今日、出場をした、宇良。
彼にとって、初場所、3戦目。
日本の、ことわざに、「2度あることは、3度ある」という、言い伝えがある。
よりにも、よって、26歳の宇良。
今日の対戦相手の、北はり磨。
はりの漢字。播磨(はりま)地方の、播磨の「播」ではなく、なぜか、石へんに、番という漢字を右に添えた漢字。ん、もう・・・・・捜したけれど、パソコンで、安易に見つからない漢字。
んでも、彼のファンから、ツイッターに寄せられている、しこ名は、その漢字がキチッと打ち込まれているので、苦労と時間を掛ければ、あるのだろうと想われる。
本名・嶋田聖也(しまだ せいや)。その故郷は、その播磨地方の、兵庫県龍野(たつの)市。
西播磨地方に位置し、古くは、播州(ばんしゅう)龍野藩の、城下町。
このような家並み、城跡、武家屋敷跡や、白壁が、町全体に、ふんだんに、さりげなく、点在。旅には、お薦めのところ。
別名、「小京都」。
しかし、京都のように、神社、仏閣の、僧侶、坊主、住職が、カネに汚く、収入ごまかし、神をも、だます、脱税はしないうえ、山口県の、萩、津和野のように、屋敷周辺が、騒々しくも無い。
売店や、土産物店ですら、あざとく、点在していない、すがすがしさ。
こんなトコで、上記、力士が、産まれ育ったのかあ・・・・。
ここ。「男はつらいよ」。御存知、寅さんシリーズ・17作目、「夕焼け小焼け」の、ロケ地にもなっており、出自、ウソだらけの、故・太地喜和子や、故・宇野重吉や、故・岡田嘉子が、珍しくも驚きの登場。
老齢の恋も、滲み、ラストこそ、こんなかよお・・・・と、悪は栄えて、シャンシャンと終わり、ガックリさせられるものの、この龍野の風景が、眼に焼き付いて・・・・・
検索すると、この映画の「予告編」が、見られますよ。城下町も、入り込んでました。
俺っち、兵庫県内での取材を終えたのち、この龍野に2泊もして、そぞろ歩くほど、魅力あふれた城下町。
なのに、今から13年3か月前。何と、平成の大合併にかこつけて、近隣の町と合わせて、味もそっけもない「たつの市」に、市名変更していたことを、この記事を書くにあたって知って、腹「たつの」・・・・。
で、嶋田聖也。故郷の、播磨でなく、わざわざ、なぜか、石へん番。石番磨に、しこ名してる。
その、訳、聞きたいが、いざ、勝負、勝負。
そこ、詳しく、知りたくて、わざわざ、この記事、検索、している・・・・はずなんで。
左の北石番磨、立ち合い、両手付いているが、右の宇良。右手は、土俵に付けているが、左手は、擦って、ホント言うと、厳密には、立ち合い不成立。
これで、今場所、3度目。なもんで、「2度あることは、3度ある」を、引用した次第。
それを予想し、察知していたと想われる、龍野の力士。まだ、32歳。夜、勃つの?な~んて、聞くのは、やぼって、もんで。
この、宇良の手口、幕下力士で、知らなかったら、文字通り、「もぐり」だ。
宇良の傾向と対策は、織り込み済み。また、同じ手口使いまくったら、墓穴どころか、尻の穴、掘られまっせ!
龍野出身。右肩、ねじ込み、押し込みながら、宇良の上体を起こし、押す。
土俵際に運ばれてゆく、宇良。もはや、絶対絶命! が、まだまだ強じんな、宇良の、両ひざと、下肢。
少し、下がり、土俵の俵ギリギリで、回り込み、強引に、グィッと引き倒す。
はたき込みで、薄氷の勝利は、もらったけれど・・・・・
この、窮余の一策の、とっさのワザ。
龍野から来た、6歳年上の、17年ものキャリアある、古参力士が、体重、125キロという力士としては、軽量だから、運よく通用したシロモノ。
巨漢力士が相手なら、もぐったら、浴びせ倒されたり、押しつぶされたり、土俵際のはたき込みでも、相手が両手バッタリ土俵に付く前に、宇良が、まさに一足先に土俵外に飛び出されて、足が出ていて、同体、取り直しの可能性も、充分に考えられた。
これまで龍野さん。木瀬部屋に、山響部屋から、出稽古に何度も来ており、同じ、軽量ということもあり、たびたび、稽古もさせてもらった力士。
その時には、見せなかった、早さ、ワザ、に、驚いた宇良。
稽古と、本土俵は、違うことを、身に染みて、またまた、分かったはず。
これで、2勝1敗とはなったものの、この先の、宇良のもぐりは、知らぬ者いたら、「相撲界のもぐり」に。
3戦全勝の力士は、多く、今日現在、13人もいる。
むろん、明日以降、3勝全勝同士の、星のつぶし合いは、あるとはいえ、15戦ある、十両以上に、、1勝の重み、重量さは、重く、宇良に、のしかかる。
この先、あと4番。たった1敗でもしたもんなら、次なる、春場所は、苦労するだろう。
取り組み後。
「相手に、先手、先手と、とられて、何も出来ませんでした」
「これまでも、何度か、出稽古で来て戴いて、稽古させてもらいましたけど・・・・全然、違いました」
「今日は、勝ちを拾ったというカンジ」
「勝った! という、カンジは、しないですね」
「でもまあ、1勝は、1勝。こんな勝ちでも、1勝が挙げられたのは、嬉しい・・・ですね」
う~ん、次なる手は、考え直さないと、幕下で、足踏みしてしまう可能性もありそうだ。
ワザ師と、マスコミに持ち上げられた宇良でさえ、「舌」を、「巻く」、「幕下」力士の、巧みさ、チカラワザ、上手さ。
明日以降も、苦しめられそうだ・・・・・
なお、宇良の取り組み、明日、19日は、ありません。
日曜日の、20日は、おそらくあるはず。
ゆっくり、作戦考え直して、再起して欲しい。
足踏みしていい、四股、シコ、かいててもいい力士じゃない! とは、思ってますんで・・・・
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≪ 2019・1・19 追記 ≫
上記、「男はつらいよ 夕焼け小焼け」。
この、寅さんシリーズを、毎週末、放映している、BSテレビ東京で、この17作目が、2月9日(土)に、放送される。 公開が、今から42年半前もの、映画。
上記、嶋田聖也が産まれる、10年も前のロケ。
幼い頃、見た景色が、映し出されるのではないでしょうか。
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