一年が経つのはあっという間である。
今年も鈴鹿8時間耐久オートバイレースが終わった。
1986年に8耐を見に行った。
当時の出場ライダーは
ワインガードナー、マイクボールドウィン、ランディマモラ、平忠彦、クリスチャンサロン、ドミニクサロン、ケビンシュワンツ等、世界のトップライダーたちだった。
優勝はホンダのガードナー、サロン組
2位はヤマハのドーソン、マギー組
3位はヨシムラの辻本聡、ケビンシュワンツ組だった。
そのケビンシュワンツが今年鈴鹿に帰ってきたのである。
御年49歳、テレビでみる限り、しわしわのおじいちゃんである。
注目すべきはライディングフォームの違いだ。
最近のライダーはもの凄く低い姿勢で、バイクにぶら下がるように乗るのだが
80年代のライダーは上体を起こして乗るのである。
今回、ケビンシュワンツは現代のマシンに当時の乗り方で走った。
これがまた速いのである。
若い選手にとっては、上体が起きているのに速く走れることが不思議だったらしい。
とても懐かしい想いで見ることができた。
結果は#634ハルクプロ(ホンダCBR1000RR)が優勝、#12ヨシムラ(スズキGSX-R1000)が2位
そして3位に#071ケビンシュワンツ、加賀山、芳賀組のTeam KAGAYAMA(スズキGSX-R1000)が入った。
流石は元世界チャンピオン
『昔取った杵柄』というやつである。
ヒーローと一緒にレースが出来た若いライダーには
良い刺激になったに違いない。