魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

古酒オファーと古いヴィンテージチャート

2014年04月08日 | ワイン ~2019年
古酒のオファーが来た。


それがとんでもない年で、かなり古いのがゴチャゴチャでいっぱいだった。
安めではあるのだけれど、怪しげなワインたちばかりだった。
いくら私がワインマニアだとて、そこまで古いヴィンテージの詳細なんて知らないよー。


・・・・・そこで資料を引っ張り出してみたら、こんなのが出てきました。

ヴィンテージチャートです。が、相当昔のまで載っている!
(20点満点式です)


みなさんもこんな古い情報はあまり見かけないんじゃないでしょうか。






1900年まで載っているという凄まじいチャートです。
でも古酒は結局、1本1本ばくちなので何とも言い難いのですけどね。

今回のオファーで上手くいくつかでも入荷できれば、お手軽な古酒の会が出来ると
思います。

古酒というタイムマシンでどんな楽しみが待っているのでしょうか。
でも入荷できるかどうか、まったく分からないのであまり期待しないでください。



ちなみにこの古酒のワインリストは、ワインをお買い上げの方で欲しい方にはサービス
で差し上げようかと思っております。ご希望の方はお申し出ください。
(ネットでもなかなか見つけられない内容です)



さて、そんな今夜はこれ。






2011 マグナ シラーズ
  (アルゼンチン、シラーズ種、赤、千円台半ば)


香りは凝縮したカシス、プラム、ブラックチェリーなどのベリー、ミネラルや日陰
の植物、革など。

味わいは濃いですが、そんなに重たくはありません。やや沈んだ感じのメルロ種を
思わせる風味の中に、明るさとスパイシーさが煌めきます。
タンニンもしっかり、酸も若く生き生きとして寄り添っています。
価格的にはこの程度で十分でしょう。もっと重たく、地を這うパターンはお高いの
を探すしかありませんが、この価格ではコスパは良いと感じます。


ああ、怪しい古酒を飲んでみたい。そんな気がしてきました。


コメント
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