先日の池袋の暴走事故のように、悲惨な事故が後を絶たない。
世論の流れは老人の免許返納を促す論調になっている。
勿論、それも必要だが、公共交通機関が発達した都会ならまだしも
地方では代わりに運転してくれる家族が必要になる。
バスは数時間に1本だけ
タクシーを呼ぼうにもタクシー自体が少ない。
これでは病院や買い物にも行けない。
イチかバチかで、運転するしかないのが現状なのである。
本人も解ってはいるが、選択肢がないのである。
緊急の対策は家族のサポートしかないだろう。
長期的な対策は『安全な車をつくること』である。
EUでは3年後を目途に制限速度以下でしか走らない車しか販売できないように規制が成立間近である。
これはカメラやGPSでその道路の制限速度を読み取って、自動的に速度を押さえる装置である。
技術的にはすでに開発されている。
あとは各国の議会の承認だけである。
日本のメーカーはまだまだ無責任である。
コマーシャルでは、やたらとスピードを強調したりスピンしてみせたり。
一体、社会的責任をどう考えているのやら?
Imagine
すべての車が時速30kmで整然と走っている町を
もし信号を見落としても、自動で止まる車を
アクセルを思いっきり踏んでも、ゆっくりとしか加速しない車を
誰もが、突然轢き殺される心配をしなくてもよい社会を
そう言うと、出来ない理由をあれこれと並べて抵抗するクズが必ずでてくるが、そんなの知ったことか。
決断をするのは政治家だが、
その政治家に決断を促すのは我々の世論である。