King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ファイナル G5 マブス対ヒート

2011年06月10日 21時50分47秒 | バスケ
Thursday, June 9, 20119:00 PM ET
American Airlines Center, Dallas, TX

    1  2  3  4  T
MIA 31 26 22 24 103
DAL 30 30 24 28 112

Arena: American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #17 Joe Crawford, #24 Mike Callahan,
#55 Bill Kennedy
Attendance: 20433
Duration: 2:39

ヒートはやはり守備力、運動能力、攻撃力、全てに
勝っており、誰が見ても勝って当然と思われます。

しかし、今回もマブスに勝利が微笑みます。

前回の先発にバレアを起用。これは、この試合にも
通じる作戦でした。

バレアというのは、ボールを持つとそのまま相手のゴールを
めざし一人でペネトレートしてレイアップを放ちます。

ボールを持つと自分がファーストオプションであり、そのまま
シュートまで行ってしまいます。

周りとか試合を作るなどということは眼中にありません。

ただ、そのとことん攻める姿勢が自然と早いリズムを生みます。

彼に託したのはこのリズム変化とインサイドへの執拗な攻撃
でしょう。

彼のインサイドへのペネトレートもヒートには通じません
でした。

第3試合まで得点できませんでした。

ノビツキに頼りノビツキ一辺倒になる第4Qの攻撃では
第3試合と第4試合の繰り返しになります。

とにかくインサイドを攻めて外からのシュートを打ちやすく
しなくてはなりません。

バレアはひとりでせめてしまうPGとしては失格ですが、まったく
通じなかった切れ込んでシュートもただ入って行って浮かせるだけ
ではブロックされてしまうので、リングとクロスしてリバースで
レイアップしたり、バックボードの高い位置にバンクシュートする
という変化により、インサイドへの攻撃を決めてきました。

そして、外からのノビツキ以外の攻撃もこの試合は決まりました。

ノビツキ一辺倒でなく、ヒートとの点の取り合いでも勝ってしまった
マブス。

戦力では勝っているのにそれを活かせないとしたらそれは作戦の
まずさでしょう。

オフェンスのリズムを変え膠着した雰囲気を変える為、エディハウス
も投入しますが、レイアレン並のクイックリリースでスリーを打ちますが
一発も決まりませんでした。

レイアレンのそばにいて影響を受けたのか、最近はやたら早くうちますが、
決定力ははるかに低下してしまい活躍機会も激減し使用効果もなくなりつつ
あります。

ドウエインウエイドの故障もあり、マイアミに戻ったとしても追い込まれた
ヒートに勝機があるとすれば、それはレブロンの復活しかないでしょう。

トラベリングやダブルドリブルという単純なミスや今までには経験も
ないブロックされたり、止められたりして精神的にも追い込まれていると
思われます。

ヒートは今までダブルチームには来ませんでしたが、この試合では
ゾーン気味に守ったり、ダブルチームにもブロックアウトにも積極的
でした。

しかし、却ってノビツキ以外を意識するマブスには都合よく外からの
シュートを決めやすくしてしまいました。

ウエイドの故障はどの程度なのか、レブロンの調子は戻るのか、
気になりますが、マブスには次の試合で決めてもらいたいとそう
思います。

全米を敵に回しヒールになった男にはそんな結末が似合いそうです。

宿敵セルティックスを破り、進境著しいブルズさえも退けて、やはり
キングと思われていたところその恐ろしいまでの得点力も運動能力を
持ってしてもリングに届かなかったという方が来期の楽しみも増すと
いう物です。

それに引き換えマブスの方は今期が最後だろうと誰もが思うベテラン
揃いですし、故障者もいるし来気も同様に出来るとは考えにくく、
そうすると勝たせて上げたいという気になります。

まあどうなるとしても楽しみな一戦です。





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