King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

To Kill a Mockingbird

2006年02月14日 23時41分28秒 | 日々のこと
アラビアのロレンスとか良い映画が昔はあったんですねえ。
そんな事を感じる最近のNHK-BSのアカデミー賞特集を見ていました。
そして、グレゴリーペックの『To Kill a Mockingbird』はアメリカって
やはりひどい国だということです。
何が正義だ。
この映画で正義としている事が、人と争わないことが、
正しい行いが、みんなまやかしです。正義は恥ずべき行為ではないのです。
真に恥ずかしいことは人間の尊厳を見失って、妥協することです。
グレゴリーペックの弁護士は、子供にけんかを禁じます。何があっても
いけない。しかし、闘わなくてはならない事があると娘が主張すれば、
人の靴を履いて歩け、妥協しろと教えます。
今のアメリカの行いはどうでしょう。正義のため、正しい行いを隠すため
そんな妥協はよいのでしょうか。
モッキンバードは殺していいのでしょうか。
あの善良な黒人は、モッキンバードだったのでしょうか。違うでしょう。
アメリカの法制度は明らかに欠陥だらけです。
リンチとたいして変わらないのです。
昔の映画だからと見過ごせないものを感じました。
これが名画とか名作と感じるなら、今イラクやイランでアメリカがやって
いることも世界でアメリカが演じていることも全て物まね鳥を殺す程度の
ことなんでしょうね。
私は絶対に違うと思うけど。

最後、びっくりしたことはロバートディバルが出ていたことです。
若い。
ロバートディバルと言えばチビというイメージですが、この映画では
2メートルを超えるブー役でした。
そう昔の映画にあれこの人も出ていたのというのは多いのです。
『フレンチコネクション』のロイシャイダーもああ出ていたのかという感じ。
マルコビッチにブラッドピッドやショーンペン、チャーリーシーンがでて
ましたね。
人生を感じるときって、自分で自分の劇場を演じていると感じるよう
な感覚で、盛り上がったり落ち込んだり色々あるわけですが、今の
私の状態も誰が監督で脚本家が誰かは知りませんが、人生を感じ
ます。そんな時に人はどう生きるべきかなんて考えること事態無駄なのか
そんな事を考えます。今日は休みだけど仕事をしてしまいました。
To Kill a Mockingbirdのなかでも、貧しい人々ですが、みんな5時には
仕事をやめて家に帰ってきます。暑い夏は昼寝をします。優雅な
老人たちは、庭に花を育てポーチで一日過ごします。
毎日ぼろぼろになるように働く私達の方がはるかに極貧な生活です。
ブーツをオオツキに出しに行くことはできませんでした。
また小指が痛くなり、とても明日スキーに行く気になれません。
こうやって過ごしたいという気も湧かない。
今開催のオリンピックと同じです。日本勢はぼろぼろ。トリノねえ。
行って見たい。

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