さりげないひと時

さりげない風景の移ろいに自然の気配を感じたり。
静かに流れて来る音楽を聴きながら、コーヒーをのんびり愉しんだり。

心地よい蕎麦屋の空間「ゐ田」

2008-09-22 19:03:31 | 食・レシピ

昼ごろには雨もあがり、雲間からは時おり青空も顔をだしはじめたので、

以前から友人と約束をしていた筑波山中の蕎麦屋に出かけた。

 

集落に住む人以外は立ち入らない場所に、蕎麦屋を始めてちょうど10年。

立地が悪いので、はたしてお客が来てくれるだろうか、と心配していたが、

今では雑誌などで紹介されるほどの店になった。

 

主人のコンセプトは、日ごろの喧騒から離れ、ユッタリとした時間の流れ

080922 の中で、美味しい蕎麦を食べて欲しい、そんな思い

からこの場所になったと、開店当時の10年前に話し

ていた。

100年以上前に建てられた古民家などの材料を合わせた造りと、回りの

広葉樹に囲まれた店構えに、蕎麦が出てくるまでの時間をなんとも心地よく

待つことができる。

 

蕎麦は極太(超がつくほど)で、何度も噛んで食べる蕎麦なので、個性的

で常識を履されますよ。

のど越しの良い蕎麦と言う概念を必ず履されます。

噛めば噛むほど蕎麦本来の甘みや香りを楽しむことができる。

これは主人が極めた蕎麦なのです。

でも、主人が言う。蕎麦は趣向品だとすれば、のど越しの良い蕎麦を好む

人もいるので、この極太蕎麦が美味しいと訪ねて来てくれる人が居れば自分

は嬉しい..と。

うなずけます。

それぞれの好みがあるのは当然ですが、私はこの太さの蕎麦も好きです。

 

たっぷり時間をかけて蕎麦を楽しむことができた。

昼時が過ぎてお客が絶え、調理場から主人が出てきて、久しぶりに

お互いの近況に話が弾んだ。

 

 


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