
かなり低くなると思っている
今から思えば、若い頃はかなり無茶をしていたと思う
旅に出て、雨の夜、くたくたに疲れて走ったこともある
Tシャツにジーパンなんて格好で走ったりもしていた
若気の至り、ってやつだ。怖ろしいことだ
ノリックの事故の原因はトラックのドライバーの
無茶苦茶なUターンであることは間違いないが
あの時乗っていたのが、500ccのスクーターではなく
スポーツタイプのオートバイだったら、逃げられたかも知れない
トラックの死角というものを意識していたら避けられたかも?
夜、黒いスクーター、死角の多いトラック
疲れていたのだろうか?
残念で仕方がない
葬儀には3200人ものファンが参列し
愛用のマシン「YZF-R1(ヤマハ)」のエンジンの爆音に
包まれて出棺したそうだ
幼い2人の子を残し、大ちゃんのいる所へ・・・