King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『オールユーニードイズキル』鑑賞

2014年07月05日 23時53分52秒 | 映画
土曜の最終回上里ウニクスで観ました。
2Dの字幕版です。
最終回は1300円です。

この時期のスターの最新作ということで、ジョニーデップの
『トランセンデンス』とともにどちらもSFで両方観たかった
のですが、トムクルーズの精力的なキャンペーンなど日本の
市場を大事にしている姿勢やらなんやらを判断してこちら
にしました。

ネットではどちらも評判は散々で見ない方がいいというもの
が多くありました。

そういうネット評は実は逆に楽しめる場合の方が多く、提灯
記事のように書いたブログなどより信用できます。

それでもいろいろなところで聞く内容では、タイムループする
輪に捕らわれてしまいさてどうなるかというものばかりで
物語をどう展開していくのか気にかかりました。

この脚本は日本人のライトノベルが元だと言います。

要はRPGゲームの実写版のようなものです。

SFとしての科学的要素も哲学的アイロニーもなく、ただ
よくある謎の異星人に侵略されていて、地球規模で戦い
勝利するプロセスがゲームのような内容になってしまった
というものです。

主人公のケイジが死ぬとリセットされて、前のセーブポイント
まで戻って繰り返されるのですが、本人は記憶が残っているので
当然少しづつ物語が進められるというわけです。

ゲームの場合はモニター内の自分の分身ですが、自分が
戦場に何度も送り込まれて何度も死んではまた同じことを
繰り返すとしたらかなり落ち込んでしまいます。

いやになってもスイッチを切ることもできずにとにかく少しづつ
レベルを上げて物語を進めなくてはなりません。

これをよくそういう事情を説明しながら何度も繰り返した様子を
実際何度も同じシーンを見せられたら見る方も疲れてしまうので
よくまとめて編集したと思います。

RPGゲームなら行き詰ったらネットで質問したり、雑誌や攻略本を
見て謎をクリアしたり、秘密のアイテムなどを手に入れていくという
ひとりのゲームが実は大勢の仲間と問題を解いている同時対処感
があり、物語の一体感がどれだけあるかも重要な問題になるので
すが、設定的にはよくある異星人が攻めてきて世界中が軍隊を
だして戦うというモンスターにも兵器にも突飛さより意外とあるかも
と思わせる既出感のある兵器や異星人です。

無人機やミサイルが主流ならパワードスーツで歩兵が白兵戦を
するというのはあり得ないし、異星から侵略する科学力があれば
人類を滅亡させるのも簡単なはずです。

とまあじつに現実離れしていてつまらないとみることもできるし、
ゲームみたいなことも実際あるかもと思って戦闘シーンや
アクションを楽しむのも受けとり手の自由です。

この手のゲームで最後はラスボスを倒してクライマックスと
なるのは常套手段です。

となると余りに普通の終わり方でした。

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