さりげないひと時

さりげない風景の移ろいに自然の気配を感じたり。
静かに流れて来る音楽を聴きながら、コーヒーをのんびり愉しんだり。

めまぐるしく変わって

2007-05-17 21:22:54 | 風景

朝から天気がめまぐるしく変わった。 

昼ごろには雨になったかと思えば、1時ごろは突風と雨脚が速くなり、

それは、まるで宮沢賢治の「風の又三郎」の一説のようだった。

    

”外ではほんとうにひどく風が吹いて、林はまるでほえるよう、・・・・・・・

・・・・・・空では雲がけわしい灰色に光り、どんどんどんどん北のほうへ

吹きとばされていました。

遠くのほうの林はまるで海が荒れているように、

ごとんごとんと鳴ったりざっと聞こえたりするのでした。・・・・・・”

   

それでも、2時を回る頃には、早足で雨雲が去って青空が広がった。

風に振り回され、雨にはたたかれて、それまで咲き誇っていたバラの花は、

散々な状態でうなだれていたが、開き始めたばかりの花だけは、

なんとか時間とともに持ち直した。

070517_001_2