DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

清少納言(966?-1025?)『枕草子』(1001?):①「心ときめきするもの」、②「過ぎにしかた恋しきもの」、③「心ゆくもの」(胸がすっとして気持のいいもの)!

2020-01-15 21:18:21 | 日記
(1)「心ときめきするもの」(26段)
「心ときめきするもの」を清少納言は色々あげる。「髪を洗い、お化粧をしてかおり高く香のしみた着物など着た時の気持ち」もその一つだ。「別段見る人も居ない所でも、自分の心の中だけはやはりはずんだ気持ちになる」という。《感想》化粧し装うのは「晴れ」の場への移行!「晴れやかさ」は人の幸せの一つだ。人に見せるためにだけ化粧し装うのでない。
(2)「過ぎにしかた恋しきもの」(27段)
「お人形遊びの道具類。」《感想》子供の頃、清少納言もお人形遊びをしたのだ。幸せな子供時代!
「二藍(フタアイ)や葡萄染め(エビゾメ)などのきれじが、ぺちゃんこになって本の中などにはさまっているのを見つけた時。」《感想》おそらくしおりだ。清少納言は本をよく読んだのだ。
「去年使った夏扇。」《感想》幸せな過去は懐かしい。不幸な過去は思い出したくもない。悪夢だ。
(3)「心ゆくもの」(28段)
胸がすっとして気持のいいのは、例えば「見物の帰りに、車から衣装を派手におし出して、車副(クルマゾイ)の家来たちが大勢つき従って、牛の扱いの巧みな牛飼いが景気よく車を走らせた」時だと清少納言は言う。《感想》人を圧倒する喜び!富・権力・腕力、なんでもいいのだ。彼女はかっこいいのが好きだ。
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