草原
露の草原
はだしでゆけば、
足があおあお染まるよな。
草のにおいもうつるよな。
草になるまで
あるいてゆけば、
私のかおはうつくしい、
お花になって、咲くだろう。
《感想1》
前半は、現実の話。露の草原を裸足で行けば、草の緑の液で、足が少し緑色になる。また草の匂いがうつる。
今は普段、靴を履くので、裸足で草原を歩いたら、足にケガをする。しかし、詩人の時代には子供は、おそらく裸足で遊んでいたから大丈夫だったろう。
《感想2》
後半は想像世界。草原を歩くうち、草の緑色が足から、やがて私の全身にうつり、匂いもうつり、私は草になる。
美しい花が咲く草に、自分がなったら、自分にも花が咲いて、自分の顔は、おそらく美しい花に相当する。
《感想3》
しかし、自分が、地味で目立たない花しか咲かない草になったら、自分の顔も、地味で目立たない。
オオバコの花は、地味で目立たない。
メヒシバは、イネ科の雑草で、花はゴミのよう。ただし、よく見れば、かわいくもある。
《感想4》
詩人は地味で目立たない花になりたいと思わない。「うつくしいお花」に詩人はなりたいのだ。
A GRASS FIELD
A grass field is full of drops of dew. I walk there with bare feet all the way.
My feet become really green, and come to have the scent of grass.
If I continue to walk until I become a grass, my face becomes a beautifull flower in full bloom.
露の草原
はだしでゆけば、
足があおあお染まるよな。
草のにおいもうつるよな。
草になるまで
あるいてゆけば、
私のかおはうつくしい、
お花になって、咲くだろう。
《感想1》
前半は、現実の話。露の草原を裸足で行けば、草の緑の液で、足が少し緑色になる。また草の匂いがうつる。
今は普段、靴を履くので、裸足で草原を歩いたら、足にケガをする。しかし、詩人の時代には子供は、おそらく裸足で遊んでいたから大丈夫だったろう。
《感想2》
後半は想像世界。草原を歩くうち、草の緑色が足から、やがて私の全身にうつり、匂いもうつり、私は草になる。
美しい花が咲く草に、自分がなったら、自分にも花が咲いて、自分の顔は、おそらく美しい花に相当する。
《感想3》
しかし、自分が、地味で目立たない花しか咲かない草になったら、自分の顔も、地味で目立たない。
オオバコの花は、地味で目立たない。
メヒシバは、イネ科の雑草で、花はゴミのよう。ただし、よく見れば、かわいくもある。
《感想4》
詩人は地味で目立たない花になりたいと思わない。「うつくしいお花」に詩人はなりたいのだ。
A GRASS FIELD
A grass field is full of drops of dew. I walk there with bare feet all the way.
My feet become really green, and come to have the scent of grass.
If I continue to walk until I become a grass, my face becomes a beautifull flower in full bloom.