King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『フォックスキャッチャー』鑑賞

2020年07月29日 11時18分13秒 | 映画

予約して置いた『フォックスキャッチャー』を見ました。

するとなんと最後の方がハードディスクの容量不足で尻切れとなっていました。

もともと重苦しい内容の進んでみたい物語でもないのでしたが、結末が解らない

のでは気持ち悪く、当初はBS12で予約したのですが、アマゾンプライムでも配信が

あったので残りはアマゾンにて見ました。

 

さて問題はひかりTVdocomoのテレビセンターはアマゾンプライム未対応ですという

コメント通り、最初は見られていのに最近はエラーになってしまうのです。そんなこと

で不安があったものの携帯のアマゾンプライムで受信してそれをブロードキャストすることで

どうにかテレビの大画面で視聴できました。

 

この映画のあらすじとしてはレスリングのオリンピック米代表で金メダリストの兄弟が

デュポンの支援を受けて人生を狂わされるという本当にあった事件を題材にしており、

大財閥で米を代表する歴史的な財閥の事件であり、ソウルオリンピックという最近のこと

でありながらこの映画を見るまでしらないことであり、悲劇的な結末とあいまって

かなり衝撃的な内容ですが、まあこれは事実だから実名で作られて世界の知ることに

なったわけで日本の公文書でも記録になかったりされてしまう体質と比べて暗部でも

こうも明らかにされてしまうと逆にプライバシーとかもはや存在しないのかという思いも

しないではないのでした。

 

最初はジョンデュポン氏を父のように慕う関係も良好に練習環境の提供や資金提供でよい結果に

向かうかと思わせる描き方でしたが、パーティーに向かうヘリの中でスピーチの練習をする時に

コカインを勧める辺りでコーチでもあるものがこりゃだめだろうというこの先の結末を予想させる

シーンに所詮金持ちの道楽という金で作られたものという側面を見せていくのでした。かつての

親友が実は母からお金を渡されての友情だったとか過去を明かす財閥の吐露もだからといって人の

人生も金で買い変えていいものかなどというのは聞くまでもないことです。

 

しかし、問題はオリンピック選手とスポンサーとか共産圏での対応との差とかではなく、協会という

競技団体が一個人の勝手な振る舞いにないがしろにされてしまうそのお金をだせばできてしまうという

ごりおしの部分なのではないでしょうか。

 

あくまで競技団体は選手と協議環境を守り、一部の勢力や運動メーカーなど企業に介入とか審査制度など

公平に保ち自由な競争を阻害しない環境を提供する義務があるのにそれができなかったというのが一番

問題でそれはオリンピックという競技自体が抱える問題でもあり、開催地や放送権料やら巨額の金が

動くものとなり、さらに政治問題にもテロの標的になってきた歴史とかある中今は世界的疫病の脅威の中

どう開催するのかという問題まであり、その舞台が来年の日本なのですが、もはや中止も妥当な世界情勢

なのにそれを打ち出さない協会は混乱の極地なのではないでしょうか。

コメント
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