King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今月の季節のブレンドは

2019年12月01日 09時29分06秒 | 珈琲

今年の冬は早くからその寒さを感じさせ、例年の12月中頃でもまだ暖かいと

いう感じから先月末にすでに12月下旬の気温の日が何度かありました。それで

より早く冬が来るのではないかと思っていましたが、庭の木の紅葉が真っ盛りの

今冬というよりはまだ秋の風情で風は冷たく冬のようという厄介な感じです。

 

それでも今月の季節のブレンドはこの紅葉の中、いつも通り今年最後を飾る

『第四楽章』です。

 

これは一番どんなブレンドですかと聞かれるものですが、その説明が複雑で長いので

聞く方もあきらめて買っていくというような風情があります。というのは誰もこの季節は

忙しく、買い物や用事は手早く済ませてさっさとうちに帰りたいのです。

 

うちに帰り、このブログの中を検索すればいいことですから、そんな会話となって

しまうのです。ただ、そうするとどんな珈琲豆なんですかという質問をする人は

何を期待しているのかにわかにその期待する答えを逆に聞きたいようにも思います。

しかし、多くの人のおいしい珈琲の定義というのは実は存在していなくて、ただ、

探せば行き会うこともできるという期待で自家焙煎店に訪れているというところがあり、

ガツンと苦くて深い味のものがいいのか、さわやかなスペシャルティの酸味を味わいたい

のかそんなことも予定されていません。

 

しかし、おいしい珈琲を飲みたいという欲求は強く、当店のような見つけづらい店にまで

来店させてしまうのです。

 

そんな中今の季節は実は珈琲は味を増していて実に味わい深くなっています。

それを味わうにはレッドマウンテンやマンデリンのような大粒で深煎りの利く豆を

味わうことがそれを感じやすいのですが、今月のブレンドのテーマはそんなところとは

別にあります。

 

普通においしい味というのもあり、和食のように特に主張するわけでもなくいつも見慣れた

素材が普通に盛り付けられているだけのようなつつましいたたずまいが一口食べると只者で

ない味にびっくりするというものもあります。そんな新鮮な驚きに満ちた一杯は香りから

始まりカップの一口から徐々に始まり飲めば飲むほどその世界に引き込まれその世界が広がる

損な一杯の世界となっています。


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