最近、旧優生保護法に関する訴訟のニュースをよく目にする。
精神障害者や知的障害者などに強制的に不妊手術を行って
遺伝による障害者の増加を防ごうとする法律がかつてあった。
優生思想に基づいて優良な国民だけを残そうとする、ナチスドイツの断種法に似た法律だ。
10歳前後の子供にまで手術を行っていたというのだから酷いものである。
その被害者がやっと今になって声を上げ始めたのである。
欧米にも同様の法律があり、この法律ができた当時にはそれなりの事情があったのかも知れないが
到底、許されるものではない。
廃止(改正)されて久しいので長らく忘れていたが
大学生の頃、廃止に向けて活動していたのを思い出した。
人にやさしい、温かい国造りができれば良いのだが。