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清少納言(966?-1025?)『枕草子』(1001?)「遠くて近きもの」(162段):極楽、舟の道、人の仲!

2019-06-27 21:06:51 | 日記
 「遠くて近きもの」 It's far away, but it's near.

極楽。 The Buddhist paradise.
舟の道。 Going by ship.
人の仲。 The relation between a man and a woman.

《感想1》極楽は西方(サイホウ)十万億土(ジュウマンオクド)の彼方にある。そこに阿弥陀仏がおわす。一心に阿弥陀仏にすがれば(念仏!)必ず阿弥陀仏が救ってくださる。極楽は、この上なく遠いが近い。
《感想2》平安時代、遠くに行くのは普通、舟である。水運(舟の道)が、遠い場所を近くする。陸路は困難で危険、また時間がかかる。
《感想3》1000年前の清少納言の時代から「遠くて近きは男女の仲」だった。そもそも『枕の草子』のこの段が諺の出典だ。
《感想3ー2》有性生殖は、遺伝子の新たな組み合わせを持つ個体が生まれ、種全体として適応力が高まる。人間は有性生殖だ。
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