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池田晶子『知ることより考えること』第2章「悪いものは悪い」(★16-19):「見せかけ」でよい!「金持ちになりたい」と言う子供!「人間」は「奇怪」だ!「アンチエイジング」でサルになる!

2025-07-22 12:44:38 | 日記
※池田晶子(1960-)『知ることより考えること』2006年(46歳)新潮社
★16「思わせ人生」:「他人」に「思わせる」ことを生きがいとする場合、「自分の人生を生きていない」!
☆他人に「頭がよい」と「思わせる」ための「ハウツー」。つまり「見せかけ」でよいとする。「他人」に「思わせる」ための「ハウツー」。「他人」に「思わせる」ことを生きがいとする場合、「『自分の人生』を生きていない」。(54-56頁)

★17「『お金を稼ぐ』と言う子供」:「夢」でなく「欲望」を語る子供!
☆「お金はあればいい」。「普通に暮らせれば、それでいい。」(57頁)
☆「金持ちになりたい」という子供は可愛くない。それは「夢」でなく「欲望」だからだ。(58頁)
☆「お金持ち」になったって、「死ぬ」という「人生の謎」はどうせ解けない。(59頁)
《感想》「お金はあればいい」と池田晶子が簡単に言うが、多くの人にとっては「お金がない」から大変なのだ。「お金がなく」て「普通に暮らせない」のが大変なのだ。

★18「毒薬少女に思う」:「説明できないもの」、「わからないもの」に対する根源的な恐怖!
☆毒薬を母親に飲ませて病状が悪化してゆくのを観察し、その様子をネットで報告していた少女。だが「人間」は「奇怪」なものだ。そして人は「ありきたりの解釈」で納得する。例えば(a)「家庭環境」、(b)「時代状況」、(c)「脳の器質的欠陥」、(d)「何じゃら症候群の何じゃら障害」など。「説明できないもの」、「わからないもの」に対する「根源的な恐怖」がそうさせる。(60-62頁)

★19「恐怖のアンチエイジング」:アンチエイジングで「サル」になる!
☆「老いを拒絶し、知恵のないまま、若さにしがみつく」のは「サル」のようなものだ。「アンチエイジングで『サル』になる」。(63-65頁)
☆動物は「死」を恐怖しない。「ものを考えない」からである。アンチエイジングする「百歳の猿人類」は「ものを考える」ことをやめて、「死を恐怖しなくなる」かもしれない。(65頁)
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