King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

正月は映画館へ『アバター』

2010年01月01日 23時14分05秒 | 映画
これはいつもの元旦恒例行事。

アバターは予告編や広告を見ているときには、
またフルCGの作った絵のSFが出たのか程度の興味
で、見る気もしませんでした。

しかし、巨匠ジェームスキャメロンの次の映画は、
今までと違っていたのです。

巨匠自身が語るNHKの特集などを見るうちこれは見なければ
ということになりました。

でも、3Dというのはこれといって珍しくもないのです。

というのも、東京ディズニーランドができたばかりの時から
アトラクションにメガネを掛けて見る3Dものはあり、郊外の
アウトレットなどに3Dシアターができて巨大画面を特別プログラム
でみるというものはありました。

マイケルジョーダンの映画など二度も見てしまいました。

そんな20年にわたる映像の実績があり、何が珍しいのかという
気もしましたが、先のテレビで監督が語るには、昔白黒からカラー
になったように、もう後戻りはできなくなるだろうという説明に
そんなに違うのかということになり、それなら見てみようとなった
のです。

熊谷のワーナーマイカルで見ましたが、ネットで調べたら時間が
2時からあるのは吹き替え版のみです。

でも考えたら3D画面の字幕を読むのはかなり苦痛なのではと思い
吹き替え版でいいやと見に行きました。

15分前に着いたのですが、初売りのサティと合わせて駐車場に入る
車が列をなし、いつもの元旦の風景とは違いました。

例年元旦に映画を見ていますが、元旦に映画を見るのは少数派の
はずでした。

いつも空いているのですが、シネコンのフロアーは人で溢れ、目当ての
回は売り切れとなっていました。

次は5時の回です。一時はあきらめ違う物を見ようと思いましたが、
他の映画は皆子供向けか漫画を映画化したようなものばかりで、
見たいものはなく、仕方なく5時の券を買いました。

3Dじゃないアバターも2時からあったのですが、ここにきて目的を
変更するわけいも行きません。

それが最大の売りなのに、わざわざそうじゃないものをやる意味が
解りませんが、ピー子が片目の人には関係ないのと言っていたので
なるほどと思ったりしました。

映像という点ではナビィのつくりが如何にも作り物でリアリティが
ないものの他の兵器や乗り物、植物の絵はすばらしく、ガラスに映って
いる反射映像まで作りこまれていて、これはなかなか手間がかかっていると
感じ入るのです。

さらに、乗り物に乗っているような移動感があり、ながーい180分
という上映時間もあっという間です。

吹き替え版ということもあり、家族連れの雑音や嬌声にうんざり
しますが、きれいな映像世界に入りこんでしまいだんだん気に
ならなくなります。

ストーリーは他愛もなく、訴えるものも弱い気がしますが、
それだけアメリカという国が衰えてきているんだなあという
人々の憧れの国も結局は競争の末、敗者の犠牲の上に成り立つ
虚像のようなものだったことに気付かされます。

テーマや結末は最初で段々解ってしまい、何も目新しさも新基軸
もないのですが、映像世界に浸りそのアトラクションの中で
すごしたという感じがします。

3Dの効果ということでは、銃を客席側に向けてパンするシーン
ではドキッとさせられましたが、ユニバーサルスタジオで
ターミネーターを見た時ほどのドッキリはありません。

飛び出すというより奥行きができるという感覚の方が強いので
もっと大きいスクリーンで見ればまた違った感覚かもしれません。

映画館の説明では、市内唯一の3D施設ということですが、スクリーン
的には狭い感じでした。

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