King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ワクチン開発と配布と疲れ切った週末

2020年07月26日 17時50分51秒 | 珈琲

最近の店頭の会話で多いのは、いつまでも明けない梅雨と豆の保存の仕方です。

今日のように雨が降ってもむしむしとする暑さで外に出ると汗が出るような日は

珈琲豆も冷蔵庫か冷凍庫に入れてあげないとと思う人がいてそう聞くのです。

 

この時期のアイスコーヒーや深煎りにした豆は焼き上がりで既に油が浮いててかっている

こともあり、人によりこれは古い豆じゃないかとクレームをいただくこともあります。

だから店によってはこの光りというかテカリという状態にしないような焼き方をして

しまうこともあるようです。しかし、ある程度の時間で豆を焼くには爆ぜるころは最大火力で

追い込んで爆ぜたら火力を弱めそのあと重要な味つくりの時間で十分膨らませ味も良いものに

仕上げれば当然表面に油がてかるのもしょうがありません。

 

それだけもともと珈琲豆は色々な成分を含んでおり火力調整により膨らんだり縮んだりしますので、

爆ぜたりもして油も出るものと理解しているファンの方もいてそれが珈琲の表面に浮かんだ時の

感動の光も知っています。

 

数々の誤解を含んだ会話もしますし、何も押し付けるわけではありませんが、あまりに知ったかな

人もいてそれについて会話するよりは体験してもらうというのも一つの当店の方針であり、試飲というのは

最大の武器でもあったわけですが、ここの所のコロナ禍では接触時間を減らすよういわれたり、対面するのも

いけないということなので試飲は不可能というのが現状です。

 

土曜のバスケット練習でも運動するとき以外はマスクの着用やら手指の消毒やら連絡先の登録やらとうるさいので

当然秩父で続いた感染者についても珍しく話題にする人がいました。

ニュースでは英国や米でいくつか有効な薬が出ているとかワクチン開発ができたとかいうニュースもあります。

そんな会話をするのですが、果たしてその治療薬やワクチン開発が今の状況の結末となるのかというのは私は

疑問があります。というのはライ病や結核など20世紀に治療法や原因菌の特定がされ克服した病とされるそれら

の病気はもはやないことのように思っていますが、今でもライ病や結核にかかる人や原因菌は存在しており、

集団感染や大掛かりな感染がないだけで完全克服して消し去ったわけではないのです。それらの病気は人類が

ミイラを作っていた時代からあり、ミイラの体内からその病の痕跡が発見されたり、ライ病の記述が聖書にあったり

します。

 

今では罹らない病気と思っている人もいるようですが、BCGを今でもしていますし、そのワクチンの予防率は

たったの50%なのです。それでも多くの国では予防接種を国民に課して予防し、耐性菌化しないよう対策

したりしています。コロナでもこのように多くの国でワクチンや治療法を持ち対策したという気持ちが

広がり感染者がいなくなることが最終局面と思われていますが実際その前にウィルスの消滅があり、流行の

終局があるかもしれません。物や人が世界をいとも簡単に移動する世の中になってその行動に制約となった

ウィルスですが、20世紀の頃の方がテロやイスラム過激派もなくユーラシア大陸を陸路で横断が可能だった

事を思うと国の事情とか内戦で国家体形が不明とか人種差別とか民族問題とかは今の方が峻烈化している

ように思います。

 

そんなことを感じながらコロナ対策やら情報交換やらしたバスケット練習のあった週末はどっと疲れ

早く寝たのでした。これはスキー旅行して温泉に入ってくたっとなった時以来な感じで、そういえば

スキーに行けませんねとなぜそんなこと今言うのという人もいるので面白いのが人との会話です。

人と向き合わない、人と会話しない、すぐ席を立つといったこんなのが定着しない世界を願うばかりです。

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