起きたときには、昨日の雨がうそのように青空が広がっていた。
雨は、周りの木々の緑を一層色濃くしている。
大変だったのは、今が盛りの花たちだろうか。
大型のバラは、雨に打たれて花形が崩れているものや、花びらを散ら
したものなど散々な状態だ。
ようやく開き始めようとしていた蕾だけは、すでに日差しを受け
生き生きとしている。
何時ものことながら、妻は盛りを過ぎて終わりを向かえた花や痛んだ花は、
花に「アリガトゥ――(*´・∀・`)」とつぶやきながら切り取っている。
ポリバケツ半分ほどに、バラの花びらが入っていた。
昼ごろまでに、気温はどんどん上昇し、真夏のような日差しが注ぎ、
バラの花は、ようやく何時もの姿に戻った。