King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

トランプアジア歴訪で見えたもの

2017年11月12日 23時55分51秒 | 珈琲
NHKは今シーズンのNBAの放送をやめてしまったよう
です。

他のNFLやメジャーリーグはやっているのになぜか
NBAを全くやらないというのは納得いきません。

他の手段を考えてみましたが、それが簡単ではありません。

先日トランプが来て日本に貿易不均衡だから米国の武器を買え
といってきました。

そうすれば北朝鮮のミサイルを撃ち落とせるといいました。

問題は核放棄とミサイル実験の中止ですが、飛んできたミサイル
を迎撃するのはどんな意味があるのでしょう。

それにミサイルを物理的に落とせる攻撃がまたミサイルというのは
どう見ても不可能です。

今までも核武装を画策する国に対して国際社会は様々な手をつくして
来ましたが、それは時に武力による実力行使であり、米が中心に
なり国連の決議もないまま攻撃してきたこともありました。

しかし、それらの戦争がより平和な結果を招いたことはなく、
より多くの難民を生み、人権を踏みにじることになりました。

朝鮮やベトナムといった大戦以降の戦争において武力行使をして
きた米は結果は伴わなくても定期的に大規模な戦闘をし、武器を
開発し同盟国に売りつけてきました。

しかし、それが平和に寄与してきたのでしょうか。

今米の三隻の空母と日本の護衛艦で演習を行っていますが、これは
北朝鮮に対する武力による威嚇ではないのでしょうか。

つまり、憲法違反であるのにこういう行為について国会で質問した
議員はいません。

そもそも米基地の必要性のないことのリスクとあることのリスクと
明らかにして国民が議論することが憲法改正の議論より先にやる
べきことなのではないでしょうか。

そういう話し合いと知恵を出し合うことを避け、武力による解決は
多くの悲劇と不幸を生みだし続けているのになぜそれが避けられないのか
じっくりと検討してみなければなりません。

つまり、なぜいい結果が得られないのに戦争がずっと続いてきたかと
いうことについては分析として米の軍事産業体のせいだと解っています。

それなのに追加で武器を買えといわれれば喜んで買ってしまうのは
他に有効な手段がないか解決のための努力を怠っているからでしょう。

今回の歴訪で、各国の対応は皆国賓以上の格別のおもてなしをした
という共通な形態ながら米の主張に対して全くの同調を示した日本
に対して韓国は対話をしていくべきだといい、中国も対話による解決を
いい、28兆円の資源や農産物の契約を目前でして見せてこれで帰れと
言わんばかりの対応でした。

この歴訪で北朝鮮への軍事攻撃の最終確認のためのものだとの憶測が
あったものの、韓国や中国の反応はより強力な制裁を課す気もなく、
とんだ温度差を感じさせる結果となりました。

となるとただ単に押し売りに来ただけという外交結果を持ち帰ることに
なり何かをなしたのかとなるとより緊張を高め何も解決しないという
失望が募ることになりました。

まあこれは報道されていることから判断できるもので、実際に各国の
首脳とどのような会話がありどういう密約があるかなどは知る由も
ないのです。

北朝鮮のミサイルや核は米の侵略に対する対抗措置だとしていますから
いっそ韓国や日本の基地はグアムまで引いてしまえばよいのでは。

米がより武器を買わせたいのであれば、自国でより防衛能力を持つ
ためにもその方がよいのではないでしょうか。

韓国に米国がいなくなれば北朝鮮もより国民のために予算を使うことが
できるでしょう。

しかし、現行は武力を日本や韓国に集中し今にも攻撃する構えを
崩していません。

現実的には北朝鮮の独裁的トップを武力で排除するという攻撃より
北朝鮮の上空で水素爆弾や中性子爆弾などで人間だけとか電磁パルス
によるデーターやインフラ破壊ということで目的は達せられると
思います。

それなのに現実にイラクやアフガンなどで行った戦争では従来どおり
の武器と兵士を送り込んだ戦争をしてきました。

つまりはそれにより軍事産業の維持と繁栄をもたらし米経済のエンジンと
なってきたからです。

かつて冷戦時代に博士の異常な愛情という映画がありました。

ソ連が全人類滅亡兵器というのを開発してもしソ連に核攻撃をしかけたら
それを打ちますよという兵器を開発してしまったがまだそれを告知する前に
米の狂信者の軍人の反乱で核攻撃が仕掛けられてしまったというものでしたが、
時代は変わり当然核攻撃というのは打ったらおしまいの兵器に変わりはなく、
報復されれば地球上の生命のほとんどが死滅してしまうという打てない兵器と
して知られています。

しかし、当然技術革新は進んでいて打っても打ち返せない一発でおわる
方法は同然開発済みであるはずです。

それを打てばすべて終わりで、今までの武器は売れません。

もちろん他国にも一発で終わりの武器を売ることはできません。

そうなると危機を煽りテロだごろつきだといってあまり力のない
国を攻撃するのが一番いいことになります。

安倍首相も米と完全一致、まるで言いなりのような姿勢ながら自主憲法を
制定するという思想はどこで一致するのでしょうか。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カズオイシグロの『私を離さ... | トップ | 『シンゴジラ』TVでみた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

珈琲」カテゴリの最新記事