冬の使者オオヒシクイが越冬に飛来した。
稲敷市江戸崎入干拓地(通称稲波干拓)には、毎年11月の中旬頃になると、
国の保護鳥に指定されている雁の仲間のオオヒシクイが
カムチャッカ半島から、越冬に飛来している。
全国的にも飛来地は少なく、関東地方では唯一の越冬飛来地だ。
この干拓地をポタリングコースにしているので、北に帰る来春3月まの4ヶ月は、
オオヒシクイたちに余り近寄らないよう注意しなくては・・・。
鳥の鳴き声を聞けば遠回りしたりの注意をはらっている。
今朝の確認数は26羽で、長旅の疲れを癒しているのか、のんびりとしたヒシクイたちを見ることができた。
これから毎日のように飛来が確認されるでしょう。
6日の霧も深かったが、今朝はさらに濃い霧が発生した。
めったに車の通行が無い農道をポタリングのルートにしているが、時折車の進入があるので、
点滅ライトを点けて走った。
目印が何も無い田んぼの中では、何処を走っているのか、見当さえつかなくなるほどの深さだ。
慣れたルートを走っていたのに、家にたどり着くまでの10kmあまり、さ迷っている感じだった。
知らない土地だったら、方角がわからなくなって迷子になるね。
10時ごろになると霧が晴れて日が差してきた。
霧の上は青空だったんだ。
車を走らせていたら、畑の中に20本ぐらいの紅葉した木が目に付いたので止まって見ると、
植木用に栽培していると思われるモミジバフウ(紅葉葉楓)だった。
陽があたって、赤をさらに鮮やかに際立てていた。
いつもより夜明が遅いなと思いながら外に出てみると、
そのはずだ、霧が周囲を覆い隠していた。
国道を横切るのにも、車が来ないかエンジン音に耳をすまして確認。
左ヨシ”右ヨシ”それ行けー・・・・・。
田圃の直線道路に出ると、さらに霧が深く、視界が50m未満までになった。
走っているうち、霧の細かい水滴がメガネにあたって、先が見えなくなった。
成田に向かう飛行機が、上空を通過していくジェット音だけが響く。
この霧の上は晴れていて、視界は良いのだろうな。
とは言え、大丈夫なのかなー・・・・・?。
霞ヶ浦縁の堤防に出ると、田圃よりは幾分見通しがよくなった。
しかし、それまで走ってき田園風景と同じで、目に入るものすべてが、
色の無い墨絵のようにモノクロの世界には代わりは無い。