Winchester model94

ここの処、ワンコの記事が続いたので、ちょっと鉄砲のことも書いてみよう

まずはたいちょ～さんのリクエストから



あれは忘れもしないちょうど１年前の６月２日、警察にライフルの教習射撃の許可申請に行った。

なぜ忘れもしないかって？

あの日はドシャ降りの雨の日で、申請を出して帰るとき、警察の駐車場のタイルに足を滑らせてこけたから。

小走りに走ってたから、一瞬でこけました。アゴと手のひらと膝を擦りむいて、

ポケットに入れてたキーホルダー代わりの綺麗なレザーマンのＰ４が変形してナイフが出てこなくなってた。

（話が脱線？鉄砲と関係ないって？）



新品のモデルセブンにするか、中古のＭ９４にするか？

相当迷った揚げ句、やはり目の前にあるＭ９４に決めた。

鹿の姿を見られる様になるまではどんな鉄砲を持ってるかは、あまり関係ないと思ったので。

行き付けの森近銃砲店で買いました。３万円



よくウィンチェスターＭ９４はマーリン３３６と比較されるようだ。

同じレバーアクションのライバルってわけ。

Ｍ９４のいい所はまずはその重量。持って構えてみると違いがわかるが、とても軽い。山を歩くには重要なポイントだ。

ただし、マーリンのほうが重い分、頑丈にできてる。かなり強力な弾も撃てるらしい。海外では狙う獲物によっては、マーリンを選ぶ人も多いだろう。

もうひとつ、Ｍ９４がマーリンより優れているのがアクションのスムーズなところ。ジャムはいまのところ全くなし。

レバーを操作するときのフィーリングというか、感性に訴えてくるものを感じる。

１８９４年（１９世紀だよ）に、かの天才ジョン・ブラウニングが作った銃というのが、また魅力的。一度は使ってみたいと思ってた。

この手の銃にスコープは邪道だと思う（実用的だがルックスが台無し）

どうしても付けたい人はマーリンを選ぶか、現行モデルのＭ９４ってことになるが・・・



シリアルナンバーから調べたら、この銃は１９６６年製と判明した。

４０年も前だ。道理でストックやフレームは傷だらけ。

木部は磨いて着色し直しました。自分でやったからニスが垂れて余計に汚くなった。またやり直すつもり。ちょっと赤っぽすぎた。

最初は下のような色合いでした。



Ｍ９４所持者の共通の悩み、バットプレートが鉄板で出来てるってこと。

たいして強力な弾でもないのに、肩が痛いのなんのって。

最初の一発で鎖骨が折れたかと思いましたよ。

射撃場の方が見かねて肩当を貸してくれて、その下にタオルを挟んで撃ちました。

後日、リコイルパッドを個人輸入して取り付けました。



上の写真で判るだろうか？ケースの下のほうにキズがついてるの。横向きに引掻いたようなやつ。

最初はこの銃の薬室に問題があるのか、火薬の入れすぎかと心配してたんだけど

このキズ、なんと新品の弾にもついてる。なんで？

ちなみに弾はフェデラルの１５０ｇｒ、れっきとしたファクトリーアモです。

肝心の命中精度はベンチから撃って１００ｍで手のひらをひろげたくらい。

オープンサイトのこの銃ではこれが限界かな？上手に弾を作ればもう少しまとまるかな？

競技に使う銃ではないので、これくらいで本人は満足してます。

グルーピングよりも動的やフラッシュサイティングの練習をしたいと思ってる。

当たる弾を作るんじゃなくて、たくさん練習できるように弾代を安くする目的でリローディングやってます。

シンプルな道具って、使いこなすと手放せなくなっちゃいますよね～。