King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

年末はスカーペッタ『変死体』

2012年01月11日 10時59分17秒 | 読書
この『変死体』は東京駅の本屋で買いました。



毎年クリスマスの頃スカーペッタの新作がでると
いう習慣がたのしみでしたが、新聞の広告も最近は
なく、気にして秩父の本屋では昨年暮れ何度か注意して
ミステリー本の並ぶ本棚の前を何度も通りました。

今年はでないのかと思っていましたが、なんと京都に
旅立つ時に、東京駅の本屋には平積みになっていました。

旅の途中なのでとりあえず上巻だけ買い、新幹線の
車内で読みました。

ホテルでは光量が足りず、読むことはできません
でしたが、今年は中々面白く読むことができました。

物語は愚だ愚だと相変わらず中々進みませんが、今を
感じさせる先進的な事件の現場を感じられます。

そして、スカーペッタが相変わらずの人間関係の中で
悪戦苦闘するのですが、今回はなぜか軍隊の中にいて
死体から出血という危機を迎えます。

死体はしんでいなかったのか。

スカーペッタの戦いが始まるのですが、それが遅々と
して進まずいらいらするのものの、描写や臨場感が
生々しくて今回は引きこまれて読みました。

優秀なスタッフが集まり、積み重ねたキャリアと
実績と得た富により、最新の設備と最高の技術が
集い事件はことごとくきれいに解決されるはず
でした。

なのに、優秀なスタッフや昔からのスタッフは
何かと問題を抱え、いつどういう結末になるのか
読者は心待ちにすることになります。

一年に一度会うスカーペッタ。

今年はよかった。

今年は、新幹線の中でした。そんな年末の旅の
お伴が定番になっているスカーペッタです。この
クオリティがまた続く事を願います。

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