広葉樹の転倒
杉の転倒
頼成の森の地質は新第三紀泥岩で、地質年代的には比較的新しい地層です。
泥岩は柔らかいが、木の根が進入できるほど柔らかくはない。
泥岩の風化は岩盤から突然、泥に変化する特徴がある。
この泥は浸食されやすく、風化土層は浅くなる。
頼成の森の樹木の多くは、この浅い土層に根を張っている。
根の強度は、広葉樹、針葉樹の区別よりも、土層の厚さが耐力を決定すると言える。
このため、4月3日の強風では広葉樹、針葉樹とも転倒した。
ただ、湿潤地の土層を好む杉が、より多くの被害を受けたといえる。
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