goo blog サービス終了のお知らせ 

DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

原民喜(1905-1951)「碑銘」(1951年)

2016-12-31 09:50:55 | 日記
 碑銘

遠き日の石に刻み
    砂に影おち
崩れ墜つ 天地のまなか
一輪の花の幻

《感想》
詩人は、彼より先に(1944年)亡くなった妻の幻を、「花」に見ると、かつて記した。
この詩は、純愛詩である。
1945年、彼は、広島にいて、原子爆弾に被爆する。爆心地から1.2kmだったが、奇跡的にほとんど無傷だった。
「崩れ墜つ/天地」は、原爆投下のことである。
詩人の心を占めた二つのものは、遠き日の「崩れ墜つ/天地」と「一輪の花の幻」だった。
この詩を友人に送った翌年、1951年、詩人は自殺した。          
  
 THE INSCRIPTION OF A GRAVESTONE

On the remote old day, carving stone, casting shadows on sand, the sky and the ground collapsed.
Exactly in the center, there was a phantom of one flower.
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 会田綱雄(1914 -1990)「鴨... | TOP | 再び後悔しないよう、細心の... »
最新の画像もっと見る

post a comment

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 日記