『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』が最終話を迎えた。
とは言え、もう何回もみているが、見る度に新しい教訓を得ることができる。
このドラマのテーマは人と人との絆である。
人とのかかわりを避け、ひっそりと暮らす少女と、社会的地位も幸せな家族もあるが少女の目には「世界一可哀想」な男との物語。
男とのかかわりを通して少女は幸せとは何か、人生で大切なことは何かを学ぶ。
ちょうどいま、『THE GOOD LIFE』という本を読んでいる。
ハーバード大学の研究チームが100年近くも前から被験者を生涯にわたって 観察し続ける『ハーバード成人発達研究』をまとめた本である。
例えば、14才の少年に被験者になってもらい数年おきに多岐にわたるアンケートや面談をおこない、その時点で何を考え、何を大事に思っているのかなどを年を取って死ぬまで続ける。
最初の被験者の子や孫が新たに被験者となる場合もある。
これまでに数千人以上ものデータが集まっていて今も続いている。
研究の目的は『よい人生とは』何かを解明すること。
つまり、幸せになるための条件を見つけることにある。
現時点までに得た結論は、人との良い関係を築くことが幸せの条件とのこと。
配偶者でも家族でも友人でもいい。
心の底からわかり合える相手がいるかどうかが人生の分かれ道である。
いろんな人を例にあげて書いてある分厚い本なのだが、すべての人に一度読んで欲しい一冊である。
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