俺たちの旅

人生とは夢を叶える旅

海を撃った日

2019-10-13 13:18:29 | Weblog

Bob Chow(1907-2003)

ピストル射撃の世界では知らない人はいないくらいの人である。

1948年のロンドンオリンピックの銅メダリストであり、45口径の世界記録を33種類も打ち立てた。

俺が彼のことを知ったのは1981年、GUN誌でのことだった。

すでに第一線は退いていたが、銃のカスタムや修理のショップを営み、ご夫婦で射撃を楽しんでいた。

その時のレポートで紹介されていた一丁のフォーティファイブ

『マークⅣをベースに、スライドとバレルはナショナル・マッチのものを採用、命中精度の決め手となるブッシングはボブ・チャウの特製を使用している。』

その衝撃はあまりにも大き過ぎた。

それ以来、ガバメントを買ってはヤスリで角を削り落とした男たちが日本中にどれほどいたことか。

40年近く経った今でも、ボブチャウスペシャルは大変な人気である。

伝説のお宝といってもいい。

今までいろいろなメーカーから発売されたが、何かが違う?というものばかりだった。

今回のやつはウエスタンアームズのver1.0に1.5のパーツを組み込んで表面を実物に近いように削ってブルーイング処理をし直したものである。

やっと出会えた。

この気持ち、解るかなぁ?


©Reported by Ichiro Nagata
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・陽のあたる家

2019-10-06 09:28:26 | Weblog

昨夜、何気なくテレビのチャンネルを替えていたら

志茂田景樹氏が出ていた。

御年79歳

2,30年ぶりに見たような気がするが

少しだけ老けたような風貌で車いすに座っていた。

話を聞いていると、ずいぶん穏やかな人で優しく温かく

稀にみる立派な人物だと感じた。

目が少年のようにキラキラ輝いて見えた。

近頃は絵本を描いて子供に読み聞かせをしているそうだ。

30年前、志茂田氏が毎日のようにテレビに出ていた頃、

『なんだ?このおっさんは。50にもなって恥ずかしくないのか?』

などと馬鹿にしていた。

彼は信念をもってあの様な派手な格好をしていたのである。

他人と違うファッション、というだけで人を判断していた。

当時の自分の了見の狭さを反省した。

戒めと謝罪を込めてブログに残しておく。

(志茂田氏のtwitterリンク)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする