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特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」東京国立博物館   2019/04/02

2019-04-08 17:43:32 | 日記
(1)
唐で密教を学び帰国した空海が、823年真言密教の根本道場としたのが東寺(教王護国寺)だ。この特別展では、講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、国宝11体と重文4体、合計15体が出品されている。(下記のうち大日如来、金剛波羅密菩薩、不動明王、広目天、多聞天、梵天が未出品。)
(2)
如来部が、全体の中央に位置する。講堂の本尊となる大日如来を中心に、阿閦(シュク)如来,不空成就如来,宝生如来,阿弥陀如来。(すべて重文)合わせて五智如来と呼ばれる。
(3)
菩薩部は、東側に位置する。中央に金剛波羅密菩薩、周囲に金剛薩埵(サッタ),金剛宝,金剛法,金剛業の四菩薩。(すべて国宝。)
(4)
明王部は、西側に位置する。不動明王を中心に降三世(ゴウザンゼ),軍荼利(グンダリ),大威徳,金剛夜叉が周囲を固める。(すべて国宝。)
(5)
天部は持国天、増長天、広目天、多聞天(以上、四天王)、梵天、帝釈天。(すべて国宝。)

《感想》
宇宙の真理を、仏教(真言密教)を通して知った空海は偉大な人だ。頭脳も天才的。「この世の一切を遍く照らす最上の者」(=大日如来)を意味する遍照金剛(ヘンジョウコンゴウ)の灌頂名をもつ。嵯峨天皇の勅命で中務省に勤務するなど文章作成能力抜群。また土木知識もありレオナルド・ダ・ヴィンチのような万能人だ。

《参考》東寺講堂・立体曼荼羅


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