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「原案料」すら1円も支払わない、フジテレビ開局55周年記念連続ドラマ「若者たち2014」の厳状(2)

2015-10-16 21:23:37 | テレビ番組

 <2014・8・7 掲載>

 視聴者は、70のじじい、杉田成道(しげみち)が思うほど、愚かでは無かった。

 昨夜、8月6日、15分拡大版で放送された「若者たち 2014」の視聴率。

 わずか、6・8%!

 私が、予期した通りになった。

 武藤将吾のシナリオは、本当にくだらない! 見るべきものは、1シーンも、無い。

 おそらく、最終回までは、例え視聴率が0・1%に激落しようとも、収録したものは、流し続けるのだろう。

 これで、杉田の、本社復帰と、フジテレビの代表取締役社長の目は、完全に無くなった。

 元・エグゼブティブ・プロデューサーとして、最後のドラマ演出をかって出たが、晩節を汚した

 現在、傘下の「日本映画衛星放送社長」の身にあるが、それすら安泰とは言えない。

 トレンディ・ドラマや、映画でヒットを飛ばした実績のある、亀山千広が、今年社員の大移動・配置転換を行なった。

 視聴率低迷。スポンサー離れ。

 これで、杉田は、お払い箱であろう。

 このくだらなさは、内心覚悟していたのかも知れない。数々の、開き直った発言を知れば知るほど、そう確信する。

 さて、幾たびも問題にしている「原案」料の件。

 名作に泥を塗った責任は、とても大きい。

 しめて、せめて、森川時久、そして山内久。その両氏に、各100万円は税抜で振り込んで戴きたい。

 そのくらいの責務は、あるはずだ!

 まさか、しらばっくれて、そのまま支払わないで、逃げようという気は無いでしょうね!

 タダで、看板借りは、業界の常識としても、恥ずべき詐欺行為でしょう! 杉田さあ!

 そして、石井浩二(プロデュサー)さあ!

 口先三寸の熱意と、詐欺はひどいよ

 重ねて、言う。

 「若者たち 2014」は、ホントにくだらない。救いようのない、駄作だ!!

 


 取材ネタのパクリ三昧(ざんまい)の、テレビ朝日「ワイド! スクランブル」。その超安易!な制作姿勢

2015-07-02 14:21:00 | テレビ番組

 <2014・11・5 掲載>

 いやあ! あまりの、番組作りの、安易さ、デタラメさ、イージーさに、あきれ果てている。

 女子アナより、ドチビの橋本、元・高知県知事が、毎日、NHKの記者時代と同様、ど~でも良いコメントをクチにしている、テレビ朝日の昼ワイドショー番組「ワイド スクランブル」。

 たまたま見かけた、昨日11月4日の取材ネタ

 若い女性が、樹に惹かれて木材伐採の仕事に取り組むも、悪戦苦闘の毎日。

 そして、今日11月5日のネタが、東京は上野のアメ横地下街にある、多国籍食材マーケット。

 そこに来る、さまざまな国から来た外国人の声と姿を拾う。

 ・・・・・・・・

 そのネタ。すでに、NHKで放送済みのネタ、そのまんま!

 「木材伐採」は、「応援ドキュメント 明日は、どっちだ」

 「アメ横 多国籍マーケット」は、「ドキュメント 72時間」

 取り上げている人物こそ違えど、まんまのパクリ!

 「アメ横」は、食材を購入した外国人の御宅へ伺って、食事前後の姿を撮ってこそいるものの、元ネタは、動かし様の無い、否定出来ない、パ・ク・り!!

 番組には、ネタを探し求めるリサーチャーなる、ある種の専門職のスタッフが、通常いる。

 通常というのは、制作費が乏しい番組は、アシスタント・ディレクターや、ディレクターが兼務するから。

 どちらのNHKの番組も、探しだして、取り上げる人物や場所への、視点が面白く、毎回、とりあえず録画している。なので、すぐこのパクリに気付いた。

 たまになら、ネタ不足で、苦慮の一策として、理解出来なくもない。

 しかし、2日連続は・・・・ねえだろう!

 仔細に、この番組を調べてはいないが、おそらく、この安易な「他人のフンドシで、相撲を取る」姿勢からみて、ゾロゾロ出てくるのではないだろうか・・・・

 番組スタッフに、プライドは、無いのだろうか??

 忙しさを理由に、ばれなきゃもうけもん! やっちゃえ、やっちゃえ!だったとしか、思えない!

 テレビ朝日の、番組作りのデタラメさは、報道にも深く、浸透している。

 この11月2日(日)、早朝の午前5時から、同局で、「はい! テレビ朝日です」という番組が放送された。

 9月10日の「報道ステーション」。そこでの、川内(せんだい)原発に関する、田中俊一の発言報道の誤りが、吉田慎一・社長と、篠塚浩・報道局長から、詳しく報告された模様が写し出された。

 もはや「不適切」などという、あいまい、あやふやな単語を越えた、すべて100%のデタラメな番組作りぶりが、次々と説明された。

 聞いていた、見城(けんじょう)徹が、マイクを握って、あきれ果てたように言った。

 「コレを、ミスと言うのなら、あまりにも程度の低いスタッフをお使いになっているとしか、思えない」

 な~んにも、変わっちゃいない、テレビ朝日の番組作り。

 ねつ造の後に続く、パクリ連続・・・・

 腐り切った体質は、何一つ変わらないまま、今日も明日も、流し続けている。厚顔無恥のまま・・・

 


<リアル ラグビー ルポ> TBS系「報道の魂」で「今」を報じない、ラガーマン・大塚貴之の今を追った

2015-06-18 16:55:46 | テレビ番組

 コレって、TBSは、一体全体、ナニを考えて流しているんだろう?

 観終わって、しばし、クビをひねった。

 「報道の魂」なる、近年、タイトルに偽りありの、熱い取材魂がカケラも見えない低内容が続いているものの、一応、ドキュメンタリー系の番組。

 放送されたのは、今年の!6月7日の深夜

 かつて田英夫(でん・ひでお。故人)らが活躍し、「報道のTBS」と他局から畏敬の念を持って囁かれたのは、遠い昔。

 「報道特集」「バースディ」「情熱大陸」・・・・・・

 もはや、かつての取材力も情熱も、カケラも無く、上っ面をなでるだけに終始。

 早回しで再生し、視聴。一応ダビングはしておくものの、2度と見る価値も無いシロモノばかりが、ここ数年、作られ、垂れ流されている。

 ソレに較べて、日本テレビ系「NNNドキュメンタリー」、テレビ朝日系「テレメンタリ―」。

 この長年にわたって秀作を放ち続けている、上記2ドキュメンタリー。特に、地方局制作のドキュメンタリーの内容たるや、キー局より、はるかに素晴らしいものが目立つ。

 「テレメンタリ―」で、沖縄県の普天間基地移転、辺野古問題を、沖縄県民の抱える、複雑で、根深い視点で描いた、琉球朝日放送制作「裂かれる海 辺野古、動き出した基地建設」が、今年度の「ギャラクシー大賞」を獲得したのは、当然だろう。

  若きディレクター、棚原大悟と、島袋夏子(写真左)には、今後、県知事選挙で「大きな期待と責任」を負って、当選したはずの、翁長雄志(おながたけし)の、この半年にわたる事実上、口先だけで言い捨て、何もしていない、この男の裏切り行為の数々を、県民の目で追及・検証していって、番組制作して欲しい!

 そんななかでの、「報道の魂」。

 この番組でクローズアップされたのは、産まれつき難聴の、大学4年生である大塚貴之(たかゆき)。

 1歳で、「感音性難聴」と診断された彼。空を爆撃機が飛んでいても、聴き取りにくいという、重い耳の障害を持って産まれた。

 普段の生活でも大変なのに、激しいチームスポーツ格闘技の雄、ラグビーを、小学校5年生の時に、先生から勧められ、始めたという。

 中学生の時には、大分県選抜チームの一員に選ばれるほどの実力に、成長した。

 そして、大学は、なんと帝京大学に進んだ。

 

 写真中央が、その大塚貴之

 そのこと自体、すんごい!こと。少しでもラグビーを知っている者なら、ソレが分かるはず。

 彼は、番組のなかで、こう語っている。

 「耳が聞こえない自分が、どこまで通用するか。その可能性を試してみたかったんです

 その決意のもと、あの大学ラグビー選手権6連覇という最強チームのなかで、とにもかくにも4年間、やり続けてきた。その努力たるや、並大抵のものでは無かったはず。部員だけで、144人もいる、完全自治の全寮制。

 言葉を発して、連係プレーでトライを勝ち取るラグビーにおいて、大きなハンディであることは、見てても明らかだ。

 しかし、徐々に部員から信頼を得ていった。ラグビーに取り組む、その真面目な姿勢と、ひたむきさが、部員の心を動かしていったようだ。

 AからDの、いわば1軍から4軍に区分けされた、プロ的、段階的実力差チーム編成のなかで、悪戦苦闘。BからDを上がり下がりしてきた。

 それが、4年生の大学選手権で勝ち上がってゆく中、Aチームの控え「23番」として選抜され、対「朝日大学」戦の途中で、試合に出場!

  見事に、九州の大分県から上京した両親が見守るなか、トライを決めた!

 醒めた目で見るならば、相手は、失礼だが、事実上格下の大学。そのうえ、投入する時点で大量リードしており、4年間弱、終始、誰にも増して頑張っていた大塚貴之に華を一度は持たせたいという、岩出雅之監督の「23番」への、はなむけ、ともいえた。

 実際、83-12で、試合終了。

 だが、その「快挙」は昨年のこと。

 放送されたのは、繰り返すが、今年の6月7日、日曜日の深夜。

 どう計算しても、すでに卒業して3か月以上。留年したとの報道も噂も、無い。

 今は社会人になっているはず。ドキュメンタリーとしては、賞味期限切れ、古いホコリがかぶり始めたシーン。例え、系列地方局制作の物だとしても、だ。

 今は、どんなところに勤めているのか? どんな人生を、歩み始めているのか?

 身体的ハンディを再び乗り越えて、ラグビーをやり続けているのか、いないのか?

 その、観た誰もが想う疑問に、何一つ、答えぬまま番組は終わった。

 ひでえ! カネ、返せって気分。

 再放送と断って流したのならともかく、そうではない。

 放送人として、流す前にチェックもせず、垂れ流している無責任な極まりない証拠だ。

 気になっても、一晩寝れば忘れてしまうのが、一般視聴者。しかし、わたくしめ、どうにもこの10日あまり、・・・・・・・・・ぐっすり眠られるが・・・・・・気にかかった。

 結局、彼の父にインタビューをすることになるのだが、その取材のなかで、やはり、わたくし同様、その後が、気にかかっていたひとが何人もいたことを知った。

 TBSの罪は、小さくない。 

 実は、私が大塚貴之を知ったのは、数年前。やはり、地元大分のテレビ局・OBS大分放送が作り上げたドキュメンタリーだった。

 彼に注目した以上に、ええっ!と想ったのが、彼がいたラグビー部が「大分県立雄城台高校」だったということ。コレ、「おぎのだい」と読む。

 実は、そこの「ラグビーフットボール部」に過去に在籍し、3年間、「大分舞鶴高校」との越えられぬ壁に跳ね返され、聖地・花園で開かれる「全国高校ラグビー選手権」に出場出来ぬまま、卒業した。その後、プロボクサーに転じた若者を知っていたから。

 なにしろ、試合のたびにはいてリングに上がるトランクスに、今も大きく「大分県雄城台高校」と色鮮やかに、染め抜かれているのだから、嫌でも知った。

 なのに、今でも、「ゆうきだい」と呼んでしまう、愚かなわたし。

 彼に聞いたところ、「当時の部員や友達がカネ出し合って創ってくれたんです。嬉しかったすよ」と言う。

 旧友たちは、今も試合のたびに、後楽園ホールに、熱烈応援に来ている

 「俺のカラダが、人一倍打たれ強いのは、あの雄城台ラグビー部のきついスクラムと練習で、鍛えあげられたからじゃないかなあ」と、スキンヘッドのアタマを揺らして笑う。

 その”自信”ゆえか、足を止めて、激しく打ちあいに出る。時に、我を忘れて、ノーガードで。

 観客は、思わず大歓声を挙げるが、その衝撃が頭部に蓄積され、いまや日に日に、パンチドランカー状態になりつつある。

 周囲や仲間は、結婚した彼に、引退をさりげなく薦めているのだが・・・・・・。

 そんな母校で、大塚貴之は、ラグビー部主将を務めていた。

 ラグビーは、卒業後も続行。

 先に書いたように、一般入試で、帝京大学を受験。やるのなら、日本一の最強大学ラグビー部に入ってやってみたい、自分のチカラを試してみたいという、一念でだ。

 彼の父によれば、岩出雅之・帝京大学ラグビー部監督が、息子の熱意を感じ、事前面談してくれたという。

 「難聴が入部に当たっての壁になるかも知れない。しかし、そうなったら、最後には俺が、腹をくくって、なんとしてでも大学側を説得し、責任持って入部させるから」とまで、言ってくれたという。

 帝京は、強い。

 かつて、岩出に直撃し、すでに書いたが、特待生も入部させている。監督の責務として、優勝をし続けるためだ。

 だが、岩出はそれ以上に、「ラグビーというスポーツを通して、人間教育を目指している」信念があるように想う。

 「リアル ラグビー ルポ 帝京大学 ごみ拾い」

 2年9か月ほど前に、書いた一文を、上記文字で検索し、読んで戴ければ、その一端が感じられると思います。

  ちなみに、今年も、早稲田大学には、今年すでに、AからDチームまで、4試合すべて完勝。

  先週には、明治大学にも圧勝している。

 今後数年は、おそらく、大学日本一は続くであろうと、想う。

  さて、大学卒業後、大塚貴之はどこに、行ったのか?

  行方を追っていくなかで、「パナソニック」という会社名が、チラリとのぞいた。

  ええ~っ!!!!!!

 あの、あの!、「三洋電気」時代から、トップリ―グ、ベスト4には、チーム不調でも必ず入っているパナソニックのラグビー部へ?

 卒業後も、日本一の実力チームのなかに、その身を投じたのかよ!

 いやあ、他人事ながら小躍りした。やったぜえ! 大塚クンと。

 早速、群馬県太田市にあるラグビー部に、ピッポッパ。

 しかし、対応。極めて冷静。何人も、外部から問いあわせがあった雰囲気。

 「いや、部員には入っておりません。部の入部試験的なものにも、そもそも、受けに来ておりません」

 一気に小躍り、ダウン!

 「彼は、一般採用で入社はしたようですが・・・・・。どこの勤務地かは、こちらでは分かりません」

 ---アレですかねえ? もし、入部していたとしても、重度の難聴ですと、ハンディになりますか?

 「まあ・・・・・そうですねえ・・・・・・」

 なにしろ、2軍、Bチームに甘んじている選手でも、他のチームに入ったら、すぐさまAチームに入れる可能性のある選手が、ゴロゴロいるチームだからなあ。

 ではと、確か、障害者ラグビーチームがあったなあ、と。

 検索してみると、この5月24日に、東芝のグラウンドを借りて月1回の練習をしており、そこに大塚も参加していたらしい。

 この秋には、同じ障害者で編成されたオーストラリアのチームが来日し、日本と試合を行なう・・・・・らしい。

 連絡を試みたが、なしのつぶて。

 やっぱりかあ・・・・・、態勢や応対がズサンか、ココも。

 そう感じたのは、かつて、車イスラグビーの日本代表チームを取材したときの、苦い思い出がよみがえったから。

 選手たちは、いずれも真摯で、ひたむきだった。だが、運営している主要男女幹部が、おカネの問題も含め、怪しいこと、この上なかった。ラグビー記者は、わたし、たった1人。記者会見でも、来たのは専門誌のみ。みんな、経験で、うさんくささを感じ取っていたのかも知れない。

 地方から、その地域から日本代表に選出された選手を取材に来ていたディレクターとカメラ・照明スタッフも困惑していた。

 「そうなんですよねえ・・・・・。なにかねえ・・・・・」

 結局、2日間通ったが、1行も記事にせず、終えた。2度と、取材には行かなかった。

 だから、ますます、世間一般に広く知られない。

 またか、よ・・・・・・・。ましてや、まともだったとしても、合同練習がわずか月に1回 では、将来性は無い。ラグビーは、そんな甘く、ちょろい格闘技ではない。

 調べ上げて、彼の父に取材を試みた。

 面識も何も無い。

 驚いたのが、大分県で、社会福祉法人の理事長をやっていたこと。2つか、それ以上の知的障害を持つ子供から大人までも収容する施設を運営しているようだ

 スタートは、50年前。ということは?

 「私の先代が、起ち上げて、私が受け継いでやっているということです」

 いきなりの電話にも関わらず、受け答えはやわらかく、好印象。仕事でつちかった応対ぶり、とも言えるが、あの息子にして、この父親。マスコミ受けが良いのも、納得出来た。

 むしろ、仕事中を邪魔して、申し訳ない気がしたが、ソコはそれ。聞きたいことは、聞きまくる性分。

 ---同じ障害でも、息子さんは耳だったんですねえ。お子さんは何人いらっしゃるんですか?

 「4人です。男2人、女2人で、貴之は末っ子です」

 我々と違い、障害児を見つめるまなざし、接し方も、普通の父とは、不幸中の幸い、と言ったら失礼か。まるで違ったであろう。

 で、一番、聞きたいことを聞かねば。

 「ああ、何かねえ、さまざまなところに、問いあわせがあったようですよ、今どうしてるのか?とか。貴之は、パナソニック、大阪ですね。そこの本部というんでしょうか、開発部門に配属されているようです

 「毎日毎日、研修から実習と、覚えなければいけないことが多いとかで、忙しい毎日を送っているとか、言ってました」

 「耳のこともありますからねえ。それでも、周囲の方たちも解るようになってきたようですよ。ありがたいことです」

 で、ラグビーの方は?

 「大学では、正直、きつかったと言ってましたからねえ。もう、本格的に卒業後も続けるという、そのつもりはないと、私にも言ってました。趣味程度には、やると」

 だから、ラグビー部の試験を受けなかった?

 「そのようです。一般採用試験で採って戴いて、新入社員として、頑張っておりますよ」

 障害者ラグビーの、先月の合同練習には参加したようですが?

 「のようですね。この秋には、なんですか、オーストラリアのチームが来日するとか、聞いておりますが・・・・・この先は、どうするのか・・・・・」

 大阪から東京へ、休日を返上しての往復。月に1回とはいえ、交通費、宿泊費、すべて自腹。新入社員、ましてや、大きなハンディを背負った身には、心身ともに大きな負担だ。

 東京には、先の番組で友人として映り込んだ、やはり耳の障害を持つ、めっちゃかわいい子がいるけれど・・・・・。

 「何かねえ・・・・とても良い子でしたよ。良いガールフレンドってとこじゃないでしょうか」

 遠距離恋愛になっている・・・・・のかどうかは、知らない。だから、練習の前後にデートをすることになっているのか、どうかも。

 しかし・・・・・グラウンド上で見せた、あの屈強な体躯、あの、たぐいまれなる能力を、あの不屈の精神力を、まだ23歳で捨て去るのは、もったいない。

 ソレを、あの彼女の前だけに披露するのは、もったいない。

 幸い、大阪近辺には、多くの社会人が集う、ラグビークラブや同好会がある。最低週一回の全体練習があり、ランニング、ウエイトリフティングの個人練習も、個々にこなしている。

 仕事を覚え、少し余裕が出てきたら参加を勧めたい。

 あの!雄城台と帝京でカラダに染み込ませた記憶がよみがえり、他の選手の力量に追いつき、追い越す個人能力は有る!と想えるから。

 そうそう、帰郷することはあるんですか?

 「いやあ、社会人になってからは、一度もありません」

 「ああ、7月には一度、帰って来る・・・・でしょうね。間違いなく。というのは、我が市で、スポーツ関連で頑張った人を表彰する制度があって、貴之が、その第2号として、表彰されるようなんですよ」

 おおっ! 良い事、良い事!素晴らしい!

 気になっていたコトを、さらに聞いた。

 ーーーあの、東京と同じ内容の番組は、地元の大分では、いつ流れたんですか?

 「ええと・・・・・いつだったかなあ・・・・・確か・・・・・去年の12月くらいでは、なかったか、と」

 ああ、それならば、まさに大学4年生の「今」を、伝えている。親族が見ていても、違和感は無い。

 今は、大阪で頑張っている彼。なんと、冒頭に挙げた番組が、父の記憶によれば、この6月27日の、MBS毎日放送で流れるそうだ。

 まさか、毎日放送、そのまんま、垂れ流さないよなあ・・・・・

 ハンディビデオカメラ抱え、パナソニックの許可を得て、スーツを着こなして勤務に励んでいる、「今」の彼をとらえて来て、ラストにワンカット、さりげなく付け加えて、テロップを乗せて、完結させて欲しい

 おそらく、大塚貴之、当人も、タイマー録画なりして、いつか観るであろうし、同僚・先輩に、いつのやってんだよ? と、クビを傾げられることも無いであろう。

 その程度なら、取材経費もかからないであろうし、OBS・大分放送の制作・著作権も犯さないはず。

 報道の魂、ならぬ、不屈の魂をもった、難聴ラガーマン・大塚貴之を折りに触れて取材し、1本のドキュメンタリーにまとめていく道もある

 関西の地で、大塚貴之クン、月並みの表現で恐縮だが、頑張り続けてください!

 あの、難聴ゆえに得た、やさしい心遣いを持ってる人間は、理事長だって将来やれそうな気すらしてきてならない・・・・・・。

 


<リアル 芸能 ルポ>  かつて、異色の「女優」として評価が高かった「中尾幸世」についての、想い出。

2014-11-11 18:08:37 | テレビ番組

 ああ、いた、いた、いたなあ・・・・彼女が「女優」扱いだった時代が、走馬灯のように、甦ってきた。

 「中尾幸世(さちよ)」(当時・写真下)と書いても、コアな映像・ドラマファン以外は、誰ですか? その人?って、感覚が、フツ~であろう。

 私にしても、NHK-BSで、ここ最近、何度目かの再々放送で、彼女「主演」の、ドラマというより、「紀行」「映像詩」を何気なく見ていて、当時のことを思い出したくらいなのだから。

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  現在、すでに78歳にもなった佐々木昭一郎。彼が、NHKの社員ディレクター時代に創りあげた、彼女を抜擢して、撮影した数本。

 「夢の島 少女」 「四季 ユートピアノ」 「アンダルシアの虹」などなど。

 キチンとした筋立てがあるドラマでは、無い。まさに、映像詩というほか無い作品。観ながら、各々が何かを感じてもらえれば良いという作り。そう、とらえていた。

 民放に較べ、制作費がふんだんに使えた時代。NHKだから、可能だった。視聴率は、カネかけた割りに低調だったけれど。

 しかし、外国の映像祭では受けたし、数多くの賞も獲った。だから、再放送で、視聴率がグ~ンと上がるか?というと、そんなことは無かった。

 佐々木が、当時、民放の社員だったら、絶対に創らせてもらえない作品。

 それは、まさに作り物の、本流を往くドラマではあったが、故・和田勉(べん。本名の読みは、つとむ)も、同様であった。

 和田には、局在籍時に、インタビュー。

 斬った張ったの展開となり、取材していて、気持ちが躍り、わくわくした。

 和田も佐々木も、定年まで勤め上げ、退職。

 しかし、予期して、和田の記事に当時書いていたように、フリーになってからは、すべて興行成績はふるわず。

 監督をした映画「ハリマオ」で、陣内孝則を起用。実在した、ハリマオと呼ばれた日本人の軌跡を追い、再構成するなど、意欲作だったが、大コケ。

 ダジャレ連発の、大口開けて演技して笑う「ガハハ オジサン芸人」として、安易なコメンテーターも務めていたが、あわれでしかなかった。

 後年、銀座のとある小さなビルのエレベーターで、和田と2人きりになって、偶然乗り合わせた。

 「ガハハの笑い装って、楽しいですか? 満足、してます? 我が身の晩節、汚してませんか? これで、良いんですか?」

  そう問うと、うつむいて、黙っていた。

 佐々木昭一郎もまた、乳母日傘(おんばひがさ)の身から退職後、やっと15年後に映画を1本撮れたが、紆余曲折、ケンカ、物別れなど、世間の風をまともに受けていた末の作品。

 資金回収は、厳しいであろう。

 

 実は、局内に居た時から、佐々木の評判は、賞とは裏腹に、とても芳しいものではなかった。公私ともに、むしろ悪いと言い切っていいほど。

 だから、当時、中尾をインタビューするに当たって、佐々木には何もコンタクトを取っていない。

 上記写真。中尾幸世の、この顔立ちと印象が強く残った。おまけに「専業女優」ではないという。他に、正業を持っていると聞いた。

 なんとかかんとか、取り次ぎの末、直接彼女に連絡が取れた。

 待ち合わせ場所は、有楽町。

 彼女が勤務している、広告代理店の近くで、ということに。

 会社が入っている雑居ビルから出てきた中尾幸世は、テレビでみたまんまの顔。

 印象的な、頬の上の照かりも、そのまんま。

 路上を、足しげく行き交う人達は、彼女が、「女優」であるとは、誰一人気付かない。

 数年に1度。それも、NHKのみで、単発で出る女性。例え、ヒロイン・主役であっても、足を止めるほどコアな人は、いない。

 このインタビューのために、昼休みの食事の時刻を、ずらしてもらって、会社を出てきたのだと言う。ありがたい。

 食事もゆっくり取る時間も無く、近くの喫茶店で、1時間弱、話しを聞いた。

 仕事は、広告のグラフイック・デザイン担当。多摩美術大学を卒業後、就職し、この仕事を続けている。

 「残業もあるし、土日も仕事をする時もある」などと話していた。

 「時々、雑誌のレイアウトの仕事も回ってきて、やるんですよ」という言葉がアタマに残っている。

 整理整頓が悪く、今すぐ手元に、そのインタビュー記事を引っ張りだせないでいる。

 覚えているのは、長期撮影のための休みは、会社に有給休暇の届けを出して、出かけて行っている。

 なので、「もう、有給が無いに等しくなってきているの。私の仕事は、あくまでコレ。芸能活動という認識はまったく無いし、この先、ずっと続けていこうという気持ちも無いんです」

 芸能プロダクションや、事務所にも所属しておらず、する気もまったく無い。むろん、マネージャーもいない。

 新しい作品で、また撮影がしたいんだけど・・・と、佐々木さんから電話連絡があってから、どうしょうかなあ・・・・と、考えるというカンジ。

 仕事は、チームでこなさなければならないし、自分が抜けることで、迷惑も掛かる。

 もう、多分、おそらく、テレビも含めて、将来も、芸能人的な仕事はしてゆく気持ちがないし、多分、もう、しないと想う、とも言っていた。

 笑顔が、何よりステキだったし、化粧っけ、殆んど無し。地味といえば、地味。結婚や、恋愛については,答えを笑顔を浮かべて、はぐらかされた記憶がある。

 「もう、そろそろ会社に戻らなきゃいけないので、この辺でいいですか?」

 それが、締めの言葉。

 演技にも、自信が無いのだそうな。

 で・・・・・それ以降、佐々木の作品も含め、消・え・た。

 それも良い。あくまで、他人の為ではなく、中尾幸世、彼女の人生なのだから・・・・・・・・。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 本日。コレを打ち込むに当たって、彼女の今を、検索してみた。

 すでに、57歳

 なんと、週末の土曜日、朗読会を、全国各地で開いていた。

 それも、15年も前から。

 Dscf8947 この写真は、始めた頃か。

 近年は、年齢を重ねたせいか、メガネをかけ、ゆったりと余裕のある衣装を身にまとい、宮沢賢治、小川未明、小泉八雲などの作品を、朗読している。

 Dscf8951 時には、このような場所で。オトナだけではなく、幼児相手に読み聞かせてもいる。

 ハープ、ピアノ、弦楽器、などの伴奏も付けて、物語の世界を独自に創り上げている。

 その後、結婚したのか? 子供が、いるのか? 孫までいるのか?

 仕事(正業)は、今も辞めずに続けているのか?

 わからない。

 今月も、関東地方で2か所。

 週末に、朗読をする。

 マイペースの人生を、着実に歩んでいる。

 かつても、そして今も。

 かろやかに、かろやかに・・・・・・


<リアル ディレクター ルポ> 火野正平の、お尻の穴は、この先、大丈夫?

2014-11-03 00:22:03 | テレビ番組

 その声、そのトーンを耳にして、ぞっとした!

「だめぇ、だめ、だめよ~」

 火野正平が、少し、ふざけた時のこと。その瞬間、返ってきたのが、その、オカマ&ホモっぽい、オンナ言葉

 背中に悪寒が、走った。

 四国の地で、だったろうか・・・・・

 お笑いコンビの言葉を使ったとはいえ、この局に、ホモが多いのは知っている、

 別に、ホモがいてもいいが、撮影の無い夜、火野はおちおち、心安らかに寝られないんじゃなかろうか・・・

 折りしも、11月3日からは、九州に入ってからの放送が始まる

 同じディレクターが、引き続き、帯同するのかどうか?

 テレビ画面に、スタッフの名前が出ないので、思わず、地が出て、オンナ言葉を発したオトコの名前が誰なのか? 残念ながら、分からない。

 俗に、男10人いれば、うち1人は、ソレ。

 そう言われてはいるけれど。

 かつて、かの東郷健が生きて居た頃、カレにインタビューに行ったことがある。

 お店に招き入れらてから、ぶ厚い木の扉を閉めて、そのうえ、カギを掛けられた時には、いやあ・・・・生きた心地がしなかった。

 九州で、どんなふうにホモをからかうか?

 火野の、軽妙なサバキ具合が、楽しみだ。

 NHKならぬ、日本ホモ協会では、ないだろう?

 まさか、九州のホテルか旅館で、夜、寝てる時に、”急襲”しないよねえ(笑)


「きらり!えん旅」ならぬ、キラリ、目に涙浮かべての、縁(えにし)旅。演歌歌手・水森かおりの姿に涙す

2014-10-16 00:49:37 | テレビ番組

 10月15日。何気なく、録画しておいた番組を、先ほど再生して、見た。

 当初は、火野正平の「こころ旅 とうちゃこ」を、ちょいと見ておこうかな、という軽~い気分。

 火野の、ひょうひょうとした人柄が好きで、時折り、何となく見て楽しんでいる。

 彼が、めちゃくちゃ、女優にモテまくった頃。スキャンダルまがいに、報じられ続けた頃。

 偶然に、とある撮影所の芝生に座って、彼に、ポツリポツリと話しを聞いたことがある。

 聞きつつ、ふ~ん、こんなタイプに、プライドお高い女たちが、コロコロ、いかれちまうんだあ~、と感じたことを思い出す。

 で、番組表を見たら、続けて「きらり!えん旅」という番組で、水森かおり出ると、記載あり。

 んじゃまあ、ついでに録っておくかあ、彼女の歌、嫌いじゃないし、という”低度”。

 で、見た。

 まいったなあ・・・・涙、滲んじゃったよお・・・・

 というのも、「ご当地ソングの女王」としての、営業上の演歌歌手名・水森かおりとしてではなく、人生、それなりに苦労してきた41歳の女性・大出弓紀子(おおで・ゆきこ)として、人に向き合い、あの、3・11三陸大津波でかつて無い被害・被災した人たちの話しを、心から受け止めて聞いていたから。

 映像は、さりげなく、ウソを見抜く。

 だから、「仕事」として、ヒトに接しているかどうか!?まで、画面に浮き上がらせる。

 この番組。今まで、他の歌手や、タレントには「仕事」「営業」を踏まえての言葉と、笑顔と、歌しか、感じられなかった。お義理、お愛想の。

 訪れた場所は、宮城県の亘理町(わたりちょう)。

 あの地震に加え、巨大津波が襲い、人も、家も、イチゴハウスまで、一瞬にして、三陸沖の太平洋にと、押し流されてしまった町だ。

 行政が、この期に及んでも無能のため、荒れ果てたままの更地が続き、ボロく、簡易な作りの、プレハブ仮設住宅が並ぶ。

 仮設とは、あくまで「仮り」の設置だったはずなのに・・・・すでに、3年7か月。

 その想いを、大出弓紀子なりに、一言一言、キチンと、心で受け止めて聞き、接していた。

 彼女に「亘理(わたり)の冬」なんて題名の「ご当地ソング」があるなんて、まったく知らなかった。

 初めて、耳にする曲だった。

 見終えたあと、彼女のブログを通して調べたら、アルバムに入っている1曲とのこと。

 曲の舞台となった亘理の海岸線と、砂浜を見つめる、大出弓紀子。

 

 万感の想いを踏みしめて、かつては白砂青松(はくさせいしょう)であった亘理の浜を歩く。

Dscf8555 (テレビ画面より)

 時に笑い、時に涙を滲ませての、その地での3日間。

 あくまで「オフィシャル ブログ」の記載からすると、9月10日から3日間のロケだったようだ。

 ラスト、カラオケをバックに歌う「亘理の冬」は、やはり、圧巻だった

 ココへ来たからこそ、かも知れないが、この大出弓紀子。クチでなく、心で歌っていた。気持ちで、歌っていた。

 気持ちを、込めて、込めて・・・、あの砂浜を思い浮かべ、荒れ地にたたずみ、今も「故郷」に住む他人に心寄せて、まぎれも無く心を、歌詞に乗せて、詩にしていた・・・・・

 まいったな、もう・・・・・・

 人と人の縁(えにし)の旅、を、初めて見た・・・・

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 <追記

 再放送が、10月22日(水) 午前11時から、NHK-BSで、有るようです。

 はたして、記事どうりであるのか、どうか?

 まあ、究極、観るヒトの感受性、受け止め方次第ではありますが・・・

 ご確認ください


頑張れ!  精一杯、走ってみろ! 猫ひろし、こと、瀧崎邦明、37歳。カンボジア王国暫定国民

2014-10-03 08:31:00 | テレビ番組

 「猫ひろし」? それも、「裸のアスリートⅡ」という、BSのテレビ番組で、取り上げられる?

 バラエティと称する、バカ、エティ番組では、無い。

 おいおい、おいおい、マジかよ?

 一応、録画予約しといてみっかあ~

 んな、受け止め方。

 だってさあ・・・・あの、猫ひろし、だぜえ!

 2011年、翌年開催の「ロンドン オリンピック」に出たいがために、なんと、マラソン・記録レベルの低い「カンボジア王国」に、国籍を日本から移し、本名のタキザキ・クニアキ(瀧崎邦明)*表記は、クメール語、として受理された。

 まあ、背景には、カンボジア陸連の、日本企業を軸とした他国からの経済的支援をもらえれば良いんだけど・・・という計算が見え隠れ。

 例えば、その後、瀧崎を一発「ニャ~」芸人としてでは無く、マラソン・ランナーとして評価し、スポンサーになっている「鳥取銀行」など。

走り続けた、やり続けたことによって、幾多のスポンサーも付いたようで、練習活動も、助かっているとみた。

 ちなみに、瀧崎の産まれ育ちは、千葉県市原市なのだが・・・・。

 所属事務所に問い合わせたところ、「近年、お仕事のオハナシを戴いた」とのこと。

 カンボジアといえば、苦しい時代を、内戦と戦争により、長年に渡って過ごしてきた。国そのものが、経済的支援を願っている、無理も無い歴史的背景がある。

 まさに、「猫の手も借りたい!」。

 2つ目に、自国では代表選手になれなくても、例えカンボジアに移住してもオリンピックに出場したいという選手の願いをかなえさせたいという思惑もあったことは、否めない。

 ところが、国際陸連。

 カンボジアに、1年以上定住しておらず、規約違反。ロンドン五輪出場は、まかりならん!との、厳しくも、まあ正当な、お達し。

 我が国でも、批判の矢面に「猫ひろし」は、立たされた

 ホモと知らず、外国人と結婚してしまった、愚かで笑える元・女子マラソン、メダリストランナーも、求められて批判の加勢コメント。

 その女。書面上の離婚はせずに、単身長く、日本でカネ稼ぎまくっている。んまあ、事実上の離婚状態。

 で、猫の手法。かくいう私も、何だかなあ・・・・と。気持ちは分かるけれどさあ~ってな、カンジ・・・・だった。

 すっかり、脳裏から消え去っていた「マラソンも走れる芸NO人」。

 それが、「アスリート」として、真っ向から取り上げる??

 元々、スポーツ選手、運動選手と言えば済んでたモノを、4年ぐらい前からか、猫も杓子も、犬もバカも、もろ手を挙げて、ハイハイ、ハイハイ、「私も、私も、アスリートよ」。

 この番組が放送されたのが、9月28日、日曜日の朝

 その日の夕方。元テニス選手の松岡修造が、とある番組でのたまった。

 「私も、アスリートですが・・・」

 おいおい、おいおい、違うだろ! お前は、ただただ熱く、ウルサイだけの、御神輿担ぎタレントだろうが!

 父の松岡功(映画の東宝名誉会長)に、息子・修造のことを、あるパーティで感想を聞いた時、苦笑混じりに、こう言っていたほど。

 「いやあ・・・・いろんなところに、迷惑かけているようで・・」

 ちなみに、功もかつては、有望なテニス選手であった。

 瀧崎自身、番組のなかで、「アスリート」という単語をただの一度もクチにしていない。

 軽~い気持ちで、見始めた「猫ひろし アスリート」。

 それなのに・・・・・次第しだいに、番組に引きずり込まれていった。

 走り続けていたのだ! あの、「猫ひろし」が!

 てっきり、一時期の売名走りと思っていたが、大違い!

 マジもマジ。本気。ひたむき。一生懸命

 所属は、WAHAHA本舗。所属固定給、一円も支給されてない。

 稼ぎ頭の久本雅美によれば、劇団員26名は全員、食うや食わず。食事をおごり、差し入れをするたびに、超~感謝されると言っていた。

 ましてや、37歳。実は、8年前から同棲し、翌年正式入籍。すでに、三歳の女の子もいる。下町で、3人暮らし。

 おとうちゃんとしては、稼がねばならない。例え、猫まんま、でも食わせなければならない。

 本名は、堅いイメージ。おまけに、舌噛みそう。

 そのまんまでは、ギャップ、有り過ぎ。

 身長、わずか147センチ。体重、わずか45キロ。走り続けているから、太りもしない。

 表彰台に立つと、まるで子供の背。

 芸名を、30数回変えた、ある意味、売れない苦労人。

 猫で、ニャ~が、ようやく受けた。世間に、認知された。

 日本にいる時、仕事先へと向かう車を降り、短パン、Tシャツ姿で、15キロから、20キロ走ってスタジオや会場へ。それを練習に代える。

 毎日、走り続ける。それが、練習。

 かつて、瀬古利彦が現役の時、長期密着取材したので、そこら辺の自称ジャーナリストよりは、知っている。

 時速20キロが、いかに驚異的に速いかも。全力で並走して、毎回400メートルで、振り切られた。ニヤッと、瀬古、笑ってた。

 その瀧崎の、フルマラソン記録。

 本格的に始めたのは、30歳過ぎてから。

 2008年から公式大会に出始め、3時間48分57秒からスタートし、近年では、2時間31分から40分台を叩き出すまでに急成長。

 好位をキープし、アジアの大会では、自国カンボジアも含め、優勝経験もある。 

 番組では、「小さい時から、足だけは速かった」と、話す。

 加えて猫ひろし、2つものスポーツジムに、自腹切って通う

 主に、低酸素で、呼吸苦しくなるなかで、どうペースを落とさずに走り続けられるか? に、チャレンジし続けている。

 スタミナも、付く。

 器具を装着し、ランニングマシンで20キロ前後に固定して、走る!

 呼吸困難になるのを承知で、走ってる。

 興味のある方、マシンを20キロに設定して、走り続けてごらん。とんでもない、スピードだから。走る、というより、地球を蹴って、飛ぶというカンジ。

 日本のスポンサー付き有力女子選手たちのように、アメリカやカナダの高地合宿トレーニングをする時間と、経済的余裕も無いので、これで「心肺」「機能」能力も、高め、維持している。

 「心配」・・・ない? 「昨日」、今日、始めた訳ではない。

 にしても、37歳の日々に、魅入られてゆく、自分に気付く。

 国籍を置くカンボジアでの、代表候補選手たちに向けた強化合宿に向かうため、空を飛ぶ。これも、自腹。国内選手なら、いらない経費。

 なんで、妻子が日本にいて、仕事が日本に限られているとはいえ、定住しないんだろう? 住まないんだろう?

 かねがね、疑問だった。

 この長期取材番組を見て、その理由が分かった

 練習がしたくても、出来にくい。続けにくいのだ。

 この国。年の半分が雨季。あと半分が、乾季。

 雨季。路上を走っていると、突然のスコール、豪雨。走れるハナシじゃない。それが、半年も続く。

 とても、雨季ウキ気分には、なれないっ!

 競技場のトラックも、水浸し、雨ビタシ。とても、雨季ウキ気分には、なれません。

 残る乾季。コレが、走れる!と、歓喜に浸れるかと言うと、とんでもない!

 気温37~40度と、熱波がランナーを襲う。走る、走れるどころのハナシじゃない。

 いかに、タキザキと言えども、熱中症で、間違いなく、ぶっ倒れる。

 おまけに、路上は、路面のコンクリートが割れ、はがれ、穴だらけ。

 危なくって、歩行すら出来にくい。

 おまけに、すざまじい、人間を噛み殺そうかという面構えの野犬たちが、「うう~っ!」と唸って、何頭もうろつき、飛びかかってくる。

 犬は、もよもと狼(おおかみ)と同科の、本来獰猛な生き物。ペットなどでは、本来無い。

 よける、避ける、走れない。俺、猫だもん!というギャグも出てこないほど、走るときはマジな、タキザキ・クニアキ。

 これじゃあ・・・・定住しても、練習出来にくいと、さりげなく分からせてくれる。

 それでも、年に4か月、カンボジアで暮らしているとのこと。

 誠実で、妙にあおらない、番組スタッフの編集にだまされているのかも?

 ナレーションは控え目。撮った映像に、何より説得力がある。変に、感動モノには、していない。

 それでも、ハスに構えて見ようと、意識する。

 このカンボジア。公用語は、国民90%が、クメール語。児童が通う、英語塾に出向き、授業が終わると、児童たちに、クメール語の単語を教えてもらい、ノートに書き込み、安ホテルに帰ると、復習して、覚えようと努める。

 努力している日々を、さりげなく綴る。こんちくしょうめ。ココロが、揺れるわい。

 いざ、合宿の地へ。

 さあ、野犬もいない、割れ目も無い道を、せえの!と、いっせいに走り出す。

 ところが、やがて・・・・・1人欠け・・・3人欠け・・・・

 カメラが引くと、なんと代表候補選手たちは、走るのを止めて、伴送車に乗り込んでた。そればかりか、コーラをおいしそうに飲んで、笑顔ニコニコ。

 あちゃあ! スポーツドリンクなら、まだしも・・・・・

 結局、目標距離を、最後まで走り切ってるのは、タキザキ・クニアキだけ。

 これ、選手たちが、根性無し!というより、どうやら国民性、気質。

 それでも、瀧崎おとうちゃんは、マジな口ぶりで言う。

 「35キロから先を、どう、スピードを落とさずに走れるか? それが、課題です」

 カンボジア王国代表のマラソン選手として、今、韓国の地にいるタキザキ

 毎日のように、ブログ更新。

 調整代わりの、軽めのランニングを欠かさない。さながら、韓国・仁川日記、選手村日記。

 見るからに選手じゃなく、コーチとおぼしき人間たちが、選手のためのサウナに入り浸っていたり、選手村にただの子供が、ヘーキで入り込んでいたり、コンドームが、マジに選手村に置いてあったり、ホモの屈強なレスリング選手に、サウナ室で、迫られたり、NHKにも、マラソンランナーとして、取材されたり・・・・・

 警備や、なんやらかんやらの、デタラメ&ズサン、オモシロ振りも、余すところなく伝えてくれている。

 現地には、マネージャーも行ってると、事務所。

 「優勝は無理にしても、なんとか8位までの入賞は、したいです」

 タキザキ・クニアキの、抱負だ。

 スタートは、10月3日、金曜日。日本時間、午前9時。放送が、TBS系、朝8時から。

 ライバルには、同じく、コーチを持たない市民ランナーの華、川内優輝(ゆうき)がいる。

 スタートラインには、川内優輝の隣に、勇気を持って、恥ずかしがらずに、並んで立って欲しい。

 その川内。猫について、コメント求められて、ムッとしたらしい。

 「彼の最高記録が、僕の過去最低記録より遅いんですよ!」

 わずか147センチ。走りのグループの中に埋もれて見えなくなる前に、芸人「猫ひろし」もいるぞお~!ということを、開会式の行進のときのように、魅せて欲しい。

 そして、極力、川内のピッチ合わせ、抜いて、抜かれて、食らい付いて、少しだけ芸人らしく、華の見せ場も作って欲しい。

 コケにされていたって、ライバルだあ! 目の前で、パン!と、手を叩いて、「猫だまし」でも、披露してやれ。

 視聴者の目に、やり続けていることを、焼き付けて欲しい。遅れたら、現在何位という、アナウンスだけに終わってしまう・・・・・・。

 欲しい、欲しい、欲しいの連発だニャ~! 

 正直言って、芸人としての将来は、厳しい。

 しかし、毎週、全国のどこかで「マラソン大会」が、開かれているほどの、近年、熱いマラソンブーム。

 ただの参加ではなく、「招待選手」として、何がしか謝礼を手に入れれる未来も開ける。生活も、豊か?になる。

 実際、各地の大会ポスターに、そんなヒトが見られる時代。あの、ホモを夫に持つ、豊かな乳房の無いオンナだって、講演と並行して、稼いでいる。

 練習の代わりにも、なりうる。

 あの、悪いイメージも、回を増すごとに、払拭出来る・・・はず。

 嫌われないキャラクター。んん・・・・番組にしてやられたかな?

 頑張れ! 頑張ってみろ! 精一杯、チカラの限り、走ってみろ!

 猫ひろし、こと、カンボジア人。タキザキ・クニアキ、37歳。中年の星!

 番組最期、涙・・・・こぼれてた・・・・

 頑張れよお~っ!

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 


前園真聖、正式にテレビ東京から、「ネオ スポーツ」では、もういりません!と、クビを正式に宣告された!

2014-07-10 05:41:15 | テレビ番組

 やっぱり! ついに、正式に「ネオ スポーツ」をクビになったか!

 スポーツ業界紙などが、ぬるぬる温情でタイトルに打ってた、「卒業」などでは、無い。

 事実上の「クビ」だ。

 もはや、他のテレビ局で、レギュラーで、拾ってくれるところは皆無。

 ネット上での記事らしきものを見て、改めて、そう思った。

 元々、昨年の、自身の泥酔から発した、「タクシー運転手、無賃乗車の末の悪らつ逃走、暴行傷害事件」が、例え、無かったとしても、「ネオ」では、出番が少なかった。

 折りに触れての、単発顔出しだけ

 レギュラーどころか、セミ・レギュラーとも、言えなかった。こと、サッカーについては、他の者が、キチンとしゃべっていた。

 前園真聖(まさきよ)のしゃべりは、元々ど下手。解説にも評論の域にもたどり着いていない、「怪説」。

 昔の名前で、したり顔でしゃべっていただけ。

 「仕事」というものを、なめきっていた

 以前の私の前園に関する記事は、すべて事実に基づいている。

 なにしろ、「取材」してない。日本代表が、合宿練習している「現場」にも、来ない。

 たまに顔出ししても、ぼ~っと、遠くから見てるだけ。メモもしない。囲み取材にも加わらない。

 「なでしこ」の時も、来ないで酒びたり。

 乳母日傘のまま、デカい態度。ではと、スター選手単独取材の交渉能力も無い。

 親しい選手も、いない。監督にも、ロクに面識ない。携帯で、後ほど個別に話し聴くこともできない。

 なにしろ、番号そのものを知らない。

 ないない尽くしで、ぼ~っ・・・・・・。ぽか~ん・・・・・・。

 男女の日本代表だけでは、無い。現役選手の「今」を、知らない。

 グラウンドに、来ない。選手・監督に、話し聴かない。しようとする、努力すらしない。頑張らない。なのに、いまだ、天狗

 以前書いたが、「事件」を起こしたのちも、「温情」で、マネージメントをしてもらっていた次原悦子社長の孤軍奮闘、東奔西走の努力の果ての謝罪。

 それすら、自分から何一つ積極的にアクション、起こさず。子供のように、言われたから、した。

 神経は、ガキ以下。子供、以下。

 だから次原は、見放すニュアンスで、こうツィートした。

 「前園には、今後も長く、冬の時代が続くだろう」

 40ずら下げて、自分では何一つ決断出来ず。何も、自分でしようとしてこないまま、時だけが過ぎた・・・。

 他人に対する、クチのききかた知らない。世間的には、オトナと言って良い40歳になっても・・・・・。

 すでに、看板だけだった「ZONOサッカースクール」事務所も閉鎖。

 スクールの個人コーチが、携帯電話のメールでのみ、数少なくなった事実上、フットサルの小学生選手に教えている。

 元・事務職員によれば、少しだけ、「出署」後、他人に対してマトモに接するように変わった、と言っていた。

 しかし、それもまた、元に戻ってしまった・・・・・。

 局のクビ宣告は、自明の理であった。

 元々、「ネオ」は、視聴率が低いため、どれほどの人が、あの短い番組を見ていたか? というと、はなはだ疑問。

 前園真聖(まえぞの・まさきよ)の「ブログ」を観ていても、出番内容を知らせるくだりは、無いに等しかった。

 「内容」が、無いよう。

 目に飛び込んでくるのは、降り注ぐ夏の日差しも無いのに、サングラス写真、ブタのセブンとの日々。そして、食い物、飲み物、甘さ一杯の大好きな簡易軽食、そして、気の置けぬ飲み友達との写真。

 たまにもらえた、地方に行っての、その他大勢との”営業イベント”出演。

 後にも先にも、それだけ。

 サッカー試合観戦には、誘われての仕事絡み以外、まず行かない。

 テレビで、欧州の試合は好きで、録画して見るくらいだ。

 ちなみに、マネージメント事務所からは、月決めの契約料は、元々1円も出ない。

 仕事量に応じて、そこからマネージメント料を引かれた金額が、前園の口座に振り込まれる。

 それが、0円になる日は間近。

 あとは、スポーツ用品メーカーと、彼の地元・鹿児島の焼酎の広告代を使いきったら、たちまち、ブタのエサ代にも事欠く貧困生活が待つのみ。

 ブログには、先の刑事事件で逮捕・拘留され、”出署”した後も、数か月間、載っていたのは、ブタの誕生日の写真のみ。

 前園自身が「ブタ小屋」に入っていた間、ブタの世話はともかく、排出する糞尿の処理は、どうしていたのだろう?

 まさか、次原悦子・事務所社長自ら、クソ小便まみれを覚悟して、前園の部屋に赴いたとも、思えない。

 前園に、世話焼きオンナ?

 あの嫌われ者に考えにくいことだが、奇特な女性が、世の中、いないとも限らない。40歳になっても、嫁の来てが、無いが。

 ブタとの同居に、二の足を踏むのは、フツーの感覚だ。

 かつて、書いたが、日本での現役最期の「東京ヴェルディ1969」時代。ホンの1人だが、長年に渡る女性ファンはいた。

 練習後のグラウンドと、クラブハウスの駐車場の片隅で、前園の帰りを待っていた。手には、紙袋。何が入っているかは知らないが、前園に渡したいのだと、ポツリと言う。

 前園、その娘にいちべつ。それだけ。

 その女性。前園の胸に押し付けるかのように、ソレを渡し、無言で車が去りゆくまで、じっと見送る。

 「ひどいね」

 思わず、私が、その娘に言った。

 「いえ・・・いつも、昔から、ああゆう態度なんで。一度だって、期待したことなんてありません。ただ、見てるだけですね」

 それじゃあ、ファンは、日ごとにいなくなるよなあ・・・・。

 「出来れば、付き合いたいとか? あの袋のなかに、君の電話番号とか、連絡先が、メモしてあるとか?」

 彼女、あきれたように苦笑。

 「そんなことしたって、連絡くれるようなヒトでないことは、とっくに知っていますから。無駄なことは、もうしません」

 当時、前園を書くために、彼を取材していた私。

 チームの番記者たち全員の声に、まず、驚かされた。

 「誰、取材しに来たの? ええっ!? ZONO(ぞの)? 悪いこと言わないから、やめといた方がいいよ」

 何でですか?

 「嫌になるからさ。きっと、あきれるよ」

 ・・・・・・ホントだった。インタビューの口約束なんて、平気で反故にする。時間に、ルーズ。それも、守れない。謝らない。すぐに、シカトする。無視する。ワガママ。

 いやはや・・・・・・

 書きはしたけどね、ありのままを。

 その時も、個人練習は、して構わないけれど、と、条件付きの、実質クビ状態。戦力外扱い。

 誰にも、挨拶しない。だから、誰にも、挨拶されない。

 自業自得。

 当時、チームの働きかけもあり、韓国のチームに入れるらしいという噂が、あった。

 実際、その通りに行った。が、すぐ、クビになった。

 平気で、ウソも付く。

 トレードマークにさえなっていた「赤色の、スポ―ツカー」。

 「コレ? 自分の車です」

 そう??

 すぐ、調べた。大うそだった。

 長年、前園を支援し続けている人の所有だった。

 「ああ、あの赤いやつ? うんうん、ゾノに聴いたら足が無いって言うもんでさ。まあ、足代わりに使ってもらってるわけ」と、都内のオーナー社長。

 こんな男の、この先は、かなり暗い。

 自業自得と、斬って捨てても仕方無い性格。

 もし、再起をホントに計りたいのなら、最期に少しだけアドバイスしよう。

 まず、そのブヨブヨに、精神並みにたるみきった体を締めること。

 それも兼ねて、スクールの子とともに、一緒に走り回り、体とココロをもう1度、根本から鍛え直すこと。

 甘いモノは、避けること。自己節制すること。

 他人に対する接し方を、これまた、なまいきな言動をしたとたん、殴り殺されるような厳しい人に、教えてもらうこと。

 そして、どうせ、サッカーしか知らない、典型的なサッカー馬鹿。

 他の専門的なハナシは出来っこない。

 ならば、本気で、数多くの試合や、合宿や練習を見て、メモして、初歩から勉強しなおすこと。

 せっかく、コーチの資格を取ったのだから、馬鹿はバカなりに、進歩するだろう。

 で、それを、ブタのことは書かずに、毎晩、泥酔せずに、ブログ上で、解説・評論してみること。

 文章修業にも、なる。漢字も、覚えられる。

 出来るかなあ・・・・勘違い、無能天狗が。

 そうしたら、可愛そうにと、誰かが拾ってくれるかもしれない。

 でなければ、40からの再起は、ない。

 世間知らずに、世間は甘くは、ない。

 元来、ことサッカーに関しての本人の手による記述は、無かった。

 自称にしても、腐っても「サッカー解説者」、ないしは「サッカー ジャーナリスト」。

 1歩、本気で、踏み出せるだろうか・・・・・・・・・

 この腐り切った根性が、変わると、期待はしたいが・・・・・・


関口宏のインタビュー術光る、BS-TBS「関口宏の人生の時」は、録画する価値あり

2014-06-29 03:10:49 | テレビ番組

 いきなり、冒頭で、しばし名言を、紹介する。

 中尾彬(あきら)が、ゲストで出た。

 そう、今だマフラーというより、ちょいとした、そこら辺の布を、ネクタイならぬ、「ねじりん棒」スタイルにしてテレビ番組に登場する役者だ。

 カミさんは、知る人ぞ知る、池波志乃

 名人「古今亭志ん生」の孫でもある。育った環境が、粋な界隈。

 2人が付き合い初めてすぐの頃。

 彬が、志乃に聞いた。

 「酒は、呑むの?」

 志乃、答えた。

 「しょうしょう」

 ・・・・・・大概、その言葉。ちょいと控え目な、「少々」と受け止める。

 ところが、志乃は違った、

 「升升」

 つまり、酒2升。

 いけるクチだった・・・・・

 いやあ、中尾彬のしゃべり、巧み。

 それを、笑顔浮かべながら、しゃべらせる小道をさりげなく作る関口、巧み。

 あと半月で71歳にもなる関口宏

 今71。まもなく72になる中尾。

 互いの人生、時々交差してきた。それだけに、見ててというより、聴いてて面白かった。

 この番組。きっと見ている人は、少ない・・・かもしれない。

 ゲストの歩んだ人生の歴史を、オーソドックスにたどりながら、見事に、そのヒトの人柄を、クッキリと浮かび上がらせてゆく。

 他のトーク番組、インタビュー番組のように、ゲストに媚びるかのような、ヨイショ!は、一切無い。

 まあ、もはや、怖いモノが無い立場にある、関口宏だから出来るという見方も出来ようが・・・・・。

 それにしても、ひき出し方が上手い!

 インタビュー中、自分のかつて交際、恋愛関係になっていた女性の話しが、相手からポロリと斬り込まれると、少しうろたえつつも、うま~くごまかす上手さも光る。

 是非、一度、完全引退しているカミさんの、「西田佐知子」をゲストで呼んで欲しい!

 最終回で、良いからさあ!

 BS-TBSで、水曜の夜10時から放送している、この番組。これは、面白いよ!

 観ること、お薦め致します!


<異聞 蟹江敬三 追悼> あれっ? 「ガイアの夜明け」の、ナレーションの声が違う! 蟹江敬三じゃない

2014-04-06 19:42:04 | テレビ番組

 ああっ!亡くなっていたんだあ・・・・・

 変だなあ・・・とは、思っていた。

 というのは、いつも録画している「ガイアの夜明け」のナレーションが、古谷一行らに変わっていたから。

 いつも見ているせいだろうか?

 進行役が、役所広司から江口洋介に変わった時も、見ていて非常に違和感を覚えた。

 元々、自ら取材していない俳優。それは、役所も同様なのだが、信用度に明らかに差がある。

 ましてや、全篇流れる声が、蟹江敬三では無いとなると、さらに信用度がガタ落ち。

 もう、扱うネタ次第で、録画することになりそう。

 かつては、良い番組と思い、この「ガイア・・」の、DVD集が発売された時、紹介記事を書いたほど。

 蟹江の声と、そのトーンに、さらに「信用」が重なっていった。

 一方、彼が出演していた2時間ドラマや、「あまちゃん」。

 「あまちゃん」などは、むしろ批判的に見ていたし、そんな記事も書いた。

 脚本が場当たり的。思い付きの、突拍子も無い展開。受け狙い、見え見え。海女ちゃんでは無い、甘ちゃん、ないしはアマちゃん。

 この程度で、視聴者は楽しまるのかと、いささか、がっかりした。

 基本的に、テレビドラマや映画は、監督や脚本家で選別して見る、見ない、録画する、しないを判断している。

 なので、殆んど見ていない。

 見た記憶があるのは、「うちのホンカン」「阿部一族」、松本清張・原作の2時間モノ、「下町ボブスレー」、そして「ソープ嬢モモ子」のシリーズ。

 とりわけ、「ソープ嬢・・・」。モモ子に扮した竹下景子との掛け合いは素晴らしく、このコンビは絶妙だった。

 このシリーズには、絶対に欠かすことの出来ない役者であった。

 そう、俳優というより、その数段上の「役者」。

 かつて、演出家として、すでに高名となっていた蜷川幸雄を長期取材。

 学生運動の嵐吹き荒れるさなかの「現代人劇場」、その後は「櫻社で、演出家と主演俳優として、蟹江敬三が、体張って、ひたひたと忍び寄る権力と闘っていたことを知り、蜷川との当時のエピソードを聞きたく、取材を申し込んだが、結局、応えて戴けなかった。

 どうやら、スケジュールが、会う合わないの問題ではなく、かつて蜷川と、お互いに若かったせいもあり、何らかの軋轢が生まれ、越えられない溝が出来てたからじゃないかと、人づてに聞いた。

  当時の舞台映像を見せてもらったが、モノクロのなかで、はじけるパッション! が、鮮やかに甦ってきた。

Dscf4542 この写真は、櫻社公演「盲導犬」での1カット。右が、蟹江敬三。そして、左は石橋蓮司

 反権力を滲ませた、演出家、脚本家、そしてその想いを板の上で体現する役者たち。今もって名作の輝きを放つ「心情あふるる軽薄さ」。

 その舞台を監視する機動隊と警察官。いつでも公演を阻止するかのように見つめていた、ぎりぎりとした緊迫感。

 創造する自由さえも、圧殺しようとする時代であった。

 一本の芝居に賭ける、想い。全身全霊を傾け、演じるというより、熱く闘っている! という印象が、今も消えない。

 先日、3月26日、これらの脚本を書き続けた清水邦夫。彼の妻であり、清水が立ち上げた劇団「木冬社」の主演女優でもあった、松本典子が、肺炎でこの世を去った。

 78歳であったとはいえ、あの激動の時代を知る人が、また1人、他界したのか・・・・・と思った矢先の、蟹江敬三の死。

 それも、胃がんであったとはいえ、わずか4日後の、3月30日に亡くなったとは・・・・・。

 蜷川は、今、どんな想いを胸に抱いているであろうか・・・・・。

 松本に関しては、蜷川について話を聞こうと、清水宅にお伺いした折り、お茶を持ってきて戴いた姿を見てびっくり。

 一言も、松本とは話しせずに終わったが、女優がお茶を!

 そりゃあ、妻なんだから、当たり前のことなんだけど。帰り道、そうフト、思った。 

 石橋蓮司には、新宿の地下通路で、偶然逢い、緑魔子とのことまで、エピソードが聞けた。

 顔に似合わず、気さくであったことが、今も印象に強く残っている。

 さて、役者、蟹江。

 映画出演のデビュー作品、「あゝ、同期の桜」も見ているが、さほどの印象は残っていない。

 近年は、上記のいくつかのドラマを除いては、ああ、「演技職人」だなあと、感じていた。

 出演作が多い。

 どんな役柄でも、見事に、こなせたからだろう。

 昨夜、録画しておいた「おとり捜査官 北見志穂」シリーズの最新作を、初めて見た。

 べーやん、生前、長らく監督をやっていたこと。その実の娘が女優をやっていて、このシリーズにも、回数多く出ていたこと。

 パキさんの女房だった赤座美代子も出ていたことを知った。

 元の芸名・真中瞳も出ていたが、何年たっても、セリフ、棒読み。まったく成長していなかったのには、驚いた。表舞台から消えた間、一体、ナニを蓄積してたのであろうか?

 で、蟹江。闘病生活のなか、声が完調でなくて、「ガイア・・」も、降りたりしていたのに、この「おとり・・」では、まったくソレを感じさせなかった。

 声、体格も変わらず、頬もこけず。足の運びも、違和感なし。

 何の異変も感じさせていない。軽妙で、ともかく上手い。

 だが、「ガイア・・・」は。アレッ?と、想い続けていた。

 かつての私なら、そう疑問に思った翌日には、とりあえず、所属事務所に?を入れていたものだ。

 そこで、「体調不良ですが、大丈夫ですよ。ご心配するようなことは、ございませんので」と言われるだろうが、その言葉の微妙な裏側に、何か?を、感じとって、次の行動に移ったかも知れない。

 69歳、まだ逝くには早い年齢

 脂ぎったまま、「まだまだ芸能界にしがみついてでも、すがって生きていきたい」とクチにしたみのもんた、こと、御法川法男。

 消えてもいい人間が、まだ生き続け、まだまだ見続けたい役者が早くこの世を去る。

 なんだか、むなしさが募る、春の宵・・・・・


バカバカしい、あらかじめ紙に書かれた「質問」、そして「答え」が書かれたものを読みあう、国会審議と同じ

2014-03-29 05:05:38 | テレビ番組

 なんじゃあああああああああ!!!!!!!

 NHKの予算国会審議は!

 もっか、少なく見積もっても2億7000万円の、局内外の不正金で揺れている犯罪が行なわれていたNHK。

 その渦中での、衆参の国会での予算審議の、あまりのバカバカしさは!

 厳しい指摘をされると、もろにふてくされた顔をする理事、そして籾井勝人(もみい・かつと)新会長。

 それすらも、お互いに、紙の読みあい

 単なるセレモニーでしかない。

 それも、質問するセンセのなかには、いろんな場所で、チューチュー、キスしまくった共産党のブス議員まで、イッチョ前に紙読む審議、ならぬチン議。

 このザマじゃあ、誰も受信料なんぞ、支払う気持ちは無くなる。

 最初から、予算案、承認ありきで、時間枠通り進められていくバカバカしさ!

 腐り切ってる!

 バカでも出来る国会議員は、安倍晋三以下、すでによく知っているけれど。

 紙に書かれた文字の読みあい、もう全廃しろよ!

 「通告」という、愚かしさ。

 「論戦」とか言われると、あざけ笑うほかない。

 

 


<ザ・検証> 稀代の詐欺師!佐村河内守に、NHKは、本当にだまされたのか? 古賀淳也は、グルか?

2014-03-17 01:11:44 | テレビ番組

Dscf3198 稀代の詐欺師、その名も「佐村河内守」(さむらごうち・まもる)。

 そんな人物を、自局の、いくつものテレビ・ラジオ番組で、ヨイショしまくったNHK

 それなのに、昨日3月16日、どさくさに紛れ込ませるかのように、午前中の番組で、ささっと検証まとめ発表。

 先日、私の記事で、キチンと検証番組を作って放送すべき責任があるむね書いたのに、なんとも汚い、姑息なやり口で、逃げ切ろうとしている。

 テレビ番組の放送時間を短く切って、宣伝をしまくっているのに、何故か、あえてコレはしていない。

 NHKスペシャルの名で放送したのだから、1時間以上の枠を取って、私たちは、詐欺師とも気付かず このように、愚かにもダマされ尽くしましたと、番組の映像や、未放送映像を再生して、子供でも理解出来るように、説明して欲しかった。

 今からでも遅くはない。

 すぐさま、その作業を手掛けて欲しい。その「義務」が、ある

 先ほど、[佐村河内氏 関連番組 調査報告書]を、数度通読した。

 「偽装」や、「演技」をしまくっている佐村河内の姿が透けて見えてきた。

 ところが、ある瞬間、アレっ!? ホントに、この人、耳聞こえて無いのかな? 本当に、譜面書けるのかな?という、疑問を持った瞬間があったようだ。

 報告書には、その名前を記載せず、隠しているが、「職員ディレクター」の、木下千種

 佐村河内はいつもは、手話通訳を通しているのに、話すと、とても流ちょう。

 そこで、木下は、手話通訳士に聞く。

 途中から、耳が聴こえなくなった人は、そうなるというようなコト言われて、それを信じてしまう。

 会見でも同席した、この手話通訳士も、かなり怪しいが、木下の愚かさには、あきれてしまう。

 もう一度、母校の聖心女子大学に入学し直して、人間関係と、心理の裏側を、勉強したほうが良い。

 そういうことが有り得るのかどうか、周辺取材や、確認すらしていない。

 それを行なっていれば、私が、詐欺師の記者会見を受けて書いた記事のように、例え生まれつきでは無くても、あれほど流ちょうに、よどみなくしゃべるのは、おかしい、偽装と、気付くはずだから。

 また、撮影担当の松宮拓も、佐村河内の書いたとされる譜面を見て、書体が違うのに、気付く。

 譜面の書体文字は、丸いのに、表紙に書いたサインは、角ばった文字。まるで、別人のよう。

 そして、耳がひどく聴こえないはずなのに、演奏会で、感想を言っている。

 そういう疑問は、帰路、スタッフ間で話すべき。

 もう一度、自分たちがこの人物をゼロの地点から立ち返って、見直すべきだったはず。

 他の作られた、飾られた評価では無い。自分は、自分たちは、改めてどう見るか?

 ソコが、無い。

 まるで、底が抜けて、空っぽだ。

 例えば、両親は拒否でも、旧友、同級生、近所の人に聞き込みすれば、詐欺の一端は、1発で分かったはず。

 立ち戻って、そこからの、スタートにして当然だったはず

 耳が聴こえない、目が悪い、どこか体に障害がある無しに、関係ないはず。

 そこで、身を引かない。遠慮しない。

 かつて、しつこく、やってたじゃないか、現場で嫌われても、NHKは。

 この無能のスタッフたちは、あえて小さい声で、佐村河内に話しかけてみたり、怒らせて、すぐの言葉を聴き取ってみたりの、疑いを解消することも兼ねての、確認する行動をしていない。

 他の評価がすでに高い。TIME誌が、「現代のベートーベン」と書いてるから。

 自分で、確かめることもせず、安易な思い込み。ドキュメンタリー的なモノを追う資質そのものが無い。そう言って、いい。

 それは、吉田卓哉、佐藤克利という、2人のプロデューサーにも言えることだ。

 そして、一番、やはり怪しいのが、「契約ディレクター」の、古賀淳也だ。

 持ち込み企画ではない、と報告書では記載されているが、ホントに詐欺、偽装に長年にわたって気付かないままだったとしたら、完全な開きメクラ。

 おまけに、ヨイショ本まで書いている。共犯でないとしたら、このオトコ、一体、なんなのだろう?

 ディレクターを辞めたほうが、良い

 んにしても、3度もの会議を経ての審査と、チェック。

 あるとしても、もはや、形式に過ぎず、ザル同然にしか見えない。

 殆んど、体質も、理化学研究所

 「現代の映像」を放送していた頃と違い、ホントに、歯の浮くような、ヨイショ番組しか作れなくなった、NHK。作らなくなった、NHK.

 キレも、瞬時の輝きも、切っ先の鋭さのカケラも無い。

 とりわけ、ミュージシャンに対しては、プロモーションビデオでも、そこまでヨイショしない番組作りを、厚顔無恥にも、しまくっている。

 裏どりは、まったくしていない。

 その悪しき傾向に歯止めが、かかれば良いのだが・・・・.

 

 


稀代の詐欺師! 佐村河内守。記者会見を開いて、しゃべりまくって、わかった大うそ!

2014-03-07 21:49:32 | テレビ番組

Dscf3206 曲作りのゴーストライター、新垣隆の記者会見から、丸1か月。

 横浜の自宅から、マスコミの目を逃れて、横浜スタジアムの近くにある「東横イン」に宿泊。そこを皮切りに、本人の言によれば「ホテルを転々としていた」。

 そんな、曲作れない「作曲家」という、稀代の詐欺師・佐村河内守(さむらごうち・まもる)が、自ら記者会見を開いた。

 本日3月7日、午前11時過ぎから、2時間半。

 謝罪も言葉こそ有りはしたが、それは、あらかじめ間違わないようにと、紙に書いてきたもの。

 横浜市から、検査・診断で、「聴覚障害に該当しない」と、明らかにされたのにも関わらず、これ見よがしに、手話通訳士を引率。

 なのに、長年に渡る自分のウソと詐欺行為が、さらにばれたくない為か、「手話の彼には、何も聞かないで下さい」と、何度もしつこく言う。

 これまでの長髪や、サングラス、そして杖。いつものイメージは、捨てて登場。

 俳優志望だっただけに、装うのは得意であった。

 サングラスは、「ここでしてたら、叱られると思ってしてこなかった」と、50オトコが言う。

 まあ、しゃべるわ、しゃべるわ。反省、心から無し。

 開き直り、一杯!

 で、やっぱり、詐欺師!

 難聴なんて、とんでもない大うそ!

 聞こえてる、聴こえてる。手話が終わり切る前に、もう、すぐ即答連発!

 なにより、しゃべり方がおかしくない!

 こいつ、やっぱり、詐欺難聴オトコだった。

 佐村河内によれば、耳が聴こえなくなったのは、24歳の時からだそうな。てことは、以来26年。

 成人してからおかしくなったとしても、難聴者、ましてや自称2級の全ろう者だったら、必死に相手に自分の意思をつたえようとしても、聞き取りにくいくらい、しゃべりが、おかしく、意味不明になることが多い。

 ところが、この詐欺師ときたら・・・・・

 3年前から、聴き取れるようになったとさ。うひゃ~!

 なんとも、都合のいい耳。

 記者会見をナマ中継でとか、ニュースで見た方なら、何の不都合も無く聞き取れたはずだ。

 新垣隆や、妻の母を名誉棄損で訴えると、のたまう。

 やるなら、やれば良い。おもしれえ、見もの、聞きものだ。

 この日の会見でも、ウソと矛盾をさらけだしていたし。

 裁判ともなれば、動かしがたい証拠も提出され、詐欺師はさらに、墓穴を掘ることだろう。

 それにしても、醜いやつらも、記者会見場にいた。

 蝶ネクタイブタと、局内で秘かに言われている軽部真一アナウンサーや、「作家」と言うフレコミの神山典士。。

 2人とも、詐欺師に見事にだまされたことを棚に上げて、その腹いせか、まあ、言葉を極めて言い放っていた。

 自分たちが、目明き盲目、節穴のおバカだったことも忘れて。笑う他ない。

 ブタなんか、長年同棲している妻同然の女性がいたのにも関わらず、「交際女性求む」と、平気で番組で、かつてクチにしていた。

 コレって、詐欺じゃないの? ねえ?

 それにしても、詐欺師の片棒担いだ「タイム誌」。付けも付けたり、「現代のベートーベン」。

 コレを、すっかり鵜呑みにした、明きメクラたち。自分で調べもせず、疑いもせず。片棒と、神輿担いだ。

 タイムの責任は、どこにいった?

 聞いたのだが、タイム、答えてくれず。

 そして、NHKスペシャルの、でっち上げヨイショ番組作った、フリーディレクター・古賀淳也と、女性社員ディレクター・木下千種

 2人の社会的責任は、大きく、且つ、重い。

 古賀は、いまもって逃げ回り、木下は局が固くガード。

 籾井勝人なみに、ワル。

 必ず、検証番組スペシャルを放送する責任があることを、忘れないで戴きたい。


「明日、ママがいない」を擁護した立川明日香こと、半澤優子は、第二のオンナ版・佐村河内守だった

2014-02-21 12:47:00 | テレビ番組

 こりゃ、第二の、オンナ版・佐村河内守(さむらごうち・まもる)かよ!

 取材を進めていくにつれ、次第に疑惑から、確証に変わっていった。

 そのオンナ、立川明日香(たちかわ・あすか)こと、[本名・半澤優子]。取材を進めていくと、その半澤という名前すら、真偽を疑う気持ちになっている。

 折りも折り。半澤と言えば、半沢直樹。そう、あの「倍返し」で、全国に知られた、半沢。

 それを、名字に持ってきたというのが、偶然? 意図的? なんとも、はや・・・・・・。

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 さて、アタマに「明日、ママがいない」に関する、さらなる真相を書き出す予定でいた。

 だが、ココにきて、すでに世の中に忘れ去られていた、このオンナが、まるで、ゾンビの如く甦り、この騒動の輪に割って入って来ていた。

 芸能マスコミの前で、「明日、ママがいない」について、コメント。

 自称、足立区生まれ。両親に赤ん坊の時に見捨てられ、都内にある乳児院を経て、3歳から18歳まで、児童養護施設に入っていたというフレコミ。

 ところが、市議会議員の立候補にあたって、埼玉県新座市の選挙管理委員会に提出し、選挙公報に掲載された、出自として、今度は「杉並区生まれ」と自称し、提出。

 さらに、取材と調査を重ねていくと、実は「半澤優子」が産まれたのは、神奈川県の横浜市と判明。

 一体、この女は、どこまでコロコロと、ウソをつきまくれば、満足なのであろうか・・・・・・・

 その入ったと自称する「児童養護施設」では、彼女いわく、

 「私はバカです」という張り紙をお腹に張って、立たされた。罰として、一晩中、段ボール箱の中に入れられ、正座させられた。往復ビンタも、された。

 私自身が、施設で、そんなひどい目にあった、と「告白」。

 それに比べれば、という意図か、「あのドラマは、そんなにひどいドラマじゃない」

 規則が、朝から夜まであり、24時間、365日、厳しかったそうな。

 なので、あのドラマは、「施設の現実とは違う」と、断りながらも、こう言ってのけた。

 「現実は、(私が、されたように)もっとひどい!」 「ドラマに(慈恵病院や、全国児童養護施設協議会などが)文句を言うヒマがあったら、施設の改善にこそ、チカラを注ぐべきだ」

 いわば日本テレビを応援・支援。

 では、この間もなく29歳を迎えるシングル・マザーが、キチンと施設と学校の規則を守り、親がいなくとも、清く正しい生活を送ってきたか? といえば、とてもそうとは、言えない。

 知られているところでは、例えば、高校時代。授業中。いつも居眠りをし、たまに起きている時は、手鏡を堂々と取り出し、化粧をしていたと言う。

 さらに、学校の規則に違反し、スカートをたくし上げ、高校で1番短い、チョ~ミニスカート姿でいた、とも。

 それが、芸名、立川明日香の過去。

 私自身、そんな名前に記憶はなかったが、丁度丸2年前。

 彼女が、埼玉県の新座市市議会議員選挙に立候補。

 誰が付けたか「美人過ぎる市議会議員」。んでもって、話題が追い風となったか、当選しちまった。

 ところが、新座市に、最低3か月以上、居住実態が無いと、立候補そのものの資格が無い。

 にもかかわらず、調べた結果、彼女の居住実態は、まるで無し。

 例えば、居住していると強弁する所で、水道が全く使われた形跡なし。電気も、ガスも。

 トイレで小便や大便した時は、普通の人は水で流すでしょう? 水道を使うでしょう?

 そう問われて、「私は、流さない人間なんです」と、とんでもない言い訳。

 他の指摘にも、大うそ。その上、暴言を繰り返した

 資格そのものが無いと認定され、当選無効と決定されても、最後まで、今もって反省皆無。

 市議以前に、人間としての評判も最悪のまま、新座市を追われた。

 そんなオンナだったことを、思い出した。

 本を出した際に、「明日、ママがいない」について切り出したため、便乗商法、売名行為などと、醒めた視線で彼女の言動を報じたところもあった。

 ん? それにしても、彼女の言った、施設。

 それが、実在するならば、その行為をさせた者が、職員なのか、同じ入所者なのか、確かめたい。第一、その施設が、実際にあるのかどうか? それが、まず、大前提なのだが・・・。

 そう、思った。人が、人だけに。

 ところが、彼女がタレントとして所属しているという事務所に、連絡がつかない。さまざまなタレント・芸能事務所の名簿を見たのだが、その名前も、電話番号も載っていない。

 んん?

 その児童養護施設は、彼女がインタビューで答えたところによれば、杉並区にある、定員60名の、女子児童のみ収容しているところだと言う。そこに18歳までいたと言う。

 つまり、10年前までは、いた。少なくとも、その施設は存在したということだ。

 当たった。しらみつぶしに。電話しまくった。

 定員60名。この手の施設としては、大きい方だ。杉並区内の施設は、そう多くない。

 下調べの段階で、女子のみ収容の施設は、どうやら無い、ことが分かった。

 すべてが、男女共に収容していた。

 このオンナ、ウソを言ったな。

 しかし、施設だ。自分の出自を、出来れば知られたくないという意識はあって、しかるべき。フツーの、神経であればだ。

 しかし、彼女はそれを、アピール。むしろ、宣伝、売り出しに使い、選挙戦でも、その過去を前面に押し出して戦っている。

 

 しかし、先に書いたように、10年前にはあったかも知れない。女子のみの施設が。

 中に、女子児童のために、女性職員を募集している施設があった。

 聞いた。

 「いや、今も以前も、ウチは男女共に、収容しています。10年前? ハイ、その時もそうです。20年前も、ハイ、同様です」

 「他に、女子だけ?・・・・・聞いたこと、ありませんねえ」

 他の施設でも、「知らない」「聞いたことも、無い」と言う答えばかり。

 意外だったのが、施設どうし、横の緊密なつながり、連絡が気薄だったこと。そして、鬼畜のドラマを、見ている人が少なかったこと。

 忙しく、児童の世話に時間を費やすのが、精一杯。いかに、子供1人1人のことを考えているか?が、どこからも、伝わってきた。

 立川明日香のいう「されたこと」を伝えると、一様に驚いていた。

 「そんなこと、するわけがない」 「ありえない」

 数年に一度か、そういうことが、全国どこかで発覚する。それを、「とても残念に思う」と、言う。

 杉並区に、女児のみ収容している、定員60人の児童養護施設は、過去も現在も、無かった!

 オンナ版、佐村河内守か? というのは、嘘つきだという意味も含めてだ。

 しかし、まだ、調べた。

 というのも、児童養護施設に、それぞれの「事情」を抱えて入所させることが出来る権限があるのは、東京で言うなら、それぞれの区にある「児童相談所」の職員。

 誰もが、勝手に出来ない。

 ならばと、「杉並区児童相談所」へと、連絡を入れた。

 「女の子だけ? 杉並区で? 私も長いことやっていますが、そんな施設は無いと思います。記憶もありません。元は女児だけで、今は男女共に入れているというところもありません」

 とは言われたが、改めて記録も見てもらった。

 やはり、皆無だった。

 では、と、もろに個人情報の壁がそびえ立っていることを承知の上で、あえて、事情を話し、聞いてみた。

 10年前、いや、20年前でも構いませんが、「半澤優子」という子が、区内のどこかの、男女が共に入っている施設にいたという記録や記載がありませんか?

 「・・・・・・事情は、わからないこともありませんが、お教え出来ません。いたとも、いなかったともです」

 う~ん。

 では、杉並区以外で、女児だけ収容している施設は聞いたこと、ありませんか?

 「聞いたことも、記憶もありませんが、それほどまでにおっしゃるのでしたら、都の私どもの管理をしている部署をお教えしますよ」

 お願いします!

 すべてを、調べ尽くす、私のやり方。

 教えられた、東京都福祉保健局少子社会対策部育成支援課児童施設係という、長~~~~~~い名称の所へと、連絡を入れた。

 もう、一気呵成。

 「女子だけ? 聞いたことありませんね」

 でも、今は何らかの事情で閉鎖されたものの、かつてあった所とか? 調べて戴けませんか?

 「・・・・・・わかりました」

 では、10分後に改めてお電話しますので、調べておいて戴けますか?

 「わかりました」

 やれやれ、立川明日香なるオンナのウソを暴くには、手間暇かかるわい。

 さて、再び、電話。

 「ハイ。無いですね。ただ・・」

 ただ?

 「一か所、昔、女子だけだったという施設があったみたいで・・」

 ん? それは、どこですか?

 「一応、お知らせしますね」

 それは、北区の赤羽にある施設だった。キリスト教の教えから創立され、かつては、なんと、あのマイケル・ジャクソンが、来日したおり、秘かに訪問し、児童たちと楽しいひとときを過ごしたところ。

 答えは、あっけないものだった。

 「当初から、男のお子さん、女のお子さん。どちらもお預かりして、お育てしております」

 もちろん、半澤優子のことは、調べて戴けなかった。

 それにしても、どうしてこんな調べれば分かるウソをつくのであろう、「立川明日香」なるオンナは!

 自らの、詳しく正しい出自を隠したいがために、このような大ウソをついたのだろうか?

 しかし、知識はある。多少、男女ともに入っているどこかの施設にいたのかも?しれない。

 彼女にとっては厳しかった施設に。それも、東京都内ではない施設に。それとも、佐村河内守のように、他人に聞いたハナシを、自分が経験したかのようにしゃべっているのかも知れない。施設の規則や、日々の生活ぶりを。

 彼女が行ったと自称する高校は、すでに閉校になっていた。 その名は、東京都立四谷商業高校。

 今となっては、本当に在籍していたのか、どうか?も、調べにくい。

 名称こそ「四谷」だが、高校があった場所は、中野区の鷺ノ宮。偏差値も低く、並みの成績の中学生なら、充分に合格出来る高校であった。定時制も併設されている。

 確かに、杉並区の施設からなら通いやすい。

 もし、本当にいたのなら、男女ともにいた施設と思われる。ウソをついたのは、施設名を隠したかったからか?

 施設に居る子は、寄り道して帰ってはいけない

 もう、そのことからして「明日、ママがいない」は、デタラメ。よく外出。おまけに、きれいな洋服、着まくって(笑)

 そして、もっともありえないことは、叩いたり、いつも恫喝しまくる以上に、児童のココに入ったいきさつや、それまでのその子の家庭の事情を、施設の職員が、ベラベラ、他の児童にしゃべってしまうこと。

 「絶対にありえない!」 「絶対に、してはいけないことです!」

 どの施設の職員も、児童相談所の職員も、そして、長~~~~い都の部署の係の職員も、完全否定し、怒った。

 子供のプライバシーは、どんなことがあっても守り抜くのが、鉄則。そんな大事で秘めたことを、ドラマでは、ベラベラ、ベラベラ。

 いくら、ストーリーや、あらすじを分かりやすくするためであっても、これは、ひどい、ありえない、デタラメの極みだ。

 やむなく入れる親にしても、子供にしても、施設でバラされては、たまったもんじゃない!

 入れたくなくなる。

 今回の取材の過程で、他の児童の事情を、どんなことが有っても話さないのは、もちろんのこと、児童同士でも、将来のことも考え、互いの名字は教えない、とさらに詳しいことが分かった。

 もちろん、あだ名で呼び合うことも、ありえない

 名前だけ教え合い、「・・・ちゃん」 「・・・・さん」とだけ、呼ばせる仕組みにしている。

 そこまで、細心の注意を払うなど、配慮をしているのだ。ましてや、里子先の、「値踏み」なども、あり得ない。

 ところが、次回では、今度は職員同士が、児童のプライバシーをしゃべりまくり、それを児童が聞いてしまうという。

 もはや、ひどいデタラメの極地。

 ちなみに、「松田沙也」の脚本の手直しも、撮影済みの分の取り直しも、一切していない。

 さらに踏み込んで取材して、その無神経さにあきれ果てた。

 そして、この「立川明日香」の、無神経さにも、あきれ果てた。

 彼女なりの、「証明」のつもり、だったのだろうか?

 白い洋館の前の広い庭に、幼児から高3までか、彼女も含め、17人もの女の子が、上下に並んでの記念撮影写真を公開・披瀝しているのだ。

 16人の顔に、モザイクも、ぼかしも入れていない。

 16人、その1人1人に、「あなたの顔、写っているけど、公開しても良いですか?」と、承諾をとったのだろうか?

 やらせの集合写真なら、まだいいが、もし本当に当時入所していた子の、里子も含め、それぞれの将来を考えたら、そのような写真は、世に出せないはず。

 この他人への、配慮の無さ、無神経さ。

 見て、背中が凍りついた。

 まるで、「明日、ママがいない」に、そっくり。

 このオンナに、例え養護施設に入っていたとしても、そのことについて、話す資格は、カケラも無い!

 ましてや、自己保身の、ウソつきには!

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 何一つ、当初の方針を変える事無く、日本テレビは、突っ走っている。

 抗議、訂正、謝罪、配慮を求める声を、あざ笑うかのように。

 こう言ってのけている。

 「もし、自傷行為をしたという児童がいたというのであれば、喪心より・・・」

 「そういう事実があるのであれば・・・」

 但し書きつき、謝罪の1片も無い。

 ハナっから、そういう事実を、疑っている。

 で、自らその確認と調査にも乗り出さない。その気持ちも、無い。全て、無視。

 日本テレビが、よくやる手法だ。

 警察発表モノは、そのまま鵜呑みにして「事実」として垂れ流すくせに、例えば、身内の犯罪発覚。

 みのもんたの次男の、御法川雄斗が逮捕されたとき、その容疑について「事実ならば」と、コロリと一転、疑う。

 この、デタラメなご都合主義。

 これが、日本テレビのいう「コンプライアンス」なるシロモノか・・・・

 全国児童養護施設協議会に、一片の文書を、ギリギリ2月4日になって持参し、現われた1人が、「日本テレビ コンプライアンス推進室 兼 法務部長 兼 個人情報対応事務局長」の、中井孔人(なりと)。

 彼は、恥ずかしくないのだろうか?

 日大の文理学部などで、学生相手にハナシをしているようだが。

 番組企画当初から、変わったことと言えば、10回連続の放送予定だったのが、1回減って、9回になったことだけ。

 あとは、何一つ変わっていない。

 コマーシャルなど、無くても、厚顔無恥にも、突っ走り続ける!

 東京外国語大学トリオの、強固な結束は、放送終了まで続く!

 入所児童の心と境遇を、ズタズタに切り裂きながら・・・・

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 2月16日(日) 深夜午前1時20分から、以下のドキュメンタリー番組が、なんと、日本テレビ系列で、放送される。

 番組名は、「NNNドキュメント 僕は里子です。18歳、みんなに伝えたい想い」

 取材をしなかった「松田沙也」はもちろんのこと、父の大江教授、野島伸司、大久保好男以下、鬼畜の番組に関わったスタッフ全員に、是非とも見て欲しい。

 少しは、自分たちが、いかにデタラメな、児童を傷つけまくったドラマを作り続けているかに、気付くことだろう。

 制作が日本テレビというのは、なんとも皮肉だが・・・・

 

 


くだらねえ! あまりにも「地域発」は、駄作&堕作過ぎる! NHK 北海道発 スペシャルドラマもだ

2014-02-01 23:06:29 | テレビ番組

 またかよお~!! ど~して、こんな愚にもつかないテレビ ドラマを、次々と平気で作れるんだろう?・・・・・、天下のNHKとも、あろうものが!

どれだけ、しつこくスポット・番組コマーシャルを流しても、依然として、全作が、ヒトケタ台という、極めて低視聴率。恥ずかしくてか、メンツか、NHKは、絶対に公表しないが・・・・

 

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 と、まずは、アタマ書き出し5行たらず、打って・・・・・・止めたのが、丁度11か月前のこと。

 続きを打っていこうと、思い立ったものの、ふと、くだらないドラマについて、記事化するのも、な~んだか、時間のムダ。そう、思った。

 ところが、このNHKの全国各地に点在する「道府県」の地方局がつくっている、その名も「地域発ドラマ」は、その後も、続々と作られ、そして、垂れ流しされている。

 地方のディレクターにも、ヤル気を起こさせるために。そこに、受信料を仕方なく払い続けている、視聴者のことは、念頭に無い!

 とはいうものの、一応、タイマー録画をかけておき、あとで、BS、地上波、共に、後から見ていた。

 つい最近の、千葉発「菜の花ラインに乗りかえて」も、そう。

 長野発「木曽オリオン」 滋賀発「田上トパーズ」 鳥取発「ちょつとはダラズに」 なども、ど~しょうも無いシロモノの、一言に尽きる。

 そのほか、タイトルに打った北海道発のドラマにしても、一体、スタッフは、「地域」発という意味を、どう考えているのだろう?

 本当に、本気で、こんな「地域」に根ざしていない、「こんな人たち、ここらに居ない!」、「絶対に居ない!」と言われる空疎で陳腐なドラマを、「地域発」と、銘打って送り出して、恥ずかしくないのだろうか?

 地域を、胸張って歩けるのだろうか?

 何よりの実証として、その道府県の視聴率が、他地域と同じく、極めて低いままなのだ。

 二けた超えたモノが、1本も無い。

 「視聴率」。

 むろん、すべてにおいて、現実を反映した、極めて正確とは言い難いが、しかし、測る小さな通信機械が、テレビの横や、上下にセットされている家庭が、実際に存在することは、事実。

 そのことは、ある有名な民放局のドラマ・プロデューサーと、かつて、話していて、聞かされたこともある。

 ただし、留守録したタイマー録画したものを、再生して視聴した番組については、カウントされない。

 あくまで、番組が放送されている、その時、俗に言うリアルタイムで視聴した番組が、カウンターに記録され、観ている年代と、男女別の色分けと共に、自動送信される。

 かつては、3社が、あった。

 で、面白いことに、各社のはじき出された数字が、番組ごとにすべて違った。ときには、A社がヒトケタ。B社が二ケタな~んてコトは、ザラ。倍違う数字。

 はあ? なもんで、テレビ局のディレクターやプロデューサーは、その中間をとって、判断していたことが多かった

 今は、1社。それも、行ってみたり、調べたりして分かったのだが、大手広告代理店の「電通」と、深い関わりがある。

 それだけは、ここで書いておく。

 ちなみに、たった1度だけ、その機械を見せてもらったことがある。

 で、NHK。

 ココ、あらゆるテレビ局のなかで、一番、群を抜いて視聴率を気にしている。局としても、個人の制作マンも。一番、気にもしていないように装っているが・・・・

 コレも、実際に数多くの職員に聞いた結果、書けること、言えること。

 その結果、ここ15年ほど前から、あらゆる番組に、自局番組宣伝を盛り込むようになった。

 それはもう、年々露骨になっていっている。

 テレビ番組制作会社の団体である、「ATP」で、統計を採っているいるベテラン職員も、10年ほど前、私にハッキリと言った。

 「コマーシャルの多い局? それはもう、ダントツに、NHK! おそらく、これからもっと増やすんじゃないかな~。もう、はたから見てても、必死だもん」 

 で、ホントにその通りになっていったのは、ご存じの通りだ。

 番組を2分削って、そこにチカラを入れている番組の広告をはめ込むのは、いつもの手口。

 特に、もくろみ通りには視聴率が上がらない、朝の連ドラや、大河ドラマの、はめ込み方は、もはや、なりふり構わぬ異常ぶりを、呈している。

 この「地域発」も、同様だ。

 だが、低迷。マスコミで、話題にもならない。ぶざま、あわれ、に尽きる。

 上記の一連のドラマ。脚本そのものが、つたない出来でしかない。

 殆んどのストーリーの軸が、東京や大都会で、夢破れて失敗。挫折感を胸に、とりあえず故郷に戻るか、何気なくたどり着いた町で、生活を始める。

 地元の人や、周囲の人達に温かく迎え入れられ・・・・再起をはたしてゆく。

 てなもん。

 まるで、微差こそあれ、同じパターン。バカバカしいほど、同じパターン。

 地方局の、ディレクターや、プロデューサーが、地域差能力が皆無、無能と思えば、いい。

 ところが、地域発と、うたっておきながら、

 1) その地域に長く住みついている、実家の親や、祖父祖母、友人、知人、元カレ、元カノ、近所や、周りの人達、すべてが、殆んど会話が、ヒョ~ジュン語。

 たまに、クチにする方言が、ウソっぽく、デタラメ

 例えば、そこいら辺の人間が、面白おかしく関西弁をしゃべる。その程度のもんです。どの「地域発」も。

 イントネーションが違う。訛り方が違う。テニオハが、違う。

 

 あるべきセリフの、基本中の基本が、こうデタラメでは・・・

 いくら、「ドラマ」といえども、根底がこのザマでは、信ぴょう性が疑われる。

 

 安易な、制作姿勢。放言指導を、ちょこっとやっただけで、良しとしてしまっている。

 

 地元の人が見たら、おかしいのに・・・・

 

 2) そうなる原因。俳優が、東京からの、大挙落下傘部隊だからだ

 付け焼刃の、方言イントネーションの、ビミョーな、100%デタラメ・セリフ。

 誰が見ても、その地域に、そんな人達、1人もいない!

 そう言い切れる面々ばかり。まるで、行きづりの、観光客。

 なぜ、先に俳優ありき、なのか?

 「地域発」と、押し出して置きながら、その地域・地方と、縁もゆかりも無い俳優を、必ず起用しなければならない掟でも、あるのだろうか?

 それも、若手の、演技力がまだまだのタレントばっかり起用している。

 かつて、こんな逸話があります。

 大滝秀治という名優がおりました。

 舞台俳優としては、実力がありましたが、テレビドラマの、話しが舞い込んだ。ましてや、主演。

 脚本は、倉本聰。

 舞台は、北海道南部の町にある、とある駐在所という設定。

 大滝の性格で、気負いがあったとはいえ、そこの「地域」の風土、慣習、気候、たたずまい、人々の暮らしを、身に付けようと、なんと、函館にアパートを借り、丸1か月間、そこで暮らし、歩き回り、言葉をはじめ、すべてを知ろうとした。

 地元の人が身に付けていた古着を欲しがり、奪うようにして、もらってしまった。

 倉本いわく、「まるで追いはぎ」のように。

 そして、「うちのホンカン」という、誰もが納得する、今も色あせない名作が、作られ続けた。

 今から、40年も前のハナシです。

 ドラマは、大好評。すべてにおいて、「自然」でした。地元、地域に、身も心も、馴染んでいたことは、言うまでもありません。

 そこまでしろ、させろ、とは言わない。する俳優を、育ててみろ、とは言いたいが。

 しかし、あまりの安易な制作姿勢には、視聴者、とりわけ「地域」の視聴者を、バカにしているとしか、思えない。

 3) 何気ない風土すら、画面に滲んでこない

 全国各地を、実は連載記事の取材も兼ねて、7年間ほど、北は北海道から、南は九州鹿児島の半島の先まで、旅を重ねてきたことが、ある。

 元々、方言は、中学時代から関心があったこともあり、その地域、地方なりの風土が、歩いて、今も確実に息づいていることが、身をもって感じられた。

 それが、ドラマに、カケラも写りこまない。

 写すのは、お祭り、観光地、有名物産という、おバカな安易さ

 人集めて、無理やり再現させる。季節外れのお祭りを。タダの地元民のエキストラをかき集めて・・・・

 迷惑、このうえない。

 テレビに映る・・・かも知れない、という幻の期待感を持たせて。

 ひどい、地域に住む人を馬鹿にした、制作手口。

 コレが、今も繰り広げられている。

 

 4) 地元で、生活し、仕事しながら劇団活動をしている役者を起用したほうが、良い。

 えっ! そんな大胆な! と、驚く、番組制作スタッフがいるかも知れない。

 だが、どうせ、現実に、地域発ドラマは、すべて超低視聴率のまま。

  くだらぬ、メイキング映像を付けることをしたところで、まったく新味は、無い。

 もう、出来上がってしまって、あとは、放送されるのを待つだけというシロモノが控えているようだが、それらは、垂れ流すしかない。

 だが、これから作るものは、今まで書いてきた物を、すべて身に備えている、地元劇団の俳優から、オーデションやるなり、他薦、自薦で、脇役に至る迄、選び、作ってみたほうが、今までの駄作・愚作より、良いモノ、リアリティ滲むものが、出来るはずだ。

 なかには、演技の上手い、自然な演技が出来る「生活俳優」が、いるはず。

 どうせ、今まで、クズみたいな数字しか、稼いでこれなかった、無駄遣い「地域発」。

 ならば、地元の人を、慣れぬドラマ作りのせいで、エキストラとして何時間も待たせ、何回もやらせた愚も、減る。

 それしか、打開策はありえない。

 そう、断定出来る。

世を騒がせている、おバカで、愚かな、新会長の、籾井勝人(もみい・かつと)

 まずは、”怪長”の出身地である、九州の筑豊の地に根差したモノを作らせてみたら、どうか?

 今までの、作り方で出来上がってきたら、言うかも。

 「こりやあ、ダメだ。デタラメだ。筑豊では、そんなしゃべり方、せん! それに、あの町には、娼婦がいたばい!」

 大英断できるかなあ?